
秩父鉄道旅行会も終盤 西武秩父線で帰るところで、レア列車に遭遇

7月の神奈川1団中心の夏合宿その1に続いて、翌週の8月5日からは東京1団の子ども達の夏合宿を行いました。原則1回目と同じ日程ですが、毎回いろいろなことがありまして。。。。
<1日目>
集合時間の10時前にはみんな集合。朝から気合が入っていますね。
改札を抜けて東海道線のホームにあがります。この時間は、踊り子が来たり、常磐線の特急が来たりとなかなか忙しく、子ども達も熱心に見ています。
予定の直通高崎行に乗車。さすがに日曜日なので車内は混んでいましたが、それも大宮を過ぎるところまで。イベントがあるらしくて、さいたま新都心で結構下車する人が多かったですね。
高崎までは2時間半かかりますが、外を見たり、友達と鉄道クイズをしていたりとそれぞれ楽しんでいます。
熊谷を過ぎたあたりから車内でお弁当タイムにします。クロスシートの車両だったので、あまり違和感もなく。
高崎駅ではトイレ休憩後に上越線ホームに降ります。乗車する水上行は、なんと高崎支社で1編成しかないレア車両の「矢絣(やがすり)」柄のラインに変更した211系が充当されています。
この車両は、外装だけでなくて車内の座席にも意匠が施されていて、知っている人は大興奮していました。
上越線を水上駅を目指して北上します。この辺りは利根川の上流にあたり、谷をきれいな水が流れて行きます。地理的には河岸段丘なんかも見られて勉強になるのですが、まだそこまで習っていない子が多かったかな。
水上駅に到着後、矢絣列車前で記念撮影をしました。少し標高は高いはずなのですが、暑いです。しかし今回は少し風があったのでまだ良いかも。
水上駅そばのSL転車台に向かいます。近くで見ると機関車はやはり大きいですね。子ども達を順番に撮ろうとしていたら、時間切れでSLが引き上げ線に行ってしまいました、残念!
こちらも水上駅に戻り、SL列車に乗車します。ここで会長は下見の時から買いたいと言っていた「生どら焼き」をついにゲット。「あんこ」好きな会長は列車の中でおいしそうに2個も食べていたとか。
水上駅では、SLの前でみんなで記念撮影。いよいよSLの旅がスタートです。
今回はかなり車内が混んでいたのと、海外からのお客さんも多かったからか、渋川駅までにワゴンの車内販売は来ませんでした。なのでグッズを手に入れられなかった子は残念がっていました。
乗り換えの渋川駅では、対向の特急「草津」が入線。E257系が使われています。
渋川駅からは吾妻線で小野上温泉駅へ。駅からは徒歩で数分の宿「SUNおのがみ」に向かいます。
宿についたら、宿の方にご挨拶をして、部屋割にそって各自の部屋に。子ども達は大喜びですが、他にも宿泊している方が多いので、要注意です。
夕飯は大広間で。一番楽しい時間ではないでしょうか。お料理も素晴らしく、子ども向けにもアレンジをしていただき、本当にありがとうございました。
この日は、この地区で花火が上がるというので、時間に宿の外で待機していたのですが、花火の音は聞こえるのに、花火が見えません。どうやら今回から打ち上げる場所が変わってしまったようで、宿からは見えませんでした、残念。
この後部屋ごとに分かれてお風呂、そして就寝となります。東京1団の方が低学年の子が多いので、早く寝た子が多かったと思います。
<2日目>
朝からお風呂に行ったり、吾妻線の写真を撮ったりと大騒ぎですが、みんな朝食をしっかり食べて出発です。
吾妻線で新前橋駅へ、乗り換えて高崎駅。
ここでまた違うホームへの3分乗り換えを実施しますが、ホームには高崎駅の駅の方が出てきていただいていて、乗り換えをサポートいただきました。おかげさまで無事に乗りかえることが出来ました。ありがとうございました。
終点の横川駅では、ELSLよこかわ号が停車中。今日は乗る予定はないのですが、ちゃっかりSLの前で記念撮影。
ELは今回はEF64でした。こちらもあまり見ない機関車ですね。やはり出かけると楽しいですね。
横川駅から歩いて「峠の釜めし」荻野屋に移動してお昼ご飯です。ここにきて、この釜めしだけは外せませんね。前回同様に係の方の釜めしの説明を受けてから頂きます。
みんな和気あいあいと食べています。やはり1泊でもすると、子ども達それぞれの距離感が変わるようですね。
食事の後の挨拶は、3人ほど前に率先して出てきてくれました。なかなか頼もしいです。
ここからまた徒歩で「碓氷峠鉄道文化むら」に移動します。先週に比べると、雲が多かったのと、風があって暑い中ではありましたが大分しのぎやすい感じでした。
全体での記念撮影後に、施設内を班ごとに見学します。この鉄道文化むらはとても大きいので、本来は1日~2日かけて見る必要があるのですが、今回は数時間での見学とかなり無理がありますね。
実際の車両がたくさん展示されているのがやはり見どころです。
会場には、地域のボランティアの方もいらして、子ども達に乗車券のプレゼントと入鋏のパフォーマンスをしていただきました。みんな真剣に見ていますね。
あっという間に見学時間も終わり、売店で鉄道グッズも大量に仕入れた?一行は、横川駅へ向かいます。ELSLよこかわ号はまだ停まっていましたので、しばし撮影タイム。反対側のサイドから撮影できるので、きれいに撮れたかな。
さて、楽しかった夏合宿もそろそろ帰りです。信越線から高崎で東京への直通に乗りかえ。
高崎から東京まで2時間以上ですが、さすがに疲れが出て寝てしまう子も続出でした。
こうして2回の夏合宿は無事終了しました。夏の暑い中での活動はやはりいろいろ問題も多かったです。
今回ご協力いただいた、付き添いの保護者の方、ボランティアの方、そしてSUNおのがみのみなさん、碓氷峠鉄道文化むらの方々、そして乗り換えを2回ともサポートいただいた高崎駅のみなさま、本当にありがとうございました。子ども達も一回り大きくなったでしょうか?
鉄道子ども会では、夏休みに1泊の夏合宿(旅行会)を開催していましたが、2019年の夏を最後に新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、合宿自体が中止に。また昨年2022年は茨城県で合宿を予定して計画を進めていましたが、新型コロナ再流行の影響で急きょ日帰りの旅行会に変更となっていました。
4年ぶりとなる夏合宿は、群馬県のSLと碓氷峠鉄道文化むらを訪ねる旅とし、参加人数が多いためおおむね神奈川1団と東京1団の2日程に分けて実施となりました。なお、合宿前にみんなで集まって「勉強会」を開催して、これから行くところの事前勉強や注意事項の確認などをおこないました。
夏合宿その1は、神奈川1団を中心に実施しました。
<1日目>
7月29日(土)朝10時に東京駅地下の動輪広場前に集合。全員集合したので、さて出発!と思っていたら、電光掲示板に怪しい案内が流れてきました。
「尾久駅での信号トラブルの影響で、宇都宮線、高崎線は全線運転見合わせ……………」。鉄道子ども会の旅行は、なるべく安く行くため、普通列車での旅行になります。今回は水上駅からのSLに乗車するということで、その時間にあわせて集合にしていたので、緊急事態です。
一旦は動いている京浜東北線で大宮駅まで出て、大宮駅折り返しの高崎線を狙う判断もしたのですが、ボランティアで運行にも詳しいYさんの見立てでは、高崎線内も列車が詰まっていて通常運行は厳しいので、その手ではSLには間に合いそうもないとのこと。
そこで仕方なく、JR東日本の窓口に行って高崎駅までの新幹線自由席特急券と乗車券を人数分購入。はからずも当会始まって以来の新幹線利用の旅行になってしまいました。
新幹線「あさま609号」は高崎線不通のあおりでかなり混雑していましたが、みんな分散して乗車できました。乗ってしまえばさすが新幹線。高崎駅まで1時間かかりません。
当初のスケジュールより、今度は早くなってしまったので、高崎駅の新幹線コンコースで時間調整を兼ねてお昼をとります。コンコースには群馬県のキャラクター「ぐんまちゃん」の人形があり、折角なので記念撮影もしてみました。
ここからは予定のスケジュール通りで、上越線を北上して水上駅に向かいます。東京近辺では走っていない211系電車に初めて乗る子がほとんどなので、みんな写真をぱしゃぱしゃ。徐々に山あいに入っていくので、風景の変化も楽しいです。
終点の水上駅では、お目当ての「SLぐんまみなかみ」の牽引機、D51を見に行きます。本当はC61の予定だったのですが、機関車の不調で急きょD51の担当となりました。転車台広場までは、駅から数分です。
転車台付近では、火の入った状態のSLを間近で見ることができ、迫力満点です。しかしこの日はとても暑かったので、見学時間も短めにして、駅に戻ります。
いよいよ今日のおめあての「SLぐんまみなかみ」に乗車します。
そもそも客車に乗ったことのある子がかなり少なく、また蒸気機関車は電気機関車などと違って機械的な音が大きいので、みんなちょっと興奮気味。汽笛の音に驚いたりしていました。
途中長時間停車の沼田駅では、一部会員で写真を撮影したりして楽しみました。
私たちが降りる渋川駅に近くなったころ、ようやく車内販売のワゴンが到着。いろいろなグッズだけでなく、固いアイスクリームを買ったりして、盛り上がります。
楽しいSLの時間はあっという間。乗り換えの渋川駅につきました。7月29日はなんと渋川のおまつり「日本のまんなか渋川へそ祭り」の当日。駅のホームでは、へそ踊りの歓迎もありました。
渋川駅からは吾妻線。こちらも211系で、小野上温泉駅に向かいます。
小野上温泉駅から徒歩数分で、今日の宿「SUNおのがみ」に到着しました。宿の方にもお出むかいいただきました。
早速部屋ごとに分かれて、荷物整理などを行います。そのあとは楽しい夕食の時間です。
しかし子ども達はよく食べます。もちろん好き嫌いのある子も多いのですが、この夕食で初めて食べてみた食材がある子もいて、みんなで食べる力を感じました。
そのあと班ごとにお風呂に行き、21時就寝。ほとんどの子どもは疲れて寝ていましたが、何人かは遅くまで起きていたのかな?
<2日目>
この宿の特徴の一つに、真後ろを吾妻線が走っているというこがあります。鉄道ファン向けのロケーションなのですが、3階のまどから吾妻線が撮れるのを知っていて、朝早くからカメラをもって写真を撮っていました。
朝ごはんを食べて、荷物整理をしていよいよ出発です。小野上温泉駅まで歩いて、新前橋行の電車に乗ります。
吾妻線内は空いていたのですが、渋川から先は相当混んできました。前橋や高崎に出かける人が多いのです。新前橋では隣のホームの両毛線からの高崎駅行きに乗りかえ。
そして、今回の旅行最大の難関、高崎駅での別ホームへの3分乗り換えを迎えます。写真は撮れませんでしたが、思った以上にスムーズに乗りかえができ、また高崎駅の駅員の方もサポートしていただき、無事に横川行に乗り継ぐことが出来ました。
終点横川では、「EL/SLレトロぐんま 横川」がホームについていました。昨日乗ったD51も列車の高崎方についています。
横川駅では、まず名物の「峠の釜めし」で昼食。有名な荻野屋さんの横川ドライブインで、係の方の説明を聞いてから食べます。益子焼の器は持ち帰っても良いので、かなりの子どもが持ち帰っていたようです。
お昼を食べたら、いよいよ碓氷峠鉄道文化むらに移動します。しかしこの日もかなり暑くて風もほとんどなく、移動するだけでも大仕事です。
文化むらについて、最初に記念撮影をした後は、班ごとに見学となりました。
予定していた見学時間もあっという間に終了。帰路につきます。横川駅にはまだSLがとまっていました。
帰りの信越線も211系でした。高崎駅で階段で乗り換えます。みんなこの辺はかなり疲れています。
帰りの電車の中では、疲れて寝てしまう子も多かったのですが、なかには止まる駅ごとに駅名標を撮影する子も。
2日間の日程を終えて無事東京駅に到着。お疲れ様でした~。
東京1団の「夏合宿その2」はこの後公開予定です。
当会ボランティアのTさんのオーストラリア鉄道投稿最終回 メルボルンの近郊鉄道です
9月23日午後と24日の2日間、上野にある岩倉高校(運輸課のある高校です)で岩倉祭(文化祭)があります。
上野駅から近くなので、興味のある方は必ずHPから予約してお出かけください。
https://www.tky-iwakura-h.ed.jp/news/36678/ この下の方に申込の入り口があります。
今申し込もうとしたら、WEBも混み合っているようですね。
今日と明日開催とのことで、来てみました。結構な賑わいです。
校内で鉄道子ども会のメンバーとも遭遇。
在校生の話の中身がかなり濃いです。
メルボルンのトラム車内の映像です。メルボルンは世界一のトラム路線網がある街だそうで、路線は運賃が無料のところが多いんだとか。
ボランティアのTさんは現在オーストラリア旅行中。シドニーの通勤電車の動画が送られてきました!2階建てですね。