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緑チーム春の東武旅行会

鉄道子ども会2024年度初の外活動は、緑チームの東武旅行会になりました。鉄道子ども会では、小学1・2年が黄色、小学3~5年が青色、小学6年~中学生までが緑色とチーム分けしています。

通常は団ごとに活動するのですが、今回は団を共通してのチームごとの外活動になりました。

朝8時20分に東武浅草駅に集合。他線の遅れでギリギリになった子はいましたが、みんな無事にそろって特急りょうもう5号に乗車します。

会として、最初の予定から有料座席指定列車を使うのは初めてになりますが、60名近くの乗車になるため指定券の手配などはなかなか大変でした。

「りょうもう」は浅草を出ると急カーブして隅田川を渡り、スカイツリーをかすめて北へ向かいます。子ども達もそれぞれに着席して、外をみながら特急の乗り心地を楽しみます。

「りょうもう」は現在200系を使って運行されていますが、この200系の台車などの下回りは、以前「特急けごん」などで活躍した1700系・1720系(DRC)を再利用していますので、乗り味もなかなか良いです。※台車の写真を見ると、最近の台車とはちょっと構造が違ったり、空気ばねの構造が違うのがわかると思います。

200系の台車(別日撮影)
さすが特急車両です

浅草から終点の赤城まで、約2時間の旅になります。列車の中は、みんな静か。さすが高学年ですね。友達同士でおしゃべりしたり、窓の外の景色を見たり。利根川を渡ると、畑が増えます。試しに今緑や黄色の作物はなにか?と聞いてみたのですが、すぐに「麦!」と正解を当てられてしまいました。麦秋ですね。国産小麦の需要が増えていて、随分作付けも増えているようです。

りょうもう地区路線図(東武鉄道サイト)

終点赤城では、上毛電気鉄道に乗り換えます。乗り換え時間が少ないため、普通であれば乗車券を個別に購入する(上毛電気鉄道はIC系乗車券が使えないため)のですが、今回は事前に団体乗車券を手配してありましたのでスムーズに乗り換え完了です。

方向幕を撮影中
「りょうもう」の前で記念撮影

上毛電気の車両は、昔の井の頭線の車両。以前の群馬合宿の時は車庫も見学させていただきましたので、会としては馴染みのある車両です。

上毛電気鉄道 赤城駅へ入線

途中までは、今きた東武線と並走しますが、やがて分かれて西桐生を目指します。わたらせ渓谷鉄道ともクロスするなど、なかなか鉄道的には面白いエリアです。西桐生に到着します。西桐生の駅はかなり趣深いのですが、今回はあまり詳しくは触れません。

かっこいい西桐生駅

ここからJRの桐生駅まで徒歩で移動します。18分しか時間がないため、今回の旅行会の最大の難所の一つですが、思ったより近かったということで、問題なく乗り換えができました。

桐生駅にいた謎の乗り物 タイヤが多すぎ

桐生駅でホームに上がると、なんとレア電車が待っていました。高崎支社の211系で、両毛線沿線に繊維産業が多かったのをイメージに、矢絣(やがすり)柄の帯に、座席の模様も変えた編成(A28編成)です。なかなか会えない電車の登場にみんな興奮しています。

レア電の登場に撮影に夢中に
座席も特製柄

両毛線は、こんな感じで伊勢崎まで乗車。伊勢崎では隣の東武伊勢崎線に乗り換えますが、ここの乗り換えも10分乗り換えときわどいです。

東武の乗りつぶしなので、なにも上毛電鉄やJRを使わなくてもよさそうですが、東武のこのエリアは列車の本数が少ないため、普通に折り返していると時間がかかりすぎてしまうので、ちょっと無駄の動きのように見えますが、これで1時間くらい時間が違ってくるのです。

3両編成

伊勢崎から予定の電車に乗車。伊勢崎と次の駅までは高架でしたが、そこから先は田園風景の中を走ります。

このエリアの大きな都市である太田に到着。駅前には自動車会社スバルの大きな建物が何本も立っていて、企業城下町ということがよくわかります。この後訪れる西小泉などにもスバルや三洋の工場があり、このあたりは機械精算の一大拠点なのです。

スバル

太田の駅は今朝ほどのりょうもうも通っているので、ぐるっとまわって戻ってきた感じです。太田駅はかなり大きなターミナル駅で、ホームのベンチも多いので、ここでお昼ご飯にしました。

お昼を食べている横に特急到着
班ごとに分かれて食べました

お昼を食べている間にも、電車が発着しているので、みんな写真をとったり、眺めたりしています。いい感じですね。

昼食を終えて、今日の難関路線の小泉線に乗車です。この線は戦前には利根川を渡って、途中妻沼を通って、高崎線の熊谷までつなげる予定だったそうですが、工事途中で放棄され、現在の盲腸線になっています。

運行形態は、赤城から来た電車は太田を通って東小泉まで。そこで館林から西小泉に行く電車に接続する形になっています。まずは東小泉まで乗車します。2駅で到着。東小泉駅ではホーム向かいの線に西小泉行が入ってきます。

到着した西小泉行き電車

乗車してしまえば2駅で終点の西小泉に到着。この辺りは昔は日系ブラジル人の人が多く住んでいたのですが、多くが帰国してしまっていて、最近はそこまででもないようです。

西小泉駅で記念撮影

西小泉駅で記念撮影をして、折り返します。終点の館林まで行って、ここからは帰りです。久喜で急行に乗り換えましたが、なんと東急の5000系車両で、いっきに現実に引き戻された感じです。

この急行ですが、途中で特急に1回抜かれるものの、そもそも停車駅も少なく、また途中からは複々線なのでなかなか速いです。

16時過ぎに東武北千住駅で解散となりました。元気のまだある子ども達は、この後も撮影や、中にはこの日線路切り替えで運休していたメトロの東西線に行くという子もいました。

北千住駅で解散

今回は久しぶりに「乗り鉄」仕様の旅行会にしましたが、特急に乗車したこともあってか参加率も高かったのは意外でした。東武のローカルはなかなか乗りに行く機会もないので、ほとんどの子が初めて行ったという感じでした。時間の関係で今回佐野線は乗車しなかったのですが、何人かからは、なんで佐野線に行かないの?と質問もありましたね。

今回は、スタッフが充実していて、新しい方も3名加わりとても助かりました。徐々にみなさん慣れてきているので、手際が良いです。これからもいろいろ楽しい企画をしていきたいと思います。

次回はなんと、今度の土曜に黄・青チームの5月18日秩父旅行になります。こちらは車庫の一般公開にあわせていきますので、またちょっと違った内容になると思います。

今後のスケジュールについて

会長の竹内です。桜がいよいよ満開です!

今後の予定ですが、今日は13時から神奈川1団の交歓会(正会員のみ)が東戸塚で開催されます。年度初めですので、卒団式と進級式も併せて行います。

今度の土曜日13日には、私の講演会「鉄道大好きな男の子の育て方ー15年の実践を通してー」を東戸塚で開催します。残念ながら定員いっぱいになることはなさそうです(涙)。

その翌日14日(日)には、参宮橋で東京1団の交歓会(正会員のみ)が開催されます。

25日(木)の午前中は、鉄道フリースクール(お話し会の名前を今回から変えました)を飯田橋で開催します。こちらは間もなく定員いっぱいになります。

29日(月祝)は交歓会体験をに参宮橋で開催します。こちらはメルマガに登録いただければ参加可能です。こちらはそろそろ定員いっぱいになりそうです。

講演会、鉄道フリースクール、交歓会体験はいずれもPeatix経由での申込になります。

5月は横ぐし活動として、12日(日)に小学6年生以上の正会員で群馬県の東武線乗車、18日(土)には小学5年生以下の正会員で秩父鉄道乗車の外活動を行います。26日(日)にはメルマガ購読者向けの交歓会体験(東戸塚)、29日(水)には鉄道フリースクールを開講予定です。

6月以降も行事が目白押しですが、お知らせはまずはここまで。

関東鉄道での15周年記念イベント

2024年2月25日(日)、前日は晴れだったのに、この日は小雨というコンディション。しかし10時半過ぎの取手駅には続々と鉄道子ども会の会員が集合してきます。

鉄道子ども会は、神奈川1団約50名、東京1団約50名の約100名で活動していますが、神奈川と東京が合同で行事を行うことはないので、こんなに人が集まるのはこの周年行事しかありません。そのため、スタッフも稼働できる人はほぼ全員参加し、さらに保護者の方にもいろいろお手伝いをお願いするということになりました。定刻には全員集合。さすがです。

電光掲示板には「臨時」の列車種別が

11時過ぎに貸切列車が入線してきます。関東鉄道では最古参の0系気動車。今回の企画のために、関東鉄道様で調整いただいたレア車両です。通常土日の昼間に運行されることはありません。

しかもこの列車には鉄道子ども会のヘッドマークが前後についています。

このヘッドマークは、下り方は、会のマークをアレンジしたもの。上り方は、会員の城戸君のイラストをそのまま生かしたものにしました。ヘッドマークをデザインしたデザイナー曰く「この絵のインパクトが良いので、このまま使いたい」とべた褒めでした。

 

入線した車両の撮影、トイレ(関東鉄道の車両には車内にトイレはないのですが、各駅にはあるので大丈夫なのです)を済ませたりとドタバタします。定時に取手駅を出発。

歴史のあるディーゼル機関の心地よい音を聞きながら、一路水海道を目指します。沿線は住宅街で、東戸塚などの景色とあまり変わりません。そう、この関東鉄道は国内で極めて珍しい非電化通勤路線で、取手~水海道間は複線です。これだけの距離の複線非電化区間は国内にないでしょう。

周辺の景色でいえば、本当は近くに筑波山が見えるはずなのですが、低い雨雲の影響で裾野しか見えないのは残念でした。また、車内には、鉄道子ども会のマークをあしらった掲示がいろいろされていて、本当に気を使っていただいているのがよくわかります。

車内では、Sさんによるディゼルカー講座が行われます。車掌台のマイクを使っての説明で、事前に配布された資料を見たりしています。この0系の台車はコイルバネを使った少し古い設計の台車なので、普通乗っている電車などと違った揺れ方をします。妙に納得している子ども達もいて面白いですね。

 

水海道では折り返し時間にトイレ休憩と撮影会。ここから水海道の車庫に折り返しで入っていきます。

一旦引き上げ線に入り、整備場前に列車を停車させます。ここで記念撮影をして、少し見学という段取りだったのですが、人数も多いことから思った以上に時間をとられてしまいました。

構内では、踏切の非常ボタン体験もできたりしてみんなで見学をしたり、電車とは違った床下機器を撮影したりとおもいおもいに楽しみましたが、本当はもう30分くらい時間が欲しかったですね。これは次回に改善しましょう。

踏切の緊急停止ボタン実演

車内ではお弁当を食べたりしながら、列車は水海道に戻っていきます。車両基地で対応いただいたみなさんに手を振っていただいたりして、とても良い雰囲気に。関東鉄道の皆さんは、本当に子ども達のことを思って動いていただいていて、ありがたいです。

お見送りいただきました

水海道からは本線に復帰して、北上します。ここからは単線区間になりますので、行き違いなども発生します。前面に陣取っている子ども達は、駅のポイントが珍しい子もいて、一所懸命に写真を持っていました。横浜周辺では相模線かこどもの国線、京急の三崎口の方まで行かないとみられないですよね。

周りはすっかり農地が増えて、ローカルな感じになってきました。今回は時間の関係で終点の下館までは行かず、映画で有名な下妻駅で折り返します。

下妻駅での交換

この折り返しが、かなりマニアックで、子ども達も大興奮。本線上で折り返して一旦3番線に退避し、ここで上下が離合。交換が終わったところで改めて3番線から本線折り返しで2番線着線という、文章で書くとなんだかわからないと思いますが、普段は行われない運行が実現しました。情報を聞きつけた鉄道ファンの人たちもチラホラみられるようになります。

下妻駅から折り返して、今回の終点守谷駅に向かいます。途中の水海道でも停車時間があり、撮影タイムに。実は、今日すれ違う列車はみんな違う形式や塗装の車でした。これも関東鉄道さんが好意で対応していただいたもので、子ども達もいろいろな種類n車両を見たり撮ったりできていました。ありがとうございます。

帰りの車内では、車掌さんや関東鉄道のみなさんのアナウンスや沿線紹介など、楽しい時間。いろいろな写真を撮っています。楽しい時間はあっという間です。無事に守谷駅に到着。いろいろ対応いただいた運転士の方、企画をしていただいた方、アナウンスをしていただいた方など、みなさんにご挨拶をしたあと、臨時列車は水海道に帰っていきました。

みんなでお礼をしました

お天気にはあまり恵まれませんでしたが、無事15周年イベントを終えることができました。いや~楽しかった。この後、アンケートにもお答えいただきましたが、子ども達も楽しかったようですね。

ご協力いただいた関東鉄道様、保護者のみなさま、ありがとうございました。またサポートいただいたボランティアのみなさまお疲れさまでした。

※一部の写真は意図的に解像度を落として掲出しています。

 

創立15周年記念行事を行いました

鉄道子ども会創立15周年を記念して、2月25日(日)に関東鉄道さまに協力いただき、貸切列車と車庫見学を約100名の参加で行いました。

当日は小雨の降る寒い日でしたが、子ども達は思う存分鉄道を楽しんでいました。

ご協力いただいた関東鉄道のみなさま、保護者のみなさま、そしてボランティアのみなさま、安全な運営にご協力いただきありがとうございました。

詳細なレポートは後日展開いたします。 会長

東京1団>成田旅行会に行ってきました

12月17日の神奈川1団の旅行会に続き、同じ週の土曜日12月23日には、東京1団の成田の旅行会が開催されました。

いつもの東京駅に9時半集合、今回一名遅刻ギリギリの子がいましたが、無事に予定の電車にのれました。東京1団の子ども達も、班活動に慣れてきて、かなりいい感じになってきました。

JR船橋から京成船橋へ乗り換え、券売機で切符の購入を行います。鉄道子ども会の旅行会などでは、原則スイカやPASMOなどのIC乗車券での清算を原則としているため、切符を買うということはまずないのですが。今回は終点の芝山鉄道がIC乗車券に未対応のため、船橋から符を買っていくことになります。

階段でホームに上がります

船橋駅からは京成成田行きの快速特急に乗車します。前回の神奈川1団の時は日曜日で、韓国や台湾などへ帰るお客さんが多く乗っていたのですが、今回は土曜日ということで、そこまで混んでいませんでした。途中から座っても良いという指示をしました。

京成船橋駅で

京成佐倉駅の直前で、車窓左になにやら白いマシュマロのような物体を多数発見。

これはなんだ?

子ども達に聞いてみたところ、

1)大根の切ったやつ → そんなデカい大根があるの?

2)お餅 → これも大きいね。

3)牧草をビニールで巻いたやつ → 正解

ちなみにこれを当てた子は、北海道旅行に行ったとき、牧草地で見ていて知っていたとのこと。千葉県でも牧草を刈っているところがあるのかと、少し勉強になりました。

京成成田駅では芝山千代田行を待ちます。今回も芝山鉄道所属車両が充当されていました。ラッキーですね。

芝山千代田行ワンマン電車

京成成田駅から東成田駅を経由して、芝山千代田駅に向かいます。芝山鉄道は、東成田から芝山千代田駅のわずか1区間、距離にして2.2キロを営業する、日本で一番短い鉄道会社です。

もともと成田空港の周辺では、空港整備とともに地域の交通網の整備を望む声が多かったので、東成田駅から芝山町までの区間の新しい鉄道ができたということです。2002年10月開業ですので、もう21年目になりますね。もっと東の多古町の方に延伸すれば、利用する人も増えると思うのですが、そこまでには至っていないようです。

神奈川1団の時にドタバタした切符騒動は、やはり今回も繰り返されましたが、なんとか予定の電車に乗車できました。ホームで記念撮影も行いました。

芝山千代田駅で記念撮影

この日もお天気が良くて、日の射す車内はぽかぽか。楽しい車内ですが、次の東成田までは約2分です。

東成田行きの電車の中

東成田駅に着き、到着した電車をみんなで見送ります。芝山鉄道は運転関係を京成電鉄に委託しているので、運転士の交代などはありません。東成田駅は、京成と芝山鉄道の共同使用駅で、京成の駅務員のかたが勤務しています。

東成田駅

この東成田駅は、1978年の開業時は「成田空港」駅でした。このため、今も地下には今使われているホームのほかに、もう1本ホームがあり、2面4線のターミナル駅だったことがわかります。使われていないホームの駅名表示はいまだに「成田空港」です。

1991年に空港のターミナルが移転し、それに伴って新しい成田空港駅(現第1ターミナル)が開業したことから、今の形になりました。

駅の外に出る階段にも、今は動いていませんがエスカレーターが完備されています。また構内には日本的な壁画もあり、日本の国際的な玄関口であったことがわかります。

東成田駅で記念撮影

外に出たことろで記念撮影をして、また改札前に戻ります。ここから空港第2ターミナルへの地下道に入ります。徒歩約10分くらいで第2ターミナルです。一人で歩くと寂しいですが、このくらいの団体なら楽しいですね。

第2ターミナルへの地下道入り口

第2ターミナルからは、空港連絡バスで第1ターミナルへ向かいます。ここで前回の神奈川の時と違和感が。

「なんか人が多い」。。。そうなんです、12月23日はクリスマスの直前で、世界的なクリスマス休暇の真っただ中。空港も一番込み合う時期に入っているのでした。

そんな空港内を移動して、展望デッキに向かいます。

空港内を移動 団体でございます

なんとか空港の混雑の中、目的地の展望デッキに到着。ここは空港利用者数とは関係ないのか、空いてます。お天気も良く風もないのでぽかぽかです。

班ごとに分かれてお弁当タイムです。

お昼時間その1
お昼時間その2
お昼時間その3

みんなお腹が空いていたようで、思い思いの場所に陣取ってお昼を食べています。

今回は飛行機の得意な子もいて、みんなに飛行機の説明をしていました。「この飛行機は塗装がレアです」なんてことも教えてもらいました。

レアな飛行機らしいです(ベトナム航空の新塗装機)

さて、お昼の時間も終わり、地下の駅に向かいます。前回と違ってアクセス特急乗り場にもたくさんの旅行客の姿が。空いている電車の先頭まで行って乗車します。今回も京急所属車でしたが、基本同じ運行は同じ会社の車両が担当するのが普通です。年度末になると、調整で他の会社の編成が入ることはありますが。

アクセス特急は京急の600系です

アクセス特急の先頭は、子ども達が前面展望をとりたくて、集中しています。120キロ運転区間も入るので、やはり興味があるようです。

団子状態です

京成高砂までは高速運転のおかげで40分ほどで着きます。線形も軌道の規格も違うで当たり前ですが、京成本線経由とは大きく異なります。以前のスカイライナーも善戦していましたが、アクセス線ができて、かなり京成が有利になっているように思えました。※ただし東京側のターミナルが悪いのは仕方がないでしょうか。

京成高砂で乗り換えですが、ここでトラブル発生。トイレに行く子が多くて、予定の金町線に乗れなかったのです。まあ、無理をすれば乗れなくもなかったのですが、こういう時にトラブルが起きやすいので安全策をとりました。

京成高砂駅の金町線ホーム

一本後の金町線に乗車。今までのアクセス線とは違った、ローカルな線ですが、これもまた鉄道の役割です。2駅で終点の京成金町に到着します。

JRの金町駅に移動してホームに行くと、なにやら人が多くて様子がおかしいです。電車の遅延が案内されていて、電車が急病人で駅間停車しているらしいのです。

ということは今度の電車は相当混んでいるだろうとスタッフの某さんが読んで、1本後の電車に乗ることにしました。結果的にはそちらが空いていて、常磐快速線も同じ列車に乗れたので良い判断でした。

常磐緩行メトロ直通電車

北千住で最後の乗り換え。さすがに小学生の低学年の子ども達は疲れが出ていますが、ここは頑張りどころです。班ごとに班長さんが励ましながら進みます。

最後の乗り換え、みんな頑張れ!

最後は常盤快速線の品川行。上野での乗り換えがなくてよかったです。クリスマス前で混雑する東京駅構内を抜けて、集合場所の動輪広場に15分遅れで到着となりました。

東京1団の今年の活動はこれで最終となりました。1年みなさんお疲れ様でした。

#一部の写真は意図的に解像度を落として表示しています。

神奈川1団>成田旅行会を実施しました(12月17日)

鉄道子ども会では、模型の運転と交歓会といった室内活動(内活動)と、外に出ていろいろな鉄道を見に行く旅行会や見学会などの屋外活動(外活動)をほぼ交互に行っています。12月は外活動で、成田空港周辺の鉄道を訪ねました。

今回の旅行会が神奈川一団の今年最終の旅行会になります。9時30分に東京駅丸の内南口の動輪広場に集合します。ほとんどの人が時間前に集まっていましたが、一人だけ間違って八重洲口に行ってしまい、ちょっと焦ります。

ギリギリになりましたが、なんとか予定の電車に地下の総武快速線ホームから乗車します。20分ほどの船橋駅で下車。その後、近くの京成船橋駅まで徒歩で移動です。

今回から導入した黄色い旗が目立ってます

船橋駅は、JR船橋駅と京成船橋駅の2つが隣接していますが、少し離れていて、通路や商業施設を通らないと行けません。鉄道子ども会は団体行動のため、他の人の迷惑にならないように注意しながら移動しています。今回、黄色い旗を先頭で持つようにしてみましたが、後ろの班からは見えやすいと好評でした。

京成船橋駅で、今回の旅行会初の関門、乗車券の購入があります。鉄道子ども会では、普段はスイカやPASMOで乗車するのですが、今回乗車する終点の芝山鉄道はIC乗車券に対応しておらず、スムーズに下車するためには、この京成船橋で終点の芝山千代田駅までの切符を買わないといけないのです。

 

普段切符を買ったことのない子どもも多く、少しずつ時間をかけて切符を買っていきます。無事に購入できたら、次は改札機。こちらも普段切符を使ったことがなく、初めてという子もちらほら。しかし無事に予定の快速特急電車に乗車できました。

快速特急は、京成上野始発のため、空港へ行く荷物をいっぱい持っている人でかなり混んでいましたので、分散して乗車します。終点の京成成田駅ではトイレ休憩をはさみ、いよいよ本日の注目ポイント京成東成田とそれに続く日本で一番短い民鉄※芝山鉄道に乗車です。※第一種鉄道事業者として

この区間は、短い4両編成のワンマン運転です。ちょうど芝山鉄道の車籍の電車がやってきました。この路線は乗客が少なく、先頭車両は貸切状態になり、子どもたちは、先頭車両のかぶりつきもあり、思い思いに車窓を眺めたり、車内を探検したりして楽しんでいました。

芝山鉄道所属車両に乗車
芝山千代田行車内

芝山千代田駅で折り返しますが、ここで第二の関門の切符購入問題が発生します。折り返し時間は15分しかなく、さらに券売機は1台。ということで、買いきれなかったメンバーは、東成田駅での清算ということで乗り切りました。東成田駅に向かいます。

芝山千代田駅で記念撮影

東成田駅までは、わずか数分です。東成田駅は、その生い立ちからも日本に誇る珍しい駅に入ると思います。現在は構内に壁ができているため全貌はわかりませんが、開業時は相当な規模だったはずです。

芝山千代田駅からすでに東成田駅には申し送りがされていて、スムーズに清算ができました。駅係員のみなさまにはご面倒で申し訳ありません。

東成田駅からは、一部マニアには有名な地下道を通って、空港第二ターミナル駅に向かいます。この地下道は約0.5キロもありますが、あまり通る人も多くなく静かなスポットです。

こんな感じの通路です(別日撮影)

みんなでおしゃべりをしながら歩きます。最後にちょっとのぼり坂を上りきると、急に空港第二ターミナルの京成線出口の前に出てきて、ちょっと驚きます。

空港内を移動して、トイレ休憩の後に空港内のバスで第一ターミナルに移動します。人数の関係で2台に分かれて乗車です

空港内のターミナル連絡バスで第一ターミナルへ

 

第一ターミナルでは、屋上の展望デッキへ。ここでお昼休憩となります。展望デッキは屋根がないため、雨を心配していたのですが、幸いにも風はあるものの快晴で助かりました。班ごとにデッキ内に散らばってお昼を食べます。

お昼タイム!
お昼タイム!2

みんなお腹が空いていたようで、あっという間にお昼を食べて、そのあとは自由時間。間近に飛行機が発着しているのに、あまり飛行機に関心のある子は少なくて、鉄道の話題で盛り上がっている班が多かったようです。この辺はちょっと意外で、乗り物なら何でもいいというわけではないようです。

お昼を終えて、今日3つ目の注目ポイント、京成の空港アクセス特急に乗車します。この線は、それまでの京成成田経由の線とは異なり、JRと並行して進み、途中で分岐して千葉ニュータウン中央に向かう新線を経由するものです。なんといっても魅力は料金のかからない特急なのに最高速度120キロを出すというところでしょう。また途中の成田湯川には、スカイライナーが高速で通過できるように、特殊な分岐器(ポイント)なども設置され、信号も特殊なものを備えるなど見所たくさんです。

アクセス特急に乗ります

来たのは京急の600系、さっそく先頭車に乗り込みます。まあ、当然のことながら、運転席の後ろの席に子ども達が群がる状況です。

前が見える?

さすがに新線区間は速く、日曜日の夕方上りはそれほど混雑もなく、子ども達は存分に車窓をたのしんでいました(一部寝落ちしている子も)。

そのまま日暮里まで行ってもよかったのですが、最後になかなか乗りにくい京成金町線に乗車を試みます。京成高砂駅で乗り換え。同じ京成線ですが、金町線の乗り場は少し離れているため、一度改札を出て、再度乗車する珍しい形です。

金町線は別ホームから出発

金町線も4両編成のワンマン運転です。天井には扇風機もあって、なかなか雰囲気があります。この線も3駅しかなく、あっという間に金町です。

金町からは、常磐緩行線、北千住で常磐快速線に乗り換え、無事に東京に戻ってきました。

今回はちょっと遠目で、いろいろな種類の電車にのれるということで企画しましたが、初めて京成に乗った!なんていう子も多く、楽しんでもらえたと思います。

神奈川1団の次の行事は、年明け1月の交歓会になります。

#一部の写真は意図的に解像度を落として表示しています。

京王レールランドと多摩都市モノレールに行ってきました 横ぐし(黄・青チーム)

鉄道子ども会では、神奈川と東京でそれぞれ団が分かれていて、通常は別に活動しています。また、団の中は、黄色(小1・2)、青色(小3~5)、緑(小6~中3)に分かれています。

今回はトライアルとして、団を跨いで(横ぐしと呼んでいます)、黄色と青色チーム合同で遠足に行ってきました。(上級生にあたる緑地チームは10月1日に秩父にすでに行っています)

会としては初めての新宿集合。京王線の改札前としましたが、いくつも改札があり迷う子も。新宿はなかなか良い集合場所が見つかりません。

とは言っても、ちゃんと時間にはそろうのは優秀。黄色チームのお子さんには保護者の方も同行いただくので、50人近くの団体になります。

3番線から予定通りの特急「高尾山口」行に乗車です。車内はそこまで混んでいませんが、一応ルールとして青チームの子は座らないことにしました。黄色さんは着席可能としました。

京王線はまず終点の高尾山口を目指します。青チームの子は基本座りませんでした。会として京王線に乗るのはたぶん初めてではないでしょうか。JRなどよりも線路幅が広く、軌道の整備も良いので速度の割には揺れが少ないのが印象的です。笹塚から地上に出て、府中の地下区間を除き地上を飛ばします。少し踏切が多いかな~。

多摩川を渡り、聖蹟桜ヶ丘、高幡不動を過ぎると八王子との分岐北野駅。ここから高尾線に入ります。このあたりは京王が開発した住宅地が広がります。JR中央線と接続する高尾駅を出ると単線区間に。急な登りの先、第一目的地の高尾山口駅に到着しました。行楽シーズンとあってホームはかなりの混雑。少し待っていると5000系クロスシート車による「Mt.TAKAO(マウント高尾)号」がやってきましたので、それを背景に記念写真をぱちり。

隣のホームに入ってきた5000系をバックに記念撮影

一旦改札を出て、トイレ休憩の後に再度京王線を高幡不動駅まで戻ります。この時期ハイキングの人が多いのはもちろんですが、外国人の人が多くて驚きました。

高尾山口で折り返し、特急に乗車します

戻りの電車はがらがらでしたので、全員おもいおもいに着席。普段はやっていない5年生4名が班長になっていますが、それぞれいい仕事をしてくれています。

帰りは着席 5年生の班長さんが頼もしいです!

あっという間に高幡不動駅に到着。ここで支線の京王動物園線に乗り換えます。乗り換えの時は必ず班ごとに人数確認をしていきますが、班長も手慣れた感じで進めてくれています。

高幡不動駅で乗り換え 班ごとに人数確認をします

橋上駅舎を通って動物園線ホームに移動します。多客時は10連も入るのですが、今日は4連の動物園線専用のワンマン仕様のピンクのラッピング車両がやってきました。ラッキーでしたね。

やってきたのはピンクのラッピング車両

正面はこんな感じです。

動物園線用のラッピング7000系(高幡不動駅)

動物園線は途中駅はなく、単線ですぐに終点の多摩動物園駅に到着です。

多摩動物公園駅、ラッピング車両の前で記者会見

せっかくなので、ラッピング車両の前で記念撮影です。

この駅前すぐが、「京王レールランド」です。入場したら時間まで班行動に移行します。早速お弁当を食べる班、見学をする班といろいろです。この日は予想に反して空いていて、食事をとるところも大きな支障なく確保できて、ラッキーでした。

班ごとに見学中
ミニ列車乗車の班も

車両

京王本線用の9000系は非対称の前面が特徴。井の頭線用の3000系は京王初のステンレスカーでした

ドア操作コーナー
記念撮影(班ごと)
記念撮影2
記念撮影3

班ごとにいろいろな体験をして、見学時間もあっという間。最後に全体で記念撮影をして、いよいよ多摩都市モノレールに乗車します。

全体で記念撮影

多摩動物園駅から道を隔ててすぐにモノレールの駅があります。そちらに移動して、モノレールに乗車します。

多摩都市モノレールに乗り換え

この多摩都市モノレールは、前面展望ができる席があるので有名で、さっそく子どもたちは前面展望にかじりつきます。ちょっと人口密度高すぎかな。

でも、他のお子さんが前を見たいと言うと、場所を譲ってあげられていたり、泣いている赤ちゃんを見かけてあやしに行く子もいて、子どもなりの社会性が育っているのを見ることができたのはよかったです。

先頭車は展望席で人口密度高すぎ

車内では景色を見る子もいるほか、寝落ちする子もチラホラ。モノレールは高いところを通るので、景色は抜群です。立川駅の上を通って、ららぽーとの横をかすめて終点の上北台に到着します。

疲れて寝ちゃう子も

上北台から先への延伸計画もあり、まだまだ発展しそうなこのモノレールですが、上北台で改札を出て、トイレ休憩をしてから折り返します。南の終点「多摩センター駅」まで乗り切ります。これで多摩都市モノレールは完乗したことになりました。

多摩センター駅前で記念撮影

多摩センター駅前で記念撮影の後、今度は小田急の多摩センター駅から乗車します。新宿まで戻るので、京王線経由でもよかったのですが、せっかくなら別の路線で帰ろうということで小田急線経由に。それに小田急だと子どもは50円!なのでお安いということも。

小田急線のホームに

小田急はダイヤ乱れで少し待ちましたが、その間も隣の京王線ホームを発着する列車にみんな見とれていて、時間をあまり感じません。

隣の京王のホームも気になります

遅れてやってきた新宿行(新百合丘までは各停、それ以降は急行になる)が来ましたので乗車。この電車は終点の新宿までそれほど混まずに(新百合で快速急行に乗り換える人が多いため)行きました。

帰りはすいていたので、そのまま乗車して新宿駅へ

夕日が傾いてきたところで、新宿駅到着。現在工事中でがさがさしていましたが、こちらで無事解散となりました。

今回初めての小学生だけの旅行会でしたが、5年生の班長のみんながとても頑張ってくれて、驚くほどでした。みんな自覚をもってやってくれたのだと思いますが、ありがたかったです。

またサポートのボランティアに同行いただいた保護者のみなさんの見守りもあって、楽しく帰ってくることができました。みなさまありがとうございました。

秩父鉄道に行ってきました 横ぐし(緑チーム)

鉄道子ども会は、地域ごとの団(神奈川1団、東京1団)の中で、さらに学年によってチーム(黄・青・緑)に分かれています。日ごろは他の団とは大きなイベント以外では一緒にならないのですが、年代ごとでの交流を図るべく団を跨いだ、横ぐしの活動を企画しました。今回はそのその1回目で、緑チーム(小学6年以上)で秩父鉄道に行ってきました。

10月1日(日)は、それまでの残暑がぐっと収まり、まだ涼しいとまではいきませんが、良い気候に。朝8時50分に池袋駅集合ということで、早めに現地へ。池袋駅では横浜では見ないこんな珍しい電車とも遭遇。

朝の池袋駅にはこんな珍しい電車も(これはJRです)

8時50分に、なんとか全員集合し、予定通りの急行「森林公園」行に乗車します。電車は東武の30000系。この車両は、どうやら東武伊勢崎線から転籍して、10両編成で走っている車両のようです。

東武東上線 30000系

最初は混んでいた急行でしたが、川越を超えるころにはすっかり空いてきました。車窓はどんどん緑が深くなります。

東上線車内、下りも終点間近で空いてますね

森林公園駅で乗り換え。この駅はホームにトイレがあるので、乗り換えの時は楽ちんです。後から到着した電車の写真を撮ったりしながら、寄居行の到着を待ちます。

森林公園駅 撮り鉄多数?

東上線の小川町~寄居間は、4両編成の8000系によるワンマン運転の普通列車になります。以前乗車した大師線や亀戸線でもそうでしたが、8000系はローカルでも使い勝手が良いのでしょうね。

東武8000系 抵抗制御車です

この8000系は、抵抗制御車ですので、関東近郊ではかなりレアになりつつあります。乗車して面白いのは、先頭車に行って前面展望を楽しみたいクハ好きの子と、モーターの音やVVVFの音を楽しみたいので中間の電動車に乗りたいモハ好きの子がいること。どちらの楽しみ方もわかるのですが、ちょっと面白いですね。

スマホを床に置いて、走行音の録音中

この電車は抵抗制御車なので、VVVFのような音はしませんが、超多段ながらもカム進段のモーターの回転に特徴があるのが楽しいですね。

先頭車が好きなグループ

小川町の手前から単線になるので、上り電車との交換もあります。復刻塗装の8000系とすれ違ったりして、なかなか楽しいです。

復刻塗装の8000系と交換しました
モハ8000形 車内は空いてます

森林公園から30分ほどで寄居に到着。これから乗りかえる秩父鉄道のホームには、なんとSLパレオエクスプレスが到着したところでした。東武のホームからみんなカメラでパシャパシャ。側面がクリアに見えるので、この向きも良い感じです。

終点の寄居で、向いの秩父鉄道のホームにはSLが停車中
SLです

先ほど乗ってきた8000系の前で記念撮影 また乗りに来たいですね。

8000系の前で記念撮影

秩父鉄道のホームに移動。SLの前でも記念撮影を、と思ったのですが、残念ながら発車時間になり、汽笛を残して出発していきました。間近で聞く汽笛は音が大きくて驚きますね。びっくりして耳をふさぐ子も何人もいました。

SLの前で

さて、計画ではこの後の各駅停車で三峰口に向かい、転車台公園で昼食の予定だったのですが、どうやらかなり雲行きが怪しくなってきました。「ウェザーニュース」の天気予報アプリでは、三峰口に着くころにはかなり高い確率で雨とのこと。

そこで、1本前の「急行秩父路」であれば、クロスシートなので車内で昼食をとることができ、その時間を秩父での調整に充てることに急遽変更しました。雨の中、屋外でお昼ご飯だけは避けたいということでした。

「急行秩父路」の入線

やってきた6000系は、2006年に3月導入された車両で、元車は西武鉄道の101系電車。3ドアの真ん中のドアをなくして、レッドアローで使っていたクロスシートを配置し急行用となりました。

秩父鉄道のホームページによると、同社の電車で鉄製の車体なのはこの6000系電車だけだそうです。そういえば、他はみんなステンレス車ですね。

クロスシートの車内は快適!ここでお弁当タイムに

急行車内では、早速お弁当タイム。クロスシートでテーブルもあるので、お昼を食べるのに良いですね。車窓を眺めながら、同じ席の子とおしゃべりしながら、などそれぞれに。

みんな上機嫌! 神奈川と東京混成です

途中の長瀞駅では、先行していたSLパレオエクスプレスを追い抜きます。SLはやはり観光列車なので、ゆっくりとしたダイヤになっているようです。

途中長瀞駅でSL列車に追いついて、抜かします

この6000系電車ですが、車内案内がちょっと特徴があって面白いです。途中からこの音に気が付いた子ども達は、なんとかきれいな音で録音しようと、スマホをスピーカーに近づけています。傍目に見るとちょっと滑稽ですが、本人たちはいたって真剣です。

車内放送とチャイム音を録音しようと必死?

さすがに急行は早く、予定より早く終点の三峰口に到着しました。ここでも6000系をバックに記念撮影。

終点三峰口に着きました

まだ雨が降ってきていないので、急いで転車台公園に移動。しかしSLが居ない転車台も、なかなかシュールな感じで、雨がぱらついてきたこともあり、早めに撤収します。

転車台公園

駅に戻って待っていたのは、7000系。これは東急の8500系を3両編成に改造したもので、下り側の先頭車は東急時代のオリジナルです。

元東急の8500系

ちょうどSLパレオエクスプレスが入線してきましたので、みんなそれぞれに撮影。やはりSLはかっこいいですね。

遅れて到着したSL列車をホームから撮影

この後、信号が変わって普通列車は発車。一路お花畑駅(西武秩父駅の接続駅 ちょっと離れてますけど)へ向かいます。

扇風機のある車内は、なつかしい感じがします

7000系車内は、東急時代を彷彿とさせる扇風機などもあり、いい感じです。先頭車が電動車なのも良いですね。

お花畑駅で下車して、西武秩父駅へ。ここまで書いていませんでしたが、最近秩父鉄道でもSuicaやPASMOなどのIC乗車券が使えるようになり、とても使いよくなりました。駅には自動改札機ではなく、簡易型のタッチ端末が置かれています。

歩いて数分の西武秩父駅に移動。とはいえ40人近い団体が動くのでちょっと大変です。ここで雨がばらばらと降りだしました。なんとかセーフでしたね。

西武秩父駅では、秋のイベントをやっていて、ステージで吹奏楽やバンドの演奏などが行われています。子ども達にはお土産を買ったりする時間にしましたが、中には名物の「わらじかつ」をたべた子もいたようです。一方で、お母さんに電話して、「お土産何がいい?」なんて聞いている子もいて、とても微笑ましいです。

西武秩父駅で小休止、お家へのお土産を買ってる人が多かったですね

時間少し前にホームにあがると、なんと西武のレア電車「52席の至福」がとまっていました。4両編成なのに52席しかなく、極上のお料理が楽しめるというレストラントレインです。私は初めて実物を見ました。この後すぐに回送で出発してしまったのですが、なかなか良い体験でした。

ホームに着くと、なんと「52席の至福」が停車中

特急専用ホームには、「特急ちちぶ」ラビューが停車中でした。こちらも時を置かずに出発していきました。やはり窓が縦方向に随分広いですね。

池袋行の「ラビュー」も停車中

その後私たちが乗車する4000系電車がやってきました。セミクロスシート、ワンマン対応で抑速ブレーキ付き、トイレもある秩父線用の車両です。この電車に乗ると秩父に来たなぁと思う車両です。

乗車する4000系が入線

乗車直後から、外は滝のような豪雨になり、雷も聞こえます。正丸峠を越える路線なので、運行が心配になりましたが、峠は5キロ近くの長さのトンネルで抜け、反対側に出ると雨も小やみになっていました。

秩父線は単線なので、駅で対向列車との交換があり、少し長い停車時間のこともあります。

単線なので、途中駅で下り列車との交換があります

この辺に来ると、子ども達の疲れで寝てしまう子も出てきます。幸いそこまでの混雑ではなく良かったのですが。

疲れて寝てしまう子もちらほら

この後、飯能で池袋行に乗りかえ。どんどん都会になっていくのが面白く、夕方の池袋駅に無事滑り込みました。

今回初めての横ぐし活動でしたが、子ども達はそれぞれに楽しんでいたようです。参加した皆さんからの感想を聞きながら、次回以降の企画を練ろうと思います。参加していただいたボランティアのみなさま、保護者の方、ご協力ありがとうございました。