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7月29日夏合宿(その1)

鉄道子ども会では、夏休みに1泊の夏合宿(旅行会)を開催していましたが、2019年の夏を最後に新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、合宿自体が中止に。また昨年2022年は茨城県で合宿を予定して計画を進めていましたが、新型コロナ再流行の影響で急きょ日帰りの旅行会に変更となっていました。

4年ぶりとなる夏合宿は、群馬県のSLと碓氷峠鉄道文化むらを訪ねる旅とし、参加人数が多いためおおむね神奈川1団と東京1団の2日程に分けて実施となりました。なお、合宿前にみんなで集まって「勉強会」を開催して、これから行くところの事前勉強や注意事項の確認などをおこないました。

合宿に先だっておこなわれた勉強会

夏合宿その1は、神奈川1団を中心に実施しました。

<1日目>

7月29日(土)朝10時に東京駅地下の動輪広場前に集合。全員集合したので、さて出発!と思っていたら、電光掲示板に怪しい案内が流れてきました。

動輪広場に集合

「尾久駅での信号トラブルの影響で、宇都宮線、高崎線は全線運転見合わせ……………」。鉄道子ども会の旅行は、なるべく安く行くため、普通列車での旅行になります。今回は水上駅からのSLに乗車するということで、その時間にあわせて集合にしていたので、緊急事態です。

一旦は動いている京浜東北線で大宮駅まで出て、大宮駅折り返しの高崎線を狙う判断もしたのですが、ボランティアで運行にも詳しいYさんの見立てでは、高崎線内も列車が詰まっていて通常運行は厳しいので、その手ではSLには間に合いそうもないとのこと。

そこで仕方なく、JR東日本の窓口に行って高崎駅までの新幹線自由席特急券と乗車券を人数分購入。はからずも当会始まって以来の新幹線利用の旅行になってしまいました。

初新幹線で結果的にはラッキーだった?子も多く。。

新幹線「あさま609号」は高崎線不通のあおりでかなり混雑していましたが、みんな分散して乗車できました。乗ってしまえばさすが新幹線。高崎駅まで1時間かかりません。

当初のスケジュールより、今度は早くなってしまったので、高崎駅の新幹線コンコースで時間調整を兼ねてお昼をとります。コンコースには群馬県のキャラクター「ぐんまちゃん」の人形があり、折角なので記念撮影もしてみました。

高崎駅新幹線コンコースの「ぐんまちゃん」前で記念撮影

ここからは予定のスケジュール通りで、上越線を北上して水上駅に向かいます。東京近辺では走っていない211系電車に初めて乗る子がほとんどなので、みんな写真をぱしゃぱしゃ。徐々に山あいに入っていくので、風景の変化も楽しいです。

停車中の211系の写真をぱしゃり
211系 水上行車内

終点の水上駅では、お目当ての「SLぐんまみなかみ」の牽引機、D51を見に行きます。本当はC61の予定だったのですが、機関車の不調で急きょD51の担当となりました。転車台広場までは、駅から数分です。

転車台付近では、火の入った状態のSLを間近で見ることができ、迫力満点です。しかしこの日はとても暑かったので、見学時間も短めにして、駅に戻ります。

SLを間近で見られます
水上駅前で記念撮影

いよいよ今日のおめあての「SLぐんまみなかみ」に乗車します。

そもそも客車に乗ったことのある子がかなり少なく、また蒸気機関車は電気機関車などと違って機械的な音が大きいので、みんなちょっと興奮気味。汽笛の音に驚いたりしていました。

昔は普通に乗れた12系客車も数少なくなりました

途中長時間停車の沼田駅では、一部会員で写真を撮影したりして楽しみました。

沼田駅での記念撮影

私たちが降りる渋川駅に近くなったころ、ようやく車内販売のワゴンが到着。いろいろなグッズだけでなく、固いアイスクリームを買ったりして、盛り上がります。

ワゴン車に人だかりが

楽しいSLの時間はあっという間。乗り換えの渋川駅につきました。7月29日はなんと渋川のおまつり「日本のまんなか渋川へそ祭り」の当日。駅のホームでは、へそ踊りの歓迎もありました。

渋川駅では「へそ踊り」のお祭り当日とあって、ホームでもお出迎えが

渋川駅からは吾妻線。こちらも211系で、小野上温泉駅に向かいます。

吾妻線も211系でした

小野上温泉駅から徒歩数分で、今日の宿「SUNおのがみ」に到着しました。宿の方にもお出むかいいただきました。

お世話になる「SUNおのがみ」さん

早速部屋ごとに分かれて、荷物整理などを行います。そのあとは楽しい夕食の時間です。

しかし子ども達はよく食べます。もちろん好き嫌いのある子も多いのですが、この夕食で初めて食べてみた食材がある子もいて、みんなで食べる力を感じました。

楽しい夕食の時間

そのあと班ごとにお風呂に行き、21時就寝。ほとんどの子どもは疲れて寝ていましたが、何人かは遅くまで起きていたのかな?

 

<2日目>

この宿の特徴の一つに、真後ろを吾妻線が走っているというこがあります。鉄道ファン向けのロケーションなのですが、3階のまどから吾妻線が撮れるのを知っていて、朝早くからカメラをもって写真を撮っていました。

吾妻線の初電を撮影

朝ごはんを食べて、荷物整理をしていよいよ出発です。小野上温泉駅まで歩いて、新前橋行の電車に乗ります。

小野上温泉から乗車
帰りも211系

吾妻線内は空いていたのですが、渋川から先は相当混んできました。前橋や高崎に出かける人が多いのです。新前橋では隣のホームの両毛線からの高崎駅行きに乗りかえ。

新前橋で乗り換え

そして、今回の旅行最大の難関、高崎駅での別ホームへの3分乗り換えを迎えます。写真は撮れませんでしたが、思った以上にスムーズに乗りかえができ、また高崎駅の駅員の方もサポートしていただき、無事に横川行に乗り継ぐことが出来ました。

終点横川では、「EL/SLレトロぐんま 横川」がホームについていました。昨日乗ったD51も列車の高崎方についています。

EL/SL横川号 EF65の500番台も貴重

横川駅では、まず名物の「峠の釜めし」で昼食。有名な荻野屋さんの横川ドライブインで、係の方の説明を聞いてから食べます。益子焼の器は持ち帰っても良いので、かなりの子どもが持ち帰っていたようです。

みんなで「峠の釜めし」タイム!
峠の釜めし

お昼を食べたら、いよいよ碓氷峠鉄道文化むらに移動します。しかしこの日もかなり暑くて風もほとんどなく、移動するだけでも大仕事です。

文化むらについて、最初に記念撮影をした後は、班ごとに見学となりました。

鉄道文化むらで記念撮影
どこから見学しようかな?

予定していた見学時間もあっという間に終了。帰路につきます。横川駅にはまだSLがとまっていました。

昨日乗ったSLが今日は横川に

帰りの信越線も211系でした。高崎駅で階段で乗り換えます。みんなこの辺はかなり疲れています。

高崎駅での最後の乗り換え

帰りの電車の中では、疲れて寝てしまう子も多かったのですが、なかには止まる駅ごとに駅名標を撮影する子も。

2日間の日程を終えて無事東京駅に到着。お疲れ様でした~。

東京1団の「夏合宿その2」はこの後公開予定です。

 

 

南武線浜川崎支線と鶴見線の旅(東京1団)

2023年4月27日(日)に神奈川1団に続いて東京1団の小旅行を行いました。集合は品川駅。京浜東北線で川崎駅に向かいます。

川崎駅で南武線の入線まち

南武線一駅で尻手駅へ。この日はお天気でよい気候でしたので、少し早めについて、尻手駅見学です。

尻手駅で乗り換え 少し余裕の時間があります

尻手駅は貨物線が通っていますので、比較的多く機関車牽引列車を見ることが出来ます。早速貨物がやってきました。

貨物列車が通過します

子ども達はいろいろなことに興味津々で、スタッフにいろいろ聞いています。スタッフにも専門知識を持っている人も多くて、丁寧に教えています。

スタッフにいろいろ質問する子ども達
機関車の単機回送

時間になって、南武支線の2両編成の列車が入ってきました。2両とも動力車という編成ですが、専門家によれば、加速度には制限があるので、阪神のジェットカー(古い)のような出足にはならないそうですが。

南武支線の電車が来ました

この205系1000番台も、まもなく新潟からやってくる127系に置き換わります。9月13日には1編成が置き換わる模様ですので、乗るなら今です。

前面にかぶりつき
クモハ205
乗り鉄中

南武支線は短いため、あっという間に終点の浜川崎に到着です。

浜川崎に到着
記者会見
また貨物列車が通過

この浜川崎駅ですが、南武線と鶴見線の浜川崎駅はつながっておらず、駅前の道路の横断歩道を渡って乗りかえないといけません。また、Suicaなどで継続して乗車する場合は、なんと降りるときも乗るときもタッチをしないということで、なかなか珍しい運用の駅です。

南武線と鶴見線の浜川崎駅は道路を隔てています

鶴見線は205系3連の天下。弁天橋区に集中配備されています。しかし、今年の冬から順次E131系を導入することが発表されました。205系に乗るもの早めがよさそうです。

鶴見線に新型車両を導入(JR東リリース)

205系
鶴見線を満喫中

浜川崎から浅野へ移動し、海芝浦に向かいます。浅野駅のカーブもかなりのものです。鶴見線の駅名には、私鉄時代の鶴見臨港鉄道に関連した名前が多く、この浅野駅は浅野財閥の浅野総一郎の名前からとっています。私立の浅野中高校の創立者としても有名ですね。

急カーブで入ってくる海芝浦行
海芝浦行の車内
海芝浦駅 右は京浜運河(海)

海芝浦は、外に出られない駅として有名です。駅の外は東芝の敷地なので、一般の人は入れないというわけです。これもなかなかレアですね。

駅横の公園から海を眺める

その代わり駅の横に公園があり、そこからも海が眺められます。

浅野駅に戻り、扇町へ向かいます。

扇町行に乗車

扇町駅では少し時間があるので、すこし散策。やはり駅猫もいました。

扇町駅で記者会見(記念撮影)
猫いた
205系の天国 鶴見線

安善駅まで戻り、大川支線に乗りかえます。安善駅そばにはタンク車が停車中。それと、ちょっとマニアックですが、大川支線に入る電車は一部上り線を走行するため、特別に大川支線用の信号がついています。

安善駅にとまるタンク車
大川支線への信号機がある安善駅
レアな行先?大川行

そもそも、会長が若いころには、大川支線は武蔵白石から分岐していて、あまりのカーブの厳しさで17m級の旧型国電しか入線できなかったのです。しかしその後、武蔵白石のホームを撤去して、接続駅を安善に変更するという荒業を使って、20m3両が入線できるようになったのでした。

この関係で、浜川崎方面から大川に行く場合は、武蔵白石経由で運賃計算をするかなりレアな特例が設けられています。かなり早い終電車で大川に向かいます。

終点の大川駅

土日は一日3本しか電車が来ない大川駅ですが、鉄道ファンの人も多くて、結構な人出でした。

折り返しの鶴見行に乗車。鶴見に着けば、鶴見線完乗です。

鶴見駅へラストスパート

みなさんお疲れさまでした。

南武線浜川崎支線と鶴見線の旅(神奈川1団)

2023年5月7日(日)、ゴールデンウィークの最終日に神奈川1団で南武線の浜川崎支線と鶴見線を完乗する小旅行を実施しました。

横浜駅に14時集合、川崎駅から南武線に乗車します。一駅で乗り換え駅の尻手に到着。

川崎駅から南武線に乗車

南武線の浜川崎支線は、もともとは私鉄時代の南武鉄道と鶴見臨港鉄道をつなぐ貨物輸送がメインの路線でしたが、工場地帯への旅客の輸送もありました。

205系1000番台改造車 クモハ+クモハの2両とも電動車という貴重な編成

ここに使われているのが、中原電車区の205系1000番台の2両編成。クモハ+クモハの2両編成で先頭車改造もされています。JR東日本でオールM(全電動車)の編成はなかなか珍しいのではないかと。

この日は雨予報でしたが、この辺りから雨が本格的に振り出します。南武線支線の旅は、開業日に鉄道子ども会で訪れた「小田栄駅」も通って、終点の浜川崎駅へ。

205系なので、床面にモーターの点検口が見える

終点の浜川崎で記者会見(記念撮影)して、鶴見線の浜川崎駅に乗りかえ

終点の浜川崎駅で記者会見

浜川崎からは、当駅始発の鶴見線に乗車。鶴見線は205系の天下です。

気温が急降下して、結構寒いです

この後、浅野駅で乗り換え、海芝浦支線へ。

205系が見られるのもあとわずからしいです

終点海芝浦では、大雨になりました。記念撮影は断念。

再度浅野の戻って、一度終点の扇町に。

終点扇町駅
有名な駅猫?2匹

扇町駅では、有名な?駅猫2匹を発見。ちょっと寒そうでしたね。

再度本線を安善駅まで戻って、いよいよ休日は3本しか列車の無い大川支線へ。これから乗る17:49発が終電になります。

終点の大川駅

大川駅の周辺も工場が多く、平日はそれなりに多くの乗客があるのだと思いますが、休日はそれほどでもないようです。

最後に大川駅で記念撮影

大川発鶴見行に折り返し乗車して、鶴見駅へ。鶴見線と京浜東北線の間にあった改札がいつの間にかなくなっていて驚きました。

横浜駅に戻って無事解散となりました。

鶴見線は、身近な路線なのですが、なかなか乗る機会がない子も多くて、初めて乗ったという子が大半でした。東京1団はこの後5月27日に乗車会を行います。

青梅鉄道公園と「ホリデー快速あきがわ」さよなら乗車小旅行会

2023年3月5日 東京1団では青梅線、五日市線全線完乗と青梅にある鉄道公園見学、そして間もなく運行終了となる「ホリデー快速あきがわ」さよなら乗車会を行いました。

集合はいつもと違って現地に近い立川駅。日曜日ではありますが、人数が集まっても大丈夫な西口改札内に9時集合です。

まずは青梅を目指します。電車は首都圏ではメジャーな233系です。中央線では現在の10両編成をグリーン車を2両増結して12両編成にする予定で、駅のホームを延伸する工事などが行われています。中央線からの直通のある青梅駅も12両対応にするため、先日工事で運休になっていました。

青梅にGO

青梅線内にはラッピングされた車両もあり、楽しいです。青梅~奥多摩間は6両(一部4両)で運転されています。

ラッピング電車がきました

周辺の山々を見ながら40分ほどで終点の奥多摩に到着します。沿線の景色も楽しみですが、久しぶりに会った友達とのおしゃべりも楽しいみたいです。

次の電車で折り返すため、ここで少し時間がありますので、駅から少し離れた「奥多摩ビジターセンター」に向かいます。ここはハイキングや屋外活動をする人の拠点で、館内には山道の木道に似せたコーナーや、クライミングを体験できるところもあり、普段は運動苦手!の子ども達も果敢に?チャレンジしていました。

山道を模した木道

試しにわたってみます

少し遊んでから奥多摩駅に戻り、今日1回目の記者会見(記念撮影)。駅舎が独特の形で味があります。

奥多摩駅でみんなで記者会見

奥多摩から再度青梅線を戻り、青梅へ。青梅駅からは、今回の目的地の一つ「青梅鉄道公園」に向かいます。

青梅鉄道公園は、結構な高台にあるため、急な上り坂を上がっていかなければいけません。子ども達はどんどん登っていきますが、ボランティアでは苦しそうな顔の人も。。。

入場料を払って公園に入り、まずはお弁当タイム。園内にはテーブルも置かれていて、班ごとに場所を決めて班単位でお昼です。みんなお腹が空いていたみたいで、パクパク。

お腹がいっぱいになったところで、班ごとに公園内を見学します。屋外展示ですが、いろいろな車両があって勉強になります。昔の国電の床下や台車の解説など、マニアックな説明会も開催されました。

青梅鉄道公園見学中

青梅鉄道公園には懐かしい0系新幹線も。しかし今の子ども達は当然乗ったことはなく、リクライニングしない座席に驚いていました。

新幹線0系の中

0系新幹線

公園内には大正期の国産旅客用SLの代表格の8620形蒸気機関車も展示。鬼滅の刃に出てくる無限列車のモチーフだそうですね。

鉄道公園でたっぷり楽しんだあと、徒歩で隣の東青梅駅まで歩きます。今度は急な下り坂で、道も狭いので要注意です。

隣の東青梅駅まで歩きます

途中で道路から線路がみえます この辺は231系ばかり

東青梅から拝島に移動。ここから五日市線に乗車します。

五日市線は青梅線と違って、比較的平坦な路線です。青梅線と五日市線はもともと別の私鉄で、戦時期に国鉄に買収されて、今の形になっています。

終点の武蔵五日市に到着。この高架駅は比較的新しく、以前はもう少し東京よりに駅がありました。

武蔵五日市駅前で記念撮影。駅前には絶滅寸前ともいわれている、トレーラーバスが居ました。バス好きは見逃せない!

劇レアなトレーラーバス発見!

さて、いよいよ最後は「ホリデー快速あきがわ」乗車です。3月18日のダイヤ改正で、五日市線に向かうホリデー快速あきがわは運行されなくなるため、最後の乗車機会になります。

子ども達も入線してきた電車にカメラを向けています。

ホリデー快速あきがわ 入線

電車の前で記念撮影も。世田谷線の時に作った横断幕?が役に立ちます。

記念撮影

最後は、全員でこの「ホリデー快速あきがわ」に立川まで乗車。無事解散となりました。

比較的近場での旅行会でしたが、見どころも多く楽しかったでしょうか。今年度の東京1団の活動はこれが最後になります。

本当は子ども達の体力をつけるためにも少し歩かせたかったのですが、青梅鉄道公園の上り下りだけで音を上げている子もいて、どうしたものかとこれからも悩みそうです。

2023年2月11日 鉄道子ども会は設立14周年を迎えました

鉄道子ども会は、2009年2月11日に活動を開始しましたので、2023年の2月11日は14周年の記念日にあたりました。

昨年までは、コロナの影響もあってクイズ大会などを行っていましたが、今年は初めて機関誌の「鉄とも」を創刊しました。

機関誌「鉄とも」を創刊

さらに記念の行事をしたいということで、交渉の結果、東急電鉄の世田谷線での貸し切り運転を行うことになりました。大変遅くなりましたが、その日の模様をレポートしたいと思います。

 

神奈川1団と東京1団が合同で活動を行うのは、実は初めてで、保護者も入れると80名以上になるということで、ちょっと心配していました。

世田谷線の三軒茶屋駅前に集合

世田谷線の三軒茶屋駅前に集合した子どもたちも、なんか楽しそうです。流動阻害にならないように気を付けます。

通常の降車ホーム側で待機します

貸切電車は、臨時のスジに入るらしく、そもそも乗降の時間が短いため、一般のお客さまの迷惑にならないように、降車ホーム側で待機となります。

招き猫電車が登場しました!

いよいよ待ちにまった電車が登場。なんと「招き猫電車」が充当されていました。子どもたちからも歓声が。

折り返しの時間が短いため、一斉に乗車します

一斉に4か所のドアから乗車。みんな思いおもいに陣取ります。全員が座れるわけではありませんが、立っている方がいろいろ見られるというので、座らなかった子も多かったですね。

車内は結構こみこみです

乗車していみると、車内は結構な混みようです。保護者のみなさまも、初めて乗車するという方が多く、都心の軌道線に興味を示していた方が多かったです。

窓には世田谷線管区の方が作られた鉄道クイズが!

車内で驚いたことが、車内のドアなどに世田谷線管区の皆様に作っていただいたクイズが掲示されていたことです。事前に大変な準備をしたいただき、感謝しかありません。

貸切ですので、各駅には止まってもドア扱いはありません

この電車は貸切ですので、途中の駅には止まっても、ドア扱いはしません。なんとも言えない不思議な感じです。

上町駅そばでは、乗務区のみなさまによる歓迎横断幕が!

また、上町駅を過ぎた、検車区のところで、世田谷線管区や検車の皆さんによる歓迎の横断幕とご挨拶をいただきました。これもまったくありがたいことで、感謝しかありません。

招き猫の手もあります!世田谷線は短い路線のため、あっという間に折り返しの下高井戸に到着。ここでもドア扱いはなく、折り返します。

上町の留置線に留め置き後、車内ではクイズなどで楽しみましたが、鉄道子ども会の子たちはさすがに勉強?しているからか、かなり正解していたようです。

車内ではクイズなどで楽しみました

最後に降車して、電車の前で記念撮影をすることとなりましたが、車両を降りるときに大活躍したのが、ステップです。

もともと世田谷線のホームは今よりもずっと低く、そのころはこのステップを出していましたが、その後ホームのかさ上げ工事を行ったことから、通常では使用されなくなっていました。こんなところで役に立つとは。その関係もあって招き猫電車が今回充当されたとも伺いました。

招き猫電車は、ホームがまだ低かったころの名残でステップがあります。今回はそれが役立ちました

最後に、お世話になった東急社員の皆様にも入っていただいて、記念撮影。無事に14周年の記念行事を締めくくるとことができました。

最後に記念撮影 ありがとうございました!

今回のイベントは、東急電鉄の皆様にかなりの部分アイディアを出していただき、また大変な歓迎をいただきありがとうございました。「鉄道の好きな子どもたちが来るから」と、いろいろな対応をいただいた管区、検車の皆様には心より御礼申し上げます。

富士山麓電鐵旅行会(東京1団)

2022年12月26日に、東京1団では富士山麓電鐵旅行会を行いました。

東京1団は普段は東京駅集合が多いのですが、今回は西方面ということで、八王子駅10時集合となりました。

定刻まえにそろったので、出発です。

高尾行はがらがらでした

まずは、中央快速の233系0番台で高尾駅へ。ここで中距離電車に乗りかえです。中央線はここが少し面倒ですね。

高尾で211系に乗りかえます。なかなかのレア車両です。

高尾駅では、中距離電車に乗りかえ。211系がきました。国鉄時代から使われている車両で、今ではこの中央東線と高崎付近でしか見られなくなりました。残念ながらロングシート車でした。

なにやら楽しく見せ合っていますね

中央東線は、高尾から急に山の中に分け入っていきます。次の相模湖駅まではトンネルとカーブが続きます。

子ども達は、外を見たり、なにやら見せ合ったりして楽しんでいます。入会したばかりの子も、徐々に慣れてきているようで、すこし安心します。

大月駅に到着 ここは山梨県ですよ

無事に乗りかえ駅の大月駅に着きました。遠いように思いますが、高尾からは30分ちょっとです。でももう山梨県ですね。

大月駅前で記念写真

ここでトイレ休憩、乗車券購入などをします。記念撮影もパシャリ。

JRと富士山麓電鐵の改札口はちょっと離れていますが、外を通って富士山麓側の改札から入場します。留置線の電車も見られてラッキー!

いよいよ富士山麓電鐵に乗車します

こんな電車が止まってました

今回乗車したのは、富士山ビュー特急8500系。元JR東海が「あさぎり」などで使っていた371系です。ご存知、様々なデザインを手がけられている水戸岡鋭治さんによって改装されていて、車内はゴージャス。3両編成のうち、大月側の2両は自由席(特急券は必要)です。

乗車したのは「富士山ビュー特急」(写真は別日に富士山駅で撮影)

乗車して、まず目が行くのは床の木の模様。寄木細工風です。また窓まわりや壁面にも木を使った意匠が施されていて、とてもいい感じです。

車内がすごく豪華!

日よけも竹で編まれていて、他では見られません。

見てみて!日よけが竹で出来てるよ!

子ども達は、ここでお弁当タイム。車窓に大きく映る富士山を見ながら、お昼です。

お弁当タイム!

お弁当タイム2

楽しい列車の旅はあっという間で、下吉田駅に到着。ここで「下吉田ブルートレインテラス」を見学です。

下吉田駅につきました

まずはブルートレインの前で記念撮影。この日は平日ということもあって、車内には入れずでしたが、昔の寝台車を間近にみる機会となりました。台車とか面白いですね。

展示中のブルトレの前で記念撮影(中には入れず残念!)

また、富士急が独自に発注した5000系「トーマスランド号」も見学。こちらは車内に入れるので、見学。

トーマスランド号 富士急が発注した新車なので、いろいろ興味深いです。

車体の下も見ることができるので、台車の構造についてのミニ説明会などがあって、興味のある子は熱心に見入っていました。まくらばばねがコイルバネの台車は、近年みませんからね。

車内はこんな感じ

下吉田駅も水戸岡先生のデザインで改装されていて、とてもモダンな雰囲気。ここで1時間ほど見学をした後、普通列車で富士山駅へ。ここでいろいろ見学をしたあと、終点の河口湖駅に向かいます。富士山駅がスイッチバック駅なのが面白いですね。

普通列車に乗りかえて富士山駅、河口湖駅に

河口湖駅で、富士山麓電鐵を完乗になります。ここでお土産を買おうとしたのですが、あまり鉄道グッズが無くて残念でした。

帰りは普通列車で、友達同士で何の話をしているのかな?

帰りは普通電車で大月へ。途中の都留文科大学前から乗車が増えるものの、そこまでではなく、無事に大月に到着。

あまり混まないで大月まで

再度211系のお世話になり、高尾乗り換えで八王子に到着。帰りはだいぶ遅くなってしまいましたが、無事旅行会を終了出来ました。

今回初めて旅行会に参加するメンバーも多かったのですが、徐々になじんできている感じがしました。これで2022年の活動は終了となりました。