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神奈川1団>成田旅行会を実施しました(12月17日)

鉄道子ども会では、模型の運転と交歓会といった室内活動(内活動)と、外に出ていろいろな鉄道を見に行く旅行会や見学会などの屋外活動(外活動)をほぼ交互に行っています。12月は外活動で、成田空港周辺の鉄道を訪ねました。

今回の旅行会が神奈川一団の今年最終の旅行会になります。9時30分に東京駅丸の内南口の動輪広場に集合します。ほとんどの人が時間前に集まっていましたが、一人だけ間違って八重洲口に行ってしまい、ちょっと焦ります。

ギリギリになりましたが、なんとか予定の電車に地下の総武快速線ホームから乗車します。20分ほどの船橋駅で下車。その後、近くの京成船橋駅まで徒歩で移動です。

今回から導入した黄色い旗が目立ってます

船橋駅は、JR船橋駅と京成船橋駅の2つが隣接していますが、少し離れていて、通路や商業施設を通らないと行けません。鉄道子ども会は団体行動のため、他の人の迷惑にならないように注意しながら移動しています。今回、黄色い旗を先頭で持つようにしてみましたが、後ろの班からは見えやすいと好評でした。

京成船橋駅で、今回の旅行会初の関門、乗車券の購入があります。鉄道子ども会では、普段はスイカやPASMOで乗車するのですが、今回乗車する終点の芝山鉄道はIC乗車券に対応しておらず、スムーズに下車するためには、この京成船橋で終点の芝山千代田駅までの切符を買わないといけないのです。

 

普段切符を買ったことのない子どもも多く、少しずつ時間をかけて切符を買っていきます。無事に購入できたら、次は改札機。こちらも普段切符を使ったことがなく、初めてという子もちらほら。しかし無事に予定の快速特急電車に乗車できました。

快速特急は、京成上野始発のため、空港へ行く荷物をいっぱい持っている人でかなり混んでいましたので、分散して乗車します。終点の京成成田駅ではトイレ休憩をはさみ、いよいよ本日の注目ポイント京成東成田とそれに続く日本で一番短い民鉄※芝山鉄道に乗車です。※第一種鉄道事業者として

この区間は、短い4両編成のワンマン運転です。ちょうど芝山鉄道の車籍の電車がやってきました。この路線は乗客が少なく、先頭車両は貸切状態になり、子どもたちは、先頭車両のかぶりつきもあり、思い思いに車窓を眺めたり、車内を探検したりして楽しんでいました。

芝山鉄道所属車両に乗車
芝山千代田行車内

芝山千代田駅で折り返しますが、ここで第二の関門の切符購入問題が発生します。折り返し時間は15分しかなく、さらに券売機は1台。ということで、買いきれなかったメンバーは、東成田駅での清算ということで乗り切りました。東成田駅に向かいます。

芝山千代田駅で記念撮影

東成田駅までは、わずか数分です。東成田駅は、その生い立ちからも日本に誇る珍しい駅に入ると思います。現在は構内に壁ができているため全貌はわかりませんが、開業時は相当な規模だったはずです。

芝山千代田駅からすでに東成田駅には申し送りがされていて、スムーズに清算ができました。駅係員のみなさまにはご面倒で申し訳ありません。

東成田駅からは、一部マニアには有名な地下道を通って、空港第二ターミナル駅に向かいます。この地下道は約0.5キロもありますが、あまり通る人も多くなく静かなスポットです。

こんな感じの通路です(別日撮影)

みんなでおしゃべりをしながら歩きます。最後にちょっとのぼり坂を上りきると、急に空港第二ターミナルの京成線出口の前に出てきて、ちょっと驚きます。

空港内を移動して、トイレ休憩の後に空港内のバスで第一ターミナルに移動します。人数の関係で2台に分かれて乗車です

空港内のターミナル連絡バスで第一ターミナルへ

 

第一ターミナルでは、屋上の展望デッキへ。ここでお昼休憩となります。展望デッキは屋根がないため、雨を心配していたのですが、幸いにも風はあるものの快晴で助かりました。班ごとにデッキ内に散らばってお昼を食べます。

お昼タイム!
お昼タイム!2

みんなお腹が空いていたようで、あっという間にお昼を食べて、そのあとは自由時間。間近に飛行機が発着しているのに、あまり飛行機に関心のある子は少なくて、鉄道の話題で盛り上がっている班が多かったようです。この辺はちょっと意外で、乗り物なら何でもいいというわけではないようです。

お昼を終えて、今日3つ目の注目ポイント、京成の空港アクセス特急に乗車します。この線は、それまでの京成成田経由の線とは異なり、JRと並行して進み、途中で分岐して千葉ニュータウン中央に向かう新線を経由するものです。なんといっても魅力は料金のかからない特急なのに最高速度120キロを出すというところでしょう。また途中の成田湯川には、スカイライナーが高速で通過できるように、特殊な分岐器(ポイント)なども設置され、信号も特殊なものを備えるなど見所たくさんです。

アクセス特急に乗ります

来たのは京急の600系、さっそく先頭車に乗り込みます。まあ、当然のことながら、運転席の後ろの席に子ども達が群がる状況です。

前が見える?

さすがに新線区間は速く、日曜日の夕方上りはそれほど混雑もなく、子ども達は存分に車窓をたのしんでいました(一部寝落ちしている子も)。

そのまま日暮里まで行ってもよかったのですが、最後になかなか乗りにくい京成金町線に乗車を試みます。京成高砂駅で乗り換え。同じ京成線ですが、金町線の乗り場は少し離れているため、一度改札を出て、再度乗車する珍しい形です。

金町線は別ホームから出発

金町線も4両編成のワンマン運転です。天井には扇風機もあって、なかなか雰囲気があります。この線も3駅しかなく、あっという間に金町です。

金町からは、常磐緩行線、北千住で常磐快速線に乗り換え、無事に東京に戻ってきました。

今回はちょっと遠目で、いろいろな種類の電車にのれるということで企画しましたが、初めて京成に乗った!なんていう子も多く、楽しんでもらえたと思います。

神奈川1団の次の行事は、年明け1月の交歓会になります。

#一部の写真は意図的に解像度を落として表示しています。

南武線浜川崎支線と鶴見線の旅(東京1団)

2023年4月27日(日)に神奈川1団に続いて東京1団の小旅行を行いました。集合は品川駅。京浜東北線で川崎駅に向かいます。

川崎駅で南武線の入線まち

南武線一駅で尻手駅へ。この日はお天気でよい気候でしたので、少し早めについて、尻手駅見学です。

尻手駅で乗り換え 少し余裕の時間があります

尻手駅は貨物線が通っていますので、比較的多く機関車牽引列車を見ることが出来ます。早速貨物がやってきました。

貨物列車が通過します

子ども達はいろいろなことに興味津々で、スタッフにいろいろ聞いています。スタッフにも専門知識を持っている人も多くて、丁寧に教えています。

スタッフにいろいろ質問する子ども達
機関車の単機回送

時間になって、南武支線の2両編成の列車が入ってきました。2両とも動力車という編成ですが、専門家によれば、加速度には制限があるので、阪神のジェットカー(古い)のような出足にはならないそうですが。

南武支線の電車が来ました

この205系1000番台も、まもなく新潟からやってくる127系に置き換わります。9月13日には1編成が置き換わる模様ですので、乗るなら今です。

前面にかぶりつき
クモハ205
乗り鉄中

南武支線は短いため、あっという間に終点の浜川崎に到着です。

浜川崎に到着
記者会見
また貨物列車が通過

この浜川崎駅ですが、南武線と鶴見線の浜川崎駅はつながっておらず、駅前の道路の横断歩道を渡って乗りかえないといけません。また、Suicaなどで継続して乗車する場合は、なんと降りるときも乗るときもタッチをしないということで、なかなか珍しい運用の駅です。

南武線と鶴見線の浜川崎駅は道路を隔てています

鶴見線は205系3連の天下。弁天橋区に集中配備されています。しかし、今年の冬から順次E131系を導入することが発表されました。205系に乗るもの早めがよさそうです。

鶴見線に新型車両を導入(JR東リリース)

205系
鶴見線を満喫中

浜川崎から浅野へ移動し、海芝浦に向かいます。浅野駅のカーブもかなりのものです。鶴見線の駅名には、私鉄時代の鶴見臨港鉄道に関連した名前が多く、この浅野駅は浅野財閥の浅野総一郎の名前からとっています。私立の浅野中高校の創立者としても有名ですね。

急カーブで入ってくる海芝浦行
海芝浦行の車内
海芝浦駅 右は京浜運河(海)

海芝浦は、外に出られない駅として有名です。駅の外は東芝の敷地なので、一般の人は入れないというわけです。これもなかなかレアですね。

駅横の公園から海を眺める

その代わり駅の横に公園があり、そこからも海が眺められます。

浅野駅に戻り、扇町へ向かいます。

扇町行に乗車

扇町駅では少し時間があるので、すこし散策。やはり駅猫もいました。

扇町駅で記者会見(記念撮影)
猫いた
205系の天国 鶴見線

安善駅まで戻り、大川支線に乗りかえます。安善駅そばにはタンク車が停車中。それと、ちょっとマニアックですが、大川支線に入る電車は一部上り線を走行するため、特別に大川支線用の信号がついています。

安善駅にとまるタンク車
大川支線への信号機がある安善駅
レアな行先?大川行

そもそも、会長が若いころには、大川支線は武蔵白石から分岐していて、あまりのカーブの厳しさで17m級の旧型国電しか入線できなかったのです。しかしその後、武蔵白石のホームを撤去して、接続駅を安善に変更するという荒業を使って、20m3両が入線できるようになったのでした。

この関係で、浜川崎方面から大川に行く場合は、武蔵白石経由で運賃計算をするかなりレアな特例が設けられています。かなり早い終電車で大川に向かいます。

終点の大川駅

土日は一日3本しか電車が来ない大川駅ですが、鉄道ファンの人も多くて、結構な人出でした。

折り返しの鶴見行に乗車。鶴見に着けば、鶴見線完乗です。

鶴見駅へラストスパート

みなさんお疲れさまでした。