12月17日の神奈川1団の旅行会に続き、同じ週の土曜日12月23日には、東京1団の成田の旅行会が開催されました。
いつもの東京駅に9時半集合、今回一名遅刻ギリギリの子がいましたが、無事に予定の電車にのれました。東京1団の子ども達も、班活動に慣れてきて、かなりいい感じになってきました。
JR船橋から京成船橋へ乗り換え、券売機で切符の購入を行います。鉄道子ども会の旅行会などでは、原則スイカやPASMOなどのIC乗車券での清算を原則としているため、切符を買うということはまずないのですが。今回は終点の芝山鉄道がIC乗車券に未対応のため、船橋から符を買っていくことになります。
船橋駅からは京成成田行きの快速特急に乗車します。前回の神奈川1団の時は日曜日で、韓国や台湾などへ帰るお客さんが多く乗っていたのですが、今回は土曜日ということで、そこまで混んでいませんでした。途中から座っても良いという指示をしました。
京成佐倉駅の直前で、車窓左になにやら白いマシュマロのような物体を多数発見。
子ども達に聞いてみたところ、
1)大根の切ったやつ → そんなデカい大根があるの?
2)お餅 → これも大きいね。
3)牧草をビニールで巻いたやつ → 正解
ちなみにこれを当てた子は、北海道旅行に行ったとき、牧草地で見ていて知っていたとのこと。千葉県でも牧草を刈っているところがあるのかと、少し勉強になりました。
京成成田駅では芝山千代田行を待ちます。今回も芝山鉄道所属車両が充当されていました。ラッキーですね。
京成成田駅から東成田駅を経由して、芝山千代田駅に向かいます。芝山鉄道は、東成田から芝山千代田駅のわずか1区間、距離にして2.2キロを営業する、日本で一番短い鉄道会社です。
もともと成田空港の周辺では、空港整備とともに地域の交通網の整備を望む声が多かったので、東成田駅から芝山町までの区間の新しい鉄道ができたということです。2002年10月開業ですので、もう21年目になりますね。もっと東の多古町の方に延伸すれば、利用する人も増えると思うのですが、そこまでには至っていないようです。
神奈川1団の時にドタバタした切符騒動は、やはり今回も繰り返されましたが、なんとか予定の電車に乗車できました。ホームで記念撮影も行いました。
この日もお天気が良くて、日の射す車内はぽかぽか。楽しい車内ですが、次の東成田までは約2分です。
東成田駅に着き、到着した電車をみんなで見送ります。芝山鉄道は運転関係を京成電鉄に委託しているので、運転士の交代などはありません。東成田駅は、京成と芝山鉄道の共同使用駅で、京成の駅務員のかたが勤務しています。
この東成田駅は、1978年の開業時は「成田空港」駅でした。このため、今も地下には今使われているホームのほかに、もう1本ホームがあり、2面4線のターミナル駅だったことがわかります。使われていないホームの駅名表示はいまだに「成田空港」です。
1991年に空港のターミナルが移転し、それに伴って新しい成田空港駅(現第1ターミナル)が開業したことから、今の形になりました。
駅の外に出る階段にも、今は動いていませんがエスカレーターが完備されています。また構内には日本的な壁画もあり、日本の国際的な玄関口であったことがわかります。
外に出たことろで記念撮影をして、また改札前に戻ります。ここから空港第2ターミナルへの地下道に入ります。徒歩約10分くらいで第2ターミナルです。一人で歩くと寂しいですが、このくらいの団体なら楽しいですね。
第2ターミナルからは、空港連絡バスで第1ターミナルへ向かいます。ここで前回の神奈川の時と違和感が。
「なんか人が多い」。。。そうなんです、12月23日はクリスマスの直前で、世界的なクリスマス休暇の真っただ中。空港も一番込み合う時期に入っているのでした。
そんな空港内を移動して、展望デッキに向かいます。
なんとか空港の混雑の中、目的地の展望デッキに到着。ここは空港利用者数とは関係ないのか、空いてます。お天気も良く風もないのでぽかぽかです。
班ごとに分かれてお弁当タイムです。
みんなお腹が空いていたようで、思い思いの場所に陣取ってお昼を食べています。
今回は飛行機の得意な子もいて、みんなに飛行機の説明をしていました。「この飛行機は塗装がレアです」なんてことも教えてもらいました。
さて、お昼の時間も終わり、地下の駅に向かいます。前回と違ってアクセス特急乗り場にもたくさんの旅行客の姿が。空いている電車の先頭まで行って乗車します。今回も京急所属車でしたが、基本同じ運行は同じ会社の車両が担当するのが普通です。年度末になると、調整で他の会社の編成が入ることはありますが。
アクセス特急の先頭は、子ども達が前面展望をとりたくて、集中しています。120キロ運転区間も入るので、やはり興味があるようです。
京成高砂までは高速運転のおかげで40分ほどで着きます。線形も軌道の規格も違うで当たり前ですが、京成本線経由とは大きく異なります。以前のスカイライナーも善戦していましたが、アクセス線ができて、かなり京成が有利になっているように思えました。※ただし東京側のターミナルが悪いのは仕方がないでしょうか。
京成高砂で乗り換えですが、ここでトラブル発生。トイレに行く子が多くて、予定の金町線に乗れなかったのです。まあ、無理をすれば乗れなくもなかったのですが、こういう時にトラブルが起きやすいので安全策をとりました。
一本後の金町線に乗車。今までのアクセス線とは違った、ローカルな線ですが、これもまた鉄道の役割です。2駅で終点の京成金町に到着します。
JRの金町駅に移動してホームに行くと、なにやら人が多くて様子がおかしいです。電車の遅延が案内されていて、電車が急病人で駅間停車しているらしいのです。
ということは今度の電車は相当混んでいるだろうとスタッフの某さんが読んで、1本後の電車に乗ることにしました。結果的にはそちらが空いていて、常磐快速線も同じ列車に乗れたので良い判断でした。
北千住で最後の乗り換え。さすがに小学生の低学年の子ども達は疲れが出ていますが、ここは頑張りどころです。班ごとに班長さんが励ましながら進みます。
最後は常盤快速線の品川行。上野での乗り換えがなくてよかったです。クリスマス前で混雑する東京駅構内を抜けて、集合場所の動輪広場に15分遅れで到着となりました。
東京1団の今年の活動はこれで最終となりました。1年みなさんお疲れ様でした。
#一部の写真は意図的に解像度を落として表示しています。