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行ってきました! 新京成見学&流電乗車

2018年10月20日(日)、新京成電鉄の開催する一般公開(新京成サンクスフェスタ2018)に合わせて、新京成電鉄の完乗と、すこし足を伸ばして流電(流山電鉄)にも乗ろうという見学会&旅行会を実施しました。

当日はお天気に恵まれて絶好の旅行日より。暑くなく寒くなく一年でもいい季節です。横浜駅のスタートがやや遅れましたが、京急のホームに急ぎます。特急の高砂行きに乗車しますが、結構混んでいます。土曜の朝ですから、いつもの日曜と違い人の動きも多いのです。

結局席がガラガラに空いたのは都営線の浅草を過ぎてからでした。班ごとに乗車していて、見知った友達同士でいろいろ楽しそう。電車の話だけではなさそうです。

京成線内にはいってやっと空きました

地下鉄線内は景色も見えないのですが、押上から先は地上区間。京成電鉄に乗車するのが初めてと言う子も多く、みんなきょろきょろ。高砂駅は上下2層の高架駅で、ここで京成の各停に乗り換えます。

青砥で成田アクセス線と分かれると、ほぼ地上区間を走ります。落ち着いた感じの住宅街が広がりますが、踏切も多くて運転士さんは大変だと思います。

各停の終点津田沼まで乗車します。ここでいよいよ新京成に乗り換えです。

新京成(別日撮影)

始発でしたので、先頭車に乗車。当然多くの子どもが運転席の真後ろに。みんな初めての路線なので興味津々なのです。

先頭車ですから、こうなりますね~

津田沼を出ると、次の新津田沼までは新京成線唯一の単線区間に入ります。相当急なカーブを抜けて新津田沼へ。JRの津田沼へはこの新津田沼で乗り換えるほうが便利で大型の商業施設もあるためここから結構乗ってきます。

新津田沼からは複線で、各駅停車ながら快調に走ります。周辺も住宅街が途切れません。途中成田スカイアクセスをくぐったりして、約30分ほどで車両基地のあるくぬぎ山駅に到着です。

くぬぎ山駅でパチリ

みんなで記念撮影をしてから下車。この駅前に新京成電鉄の本社があります。車両基地もあり、この会社の中枢を担っているエリアということになります。

駅を降りると、係の方が道に立っていてくれて、車両基地へ誘導してくれます。住宅街を通るので、邪魔にならないように1列で班ごとに進みます。

車両基地まで1列で歩きます

15分くらい歩くと、いよいよ車両基地の正門に付きます。ここでエリアマップをもらって入場します。ここからは大人数での見学は厳しいため、班ごとに見学をすることにします。

パスモくん?に捕まる団員?

車両の展示を始め、いろいろなイベントが開かれていて大盛況。第一会場と物販中心の第二会場があり、私が同行した2班は、その間を行ったり来たりしてちょっと疲れました。この時期にしては気温も高かったかな。

踏切脱出体験 押すと出られるんですね
新京成の車両揃い踏み キレイな電車が多いですね
台車の形がかわっています
一緒に回った2班のメンバー

見学時間はあっという間。2時間ほどで見学とお弁当を各班で食べて再集合。車両基地前でみんなで記念撮影。

くぬぎ山でぱちり

くぬぎ山駅まで戻り、再度乗車して終点の松戸を目指します。新京成線は優等列車がないため、すべての電車が各駅に止まります。松戸まで7駅ほどで新京成線完乗となりました。

松戸で新京成線完乗の記念撮影

ここからJRの常磐緩行線に乗車し、2駅先馬橋駅へ移動。ここから流電(流山電鉄)に乗車します。

流電はJRと跨線橋で結ばれていますが、改札は全く別ですし、自動改札機もありません。スイカやPASMOなどのIC乗車券が使えない私鉄です。※先日まで湘南モノレールもIC乗車券が使えませんでしたが、利用できるようになりました。

みんな終点の流山駅まで子供100円、大人200円のきっぷを購入します。

流鉄 馬橋駅
馬橋駅での集合写真

車両は元西武鉄道の新101系を改番した5000系(クハ+クモハ)ですべて塗装と愛称は異なるのが特徴。この線はワンマン運転ですが、駅に駅員さんがいるため、運転士さんは運転のほかはドア扱いをしますが、料金収受はありません。

車内はこんな感じ

馬橋の次の幸谷駅は、JR新松戸駅のすぐ横であり、それなりの乗車があります。武蔵野線に乗り換えるならこの駅が便利だからのようです。

住宅地を抜け、途中の小金城趾駅で対向列車と交換し、終点流山駅に向かいます。子どもたちはまたまた先頭車の運転席後ろで前方を見ている子が多かったですね。

流山駅で

終点の流山に到着して、流鉄流山線完乗となりました。

この日は街のお祭り「灯籠まつり」で、16時からお祭りが始まるということでしたが、時間の関係で帰らなければならず、少し惜しい気がしました。流山は、私も初めて知ったのですが、日本一の「みりん」の産地なんだそうです。よく「万上本みりん」というみりんが売っていますが、流山産です。街には万上通りという道もあるとか。

流山は「みりん」の産地!

お祭りで準備中だったのですが、ご厚意で白玉だんごにみりんベースのタレを掛けたお団子をごちそうになりました。なかなか美味しくて、みりんの味を再発見しました。

駅前に地元のボランティアガイドの方が多くいらしたので、少しお話を聞きましたが、醤油と味醂づくりの大きな差は「もち米」を入れるかどうかなのだそうです。ちなみにみりんにはもち米が入ります。

流電の路線図
運転席付近

帰りは定刻の電車に乗車して帰りますが、千代田線は相当混んでいて、立つのも一苦労。乗り換えた副都心線&東急東横線もそれなりに混んでいて、ちょっと子どもたちもつらそうでしたね。

ほぼ予定通りに横浜に到着。解散となりました。

今回は、実は割と引率が楽な旅行になりました。というのも班行動がみんな板についてきて、班長さんやサブリーダーが各班をうまくまとめてくれるようになったからのようです。

見学のときなどは班によって見るところにムラがあったようですが、それもまた班行動ならではと思ってもらえているようで、やっと形になってきたなあと実感している次第です。

次回は11月のボランティア活動になります。

横浜市市電保存館に行ってきました

2018年7月22日に、横浜市根岸にある横浜市電保存館の見学会を行いました。

横浜駅のいつものところに集合し、根岸線で根岸に向かいます。前回鉄道子ども会でこの市電保存館に行ったのは、2011年だったと思いますが、久しぶりの見学になります。

以前は駅から歩いたのですが、昨今の猛暑を考慮して、駅からバスの移動としました。昔の滝頭車庫を活用して作られている保存館は、最近ホールも新設されていてなかなか充実しています。

市電保存館で

まずは館内での見学。班ごとに分かれてそれぞれに見たいところを回ります。市電も古い単車のものから、ボギー車の大きいもの、花電車などいろいろな実車が飾られています。

鉄道模型はやはり人気

またいつも運転会で使っているNゲージよりも4倍縮尺の大きいOゲージの鉄道模型ジオラマはやはり見ごたえがあります。館内には紙で作られたOゲージ車両などもたくさん展示されていて、子ども達も興味深げに見ていました。

また奥まったところにあるシアターでは、市電の記録映像が流されていて、昔の横浜市内の交通を担っていた市電の様子がよくわかりました。

モータリゼーションの波にのまれて姿を消した横浜市電ですが、広島や長崎のように今も残っていたらどんなだっただろうと思いを馳せました。

お昼になりましたので、班ごとに交代でご飯。この市電保存館にもお弁当を食べるスペースがあるのですが、一般のお客さんの迷惑にならないようにと、空きスペースを貸していただきました。

夏休み限定の工作教室などが、午後からホールで行われるとのことで、子たち達も参加。おもいおもいにペーパークラフトを作ったりして楽しみます。夏休み中ということもあって、大賑わいでした。

工作に夢中

楽しい時間はあっという間に過ぎ、恒例の記念撮影をしてからバスで根岸駅に。そして横浜駅に戻り解散となりました。

最後の記念撮影

久しぶりに訪ねた保存館は、とても快適で、じかに昔の車両にも乗ったり触ったりできる貴重な空間でした。子どもの中には、個人でまた来るといっている人もいましたが、夏休み中は特にイベントが多いのでお勧めかもしれません。

行ってきました 大宮総合車両センター&大宮車両所

鉄道子ども会の活動には、大きく分けてNゲージの運転会や交歓会(例会)など主に屋内で行う「内活動」と、旅行会や見学会などの主に屋外や外出して行う「外活動」があります。

今回は外活動として、5月26日(土)にJR大宮総合車両センターが一般公開されるのにあわせて見学会を行いました。

屋外展示 DD51-842 EF64-37 EF64-1023

朝8時に横浜駅の北口改札に集合。いつもの場所なので普通はあまり心配はしないのですが、今回は前回の交歓会で入会されて初めて外活動参加の方もいるので、少し早めに現地に到着しておきます。心配をよそに、どんどん参加者が集まってきて、8時少し前には全員集合。みなさん優秀ですね。

今回から新しい班編成になったのですが、2班だけ同日に小学校の運動会と重なった子が多くてアンバランスな恰好になってしまいました。この運動会とのバッティングはある程度は覚悟していましたが、思った以上に重なる人が多くて驚きました。

横浜駅から上野東京ラインで北上します。一番前の車両に乗ったので、運転席の後ろにかぶりつく子どもあり、窓から流れる景色を眺める子ありと、わりと自由に過ごします。

品川駅で常磐線を見たり、東京ー上野間の急こう配を体感したり、この日はちょうど埼京線の渋谷駅改良工事のため、恵比寿ー新宿間が運休のため、大崎行きや新宿どまりという珍しい行先の電車を見たりと人それぞれに楽しみます。車内もそんなに込み合っておらず助かりました。

ほぼ1時間ほどで大宮駅に到着。すぐに第二集合場所の大宮駅ニューシャトル乗り場前に移動します。行くとすでに大宮から参加のメンバーが待っていました。ここで再度班ごとに出席を確認。続いて班ごとにJR大宮総合車両センターに向かいます。

4年前に鉄道子ども会で大宮のこの同じイベントに参加したときは、駅を出て信号の前から並んでいて、入場に30分ほどかかった記憶があるのですが、今回は工場内で列を作る形になったこともあり、スムーズに入場でき、その後みなさん見るところが分散するため割と楽に見学することができました。

ここから先は班行動になります。私は前半は1班、後半は3班について回りました。4年前は班行動どころか、会員2名+スタッフ2名の計4名での参加だったことを考えると随分と大規模になったものです。

大宮総合車両センターはかなり広いため、まず近場の車体工場から見ていきます。ステンレス車両は外板が原則腐食しないためこの工程はありませんが、鋼製車体の車両では外板の傷み具合によっては削ったり、板をはりなおしたいりするのですが、塗装を剥がしてパテ塗をしている車両を見ることができました。今の状態はひどい感じですが、ちゃんと塗装をするときれいな車体に戻ります。

また、なぜか小田急の4000系も入場していました。信号関係の追加工事なのでしょうか。乗り入れが増えてくると各社いろいろな工事が増えますが、こういったことも今後増えてくるのでしょうね。

トラバーサーはあまり人が並んでいなかったために1班はみんなで乗ることにしました。車両を1両横移動させることができるものですが、大きな車両工場にはこのトラバーサーがあるところが多く見た人も多いと思います。縦方向にしか移動しない車両を横方向に移動するのですからちょっと不思議な感じでした。

屋外でDD51などの車両を展示しているのをかすめて、今度は北側に進みます。途中パンタグラフが置いてあったので動作の仕方などをみんなで確認しました。シングルアームパンタはやはり重いですね。

パンタグラフ PS33

続いてJR貨物エリアに入ります。車両部品販売のところに長蛇の列ができていましたのでこれはパスして、工場建屋内に入ります。EH500の運転台公開をしていましたが、鉄道子ども会の別の班がすでに並んでいて丁度運転台に乗るところでした。入った子の話では、随分ゆったりとした運転台だったとか。

同じエリアで「ポップコーン」が小学生以下の子どもにふるまわれていて、もらった子どもたちはパクパク食べていました(私も少しお相伴にあずかりましたが)。

ポップコーン!

もう少し進んでいくと、クレーンによる機関車のつり上げ実演をやっていました。私も機関車のつり上げは初めて見ましたが、迫力がありますね。電車などと違い重量があるため、吊り下げるための道具立ても随分と違っていました。子ども達もカメラを向けて記録していました。

そうこうするうちにお昼に近くなりましたので、食堂のある建物前で各班と再集合し3階の食堂に向かいます。食堂はすでに大混雑で食券売り場にも列が。少し並んで食券を買うのですが、ハチクマ定食とかなかなか秀逸なネーミングのものもあり誘われます。

食事はわりとすぐに出てくるのですが、座るところがなくて難渋しました。子ども連れのお客さんが多くてそれなりに時間がかかることもあり、まとまって席をとるのは断念して、個別に空いているところで食事となりました。この辺りは次回以降の改善点でしょうね。

食後は、また班に分かれて見学です。ミニ新幹線に乗りに行った班や、鉄道模型の運転に行った班もあったようですが、なにせ広い構内なのでなかなかすれ違いません。最後の集合間際になると気温も上昇してきたこともあり、なんとなくみんな休憩車両に集まっていたのが面白かったですね。屋外の展示車両の前で集合写真を撮影し工場を後にしました。

最後に集合写真

JR東日本とJR貨物最大の車両工場を半日でまわりましたが、みんなそれぞれに楽しめたようでまずはよかったです。班行動では、それぞれの班にスタッフと保護者の方もついていただいたのですが、迷子も出ずに無事に帰ることができ本当に感謝しております。

次回の活動は、6月の東戸塚地区センターでの交歓会&Nゲージ運転会になります。

遠足に行ってきました(地下鉄博物館&都電荒川線)

2017年9月30日(土)に、葛西の地下鉄博物館見学と都電荒川線に乗車する遠足をしてきました。

集合時間よりだいぶ早く集合場所の横浜駅に着くとすでに待っているメンバーが。なんと集合時間の1時間以上前についてしまったのだとか。どんだけ楽しみなんやねん!

ほぼ時間通りに横浜駅を出発。まずは東急横浜駅で今日のきっぷを購入します。「東急東京メトロパス」という切符で、東急線の往復とメトロ線内乗り放題というものです。いつもはPASMOやSuicaで乗り降りすることが多いので、切符の買い方や改札機の使い方も兼ねて券売機で切符を購入します。

当初予定より1本早い急行電車に乗れましたので東横線を北上。普段乗っていない子供も多く、きょろきょろ。横浜高速の電車も珍しいのです。中目黒まではそんなに混まずに到着。

新車は7両編成です

中目黒駅で電光掲示板を見ると次次発の電車は7両編成の表示。日比谷線は東横線との直通運転をしなくなっていますので、すべての電車が中目黒始発なのですが、この7両=新型車両ということになります。みんなの意見で一本送って新型車両に乗ることにしました。

新車が来ました!

新車のメトロの13000系がやってきました。まだ新車の匂いがプンプンです。車内のモニターが3面あったりとなかなか意欲的です。子どもたちも興奮気味。日比谷線も混むのかなと構えていましたが、それほど混まず茅場町へ。

乗り換え!茅場町駅は工事中です

茅場町は工事中で駅構内がバタついていましたが、トイレ休憩を入れながら東西線のホームへ移動。この乗り換えは比較的楽でいいですね。葛西駅までGO!西葛西駅の手前から地上区間に。

葛西駅に着きました

葛西駅に到着し、そのまま地下鉄博物館に向かいます。鉄道子ども会で以前来たのは2012年の夏ですから5年前ですね。その時の記事はこちら。約二名今回も参加していますが、年月の移り変わりを実感できます。今回は総勢20名に少し足らず、団体割引適用の野望は潰えました。

地下鉄博物館&大井車両工場見学してきました

地下鉄博物館 旧丸ノ内線がお出迎え

丸の内線の車両は変わらないようです。

館内では班行動にしました。それぞれ班ごとで見学~のつもりでいたのですが、個人個人で興味のあるところが違うので徐々にバラバラに。この辺は改善の余地ありですね。しかし逆に言えば見どころ満載の博物館とも言えます。

シミュレーターに行った子も多かったのですが、割と実物をじっくり見る子が多くて驚きました。シールドマシンの展示も地下鉄ならではで迫力がありましたし、トンネルをこうやって掘っているのを初めて知ったという子供も多かったようです。鉄道という自分の好きな分野から少しでもいろいろな方向に広がってもらえればと思います。

シールド区間の実物大展示

また、シールド区間の実物大展示も圧巻でした。建築限界、車両限界など説明しどころ満載です。

シミュレータやクイズコーナーも

全体的に地下鉄博物館は少し高学年と大人向けの展示が多くて、鉄道子ども会の子どもたちにはちょうど良い内容だったように思います。

ドア操作などの体験も
パンタグラフの説明コーナー

お昼のお弁当も館内で食べ、約3時間半楽しんで博物館を後にしました。最後はお決まりの記念撮影!

最後にお決まりの集合写真

さて、葛西駅から茅場町まで再度東西線。今回は混んでました。土曜の午後に都心に出る人が多いということだと思いますが、子ども会のように団体行動をすると、周囲との関係に気を配ります。子どもたちは基本着席しないように言っていますがそれでも20人近くの子どもが乗っていると周りは驚きますよね。

東西線は土曜でも結構な混雑

さて、再度工事中の茅場町駅で乗り換えて日比谷線へ。こちらも午後に入りだいぶ混んできています。三ノ輪で下車。トイレ休憩をはさみながら三ノ輪電停に。自分も三ノ輪から都電に乗ったのは十数年前なので、班長のN君の先導で電停に向かいます。

三ノ輪電停で
三ノ輪電停で

電停では、何本か電車を送って撮影タイム。いい雰囲気の線です。

これには乗りませんでした

結局、3本目の新車8900系の8902に乗車することに。8800系の丸っぽいイメージに比べると、直線を生かしたスマートな印象の電車です。

新車のこれに乗りました

途中信号で止まることも多く、子どもたちは驚いていました。基本専用軌道がほとんどなのですが、大きな道路との交差するところは信号に従って運転になります。

後ろからの景色もなかなか
後ろの方が空いています

約一時間乗車し、無事鬼子母神前電停で下車。地下鉄の雑司ヶ谷駅には電停雑司ヶ谷より鬼子母神の方が近いということでしたが、見た感じそんなに差がないようにも見えました。

鬼子母神電停が地下鉄駅雑司ヶ谷駅の最寄りです 電停雑司ヶ谷からも行けそうですけど 向こうに見えるのは池袋の高層ビル

副都心線の雑司ヶ谷駅はかなり深いところを通っており、エスカレーターを3本ほど乗り継いで改札階へ。ホームにはさらにもう一本エスカレーターですから随分な深さです(後で調べたら地上から33.8mの深さだそうです)。

雑司ヶ谷駅です ものすごく深いところに駅があります。早速シールドの実物見学

雑司ヶ谷駅のホームは、先ほど地下鉄博物館で勉強してきたシールド工法で作られています。なるほど、駅の壁が丸いのはこういうことだったのね、と納得している子も。

この後新宿3丁目でFライナー(特急)に乗車し、無事横浜駅に。横浜駅で東急東京メトロパスを記念にもらえないかと窓口に聞いてみると、スタンプを押して持ち帰らせてくれました。こういう心遣いはうれしいですね。ありがとうございました。

今回は日帰りの遠足でしたが、いろいろ勉強になった一日でした。これで年度前半の活動は終了です。現在の1班、2班の体制もこれで終了となり、次回の活動から新しい班編成での活動になります。これからも楽しんでいきましょう。

2017年夏合宿 行ってきました

7月22・23日の夏休みに入って初めての土日に、鉄道子ども会として初めての宿泊旅行会(合宿)を行いました。

初日は朝8時に横浜駅北口に集合、予定通り上野東京ラインで出発です。今回は保護者3名の他、スタッフに新しく参加していただいた大学生のボランティアの方も含めて3名、それに参加者11名の合計17名(全員男性!)のグループとなりました。お天気も良いのはよかったのですが、熱中症などには気を付けないといけません。

上野駅で乗り換え、ここで会長はお弁当を仕入れたのですが終点の勝田でその選択が間違えだったことがわかります。常磐線は取手以北の交流区間に直通するクハE531-21に乗車。上野の段階では15両編成の6両目ですが、途中の土浦で前の5両が切り離されると先頭車になる車両です。

常磐線に乗るのが初めてという子どもも多かったのですが、景色を眺めたりするだけでなく、みんなでおしゃべりをしたりと楽しく過ごします。荒川を渡って千葉県に入って歓声を上げ、利根川を渡って茨城県に入ってまた喜ぶといった雰囲気です。

鉄道ファンの間では何かと話題になる「取手-藤代」間の交直流切り替えのためのデッドセクション(無電区間)も、最近の電車は照明が切れることなく通過してしまい、やや盛り上がりに欠けます(冷房は切れるのでそれとはわかるのですが)。

土浦駅で前5両切り離し

土浦では前5両切り離しで停車。切り離し作業を見に行くのですが、こちらも自動化が進んでいてあっさりと終ってしまいます。

終点勝田に到着。近代的な橋上駅になっていて構内にもお店が何軒も入っています。おいしそうなお弁当が並んでいて、ここでお弁当を調達すればよかったと後悔しました。

勝田駅で記念撮影

さて、ここからが本日見学させていただく「ひたちなか海浜鉄道」です。JR勝田駅の改札を入って、ホームに行くとそこにひたちなか海浜鉄道の改札がありました。ここで1日乗車券を購入し停車中の「ミキ300-103」に乗車します。この車両は、兵庫県にあった三木鉄道(旧国鉄三木線)で使われていたのですが、三木鉄道廃止に伴いひたちなか海浜鉄道に転籍したものです。

三木鉄道から来た ミキ300

12:04発。ひたちなか海浜鉄道の車両はすべてワンマン運転仕様なのでバスであるような運賃表示器があります。また運転席の横があいているので前の景色も見放題という状況に子どもたちは前の方に固まってしまいます。乗降のお客さんも当然前ドアからの乗降になるので、邪魔にならないように整理。都心の電車ではなかなか味わえない風景を堪能します。田んぼの緑も鮮やかでしたが、線路は平坦なところだけでなく、少し高いところも通ったりと変化があり楽しいです。

ワンマン運転のための運賃表示器

ひたちなか海浜鉄道の本社と車庫のある那珂湊(なかみなと)駅に到着。現在この駅はバリアフリー化工事中でホームが狭くなっています。改札まで出向くと、今日見学会を担当していただく係の方が待っていてくださいました。

見学会の前に昼食ということで、ご厚意で留置中のキハ205車内を開けていただき、そこでご飯を食べることに。あとで伺ったところでは、このキハ205は、旧国鉄キハ20のラストナンバー車であり、営業運転できるのはこの1両だけだとか。

キハ205車内でお弁当

窓を全開にしてお弁当を食べていても、暑くはありますが風が入ってそれほど気にならず。会長が高校生の時の汽車旅が思い出されます。昔は冷房は急行型だけで、ローカル線ではまず冷房車には当たらなかったのですが、それでもいろいろなところに行っていました。

食事が済んでいよいよ見学会の始まりです。最初ご挨拶いただいた後、まずは今お昼を食べたキハ205から。いきなり床板を外してディーゼルエンジンと変速機、推進軸を見ます。普通エンジンなども横から見ることは多いのですが、上から見るのは会長も初めてです。エンジンはDMH17系列(8気筒、排気量17000CC)、流体変速機という戦後気動車の一つの完成形です。思った以上に変速機が大きいのに驚きました。

担当の方からご挨拶と注意事項など
車内からエンジン上部を見る

そのあとヘルメットを被って車庫内を見学。現役の車両に加え、保存されているケハ600などを見ていきます。キハ11型のうちの2両は、ドア高さの関係で運用に入ることはなく、部品取り用になっていると聞いて一同驚いたりと、実際の運営にかかわっている人でないとわからないことを教えていただきました。

保存車体のケハ600
キハ200(元鹿島臨海鉄道)

車両の連結器の実物も普段は触ることができませんが、直接触れる機会もあり、全員楽しい時間をすごすことができました。

連結器はこんな動きです!

予定時間をオーバーして見学会は終了、係の方にお礼をいって那珂湊駅で記念撮影、そして各自グッズを買ったりと時間を使います。那珂湊駅では地域のボランティアの方の演奏があったりと、街を挙げて鉄道を盛り上げようとしているところが見えていました。那珂湊にはいろいろ見どころもあるのですが、今回は時間の関係でパスし、次の列車で終点の阿字ヶ浦を目指します。この車両もミキ300-103でした。

那珂湊駅で

那珂湊から阿字ヶ浦までは比較的起伏も大きく、途中高台も通ります。畑の中を行くのんびりした風景もいいですね。阿字ヶ浦でひたちなか海浜鉄道完乗となります。14.3Kmと短い路線ではありますが、景色の変化が大きい線でした。

阿字ヶ浦駅で

時間の関係で阿字ヶ浦でそのまま折り返し、勝田に向かいます。勝田で常磐線普通に乗り換え水戸へ。そして今度は鹿島臨海鉄道に乗り換えます。土曜日の夕方ということで部活帰りの高校生などで車内は結構な混雑。この線はもともと国鉄線として計画され、鉄建公団が作っていた線の運営を引きとったものであり、原則として踏切がなく線形も良好。

水戸を出て少し常磐線と並走したのち、水田地帯を高架で渡っていく光景はなかなか見ごたえあり。20分ほどで大洗駅着。

大洗駅で

今夜の宿は大洗の民宿「東光苑」さんですが、徒歩で30分くらいかかる予定です。さて歩きますかという矢先、目の前に「巡回バス 海遊号」なるバスが止まります。運転士さんに聞いてみると、宿のそばまで行くとのこと。子どもたちより、スタッフ、保護者の疲労具合の関係で急きょバスに乗車することに。この辺りは相変わらずのドタバタ感です。

このバスのおかげで予定よりも早く宿につけました。二階の部屋に班ごとに分かれて荷物を入れます。後で聞いて驚いたのですが、民宿や和室に布団を敷いて寝るというのが初めてという子が多かったのです。ちなみに茨城県初めて!という子どもも多かったですね。

時間が少しできましたので、近くの海まで散歩。海岸ではみんなで「水切り」に挑戦します。誰かさんはここで頑張りすぎて、翌日腕が痛いとか言ってましたが。夕方の海岸でみんなで遊んだのも思い出になるでしょうか。

夕ご飯は1階の大広間で。おいしいごはんとおかずをみんなでワイワイ言いながら食べます。とてもおいしくて、おかわりをしている子も多かったですね。そのあとはお風呂ですが、風呂に入っている時間が長いだの短いだのとひと騒ぎが。それぞれの家や個人で違うということが分かったかな?

夕食の風景

子どもたちも疲れていたのか、部屋に布団をしいてお休みなさいでほとんどの子が寝ちゃっていました。スタッフ&保護者は別室で懇親会を実施。これが楽しいといってはいけないのでしょうが。

 

二日目は鹿島神宮からのバスの関係でどうしても大洗8:42分の列車に乗りたいので7時にご飯、8時宿出発としました。朝ごはんもおいしくてみんなしっかり食べてました。出発前に宿の前で記念撮影。おじさん、おばさんありがとうございました!今日は宿の車で駅まで送ってもらいましたが、やはり歩いたら結構かかりそうでした。

結構みんな寝起きが良い!
東光苑さんありがとうございました!

予定どおりの列車に乗車。日曜日の朝ということもあり、空いています。車内はガルパン関係のイラストが多くてなかなか楽しめます。大洗駅にはガルパン目当ての旅行者も結構多かったですね。

鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線は相変わらず踏切がなく、鉾田付近では北浦を望む他は、畑の多い田園地帯を走ります。一時期日本で一番長い駅名となっていた、「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」駅は停車。サッカーの試合がない日なので、鹿島サッカースタジアムは通過して、終点鹿島神宮駅へ(厳密には、鹿島サッカースタジアムから鹿島神宮まではJRの路線です)。

鹿島神宮で

鹿島神宮駅からはバスでの移動になります。このバスが土日が本数が少なく、今回の見学会で一番調整の難しいところでした。バスは一般のお客さんは2名で他は鉄道子ども会のメンバーでしたが、鹿島市内を周遊して神栖市内へ向かいます。バス停からは徒歩15分ほどで神栖車両区に付く予定でしたが、思った以上に時間がかかってしまいました。

バスはほぼ貸し切り状態

神栖は鹿島臨海鉄道の臨港線の貨物駅も併設されており、コンテナ貨物にディーゼル機関車がいて賑わっていました。事務所二階の会議室でご挨拶の後、実際の検車場に向かいます。鹿島臨海鉄道はもともとは貨物輸送からスタートした会社で、ディーゼル機関車のKDR5を拝見することができました。

神栖車両区&神栖駅

機関車やディーゼルカーも車と同じでキーがあるということは知っていましたが、実物を間近で見ることができたのは初めてでした。特にエンジンが2つあるKDR5はキーも二つあるなど勉強になりました。

KDR5は、中の機関部分、ターボチャージャー、インタークーラーなどもばっちりみられるようにしていただいており、丁寧に説明いただきました。高学年の子どもたちからは、車の技術よりも進んでいたんだねとの感想も聞こえました。また機関車の燃費はなんと数百mしかないそうです。でもあれだけ重い貨物を引っ張るのですから当然なのかもしれません。

巨大なエンジン
丸いのがターボチャージャー
四角い箱上のものがインタークーラー

今度は機関車の運転席に上ってみます。国鉄のDD13型に準じた作りのKDR5は両側に運転台があり、進行方向によって使い分けをしていることや、夏はクーラーがなく、両側にエンジンがあるため暑いことなどいろいろなことをうかがえました。子どもたちはブレーキハンドルに触ったり、汽笛を鳴らしてみたりしていました。

次にディゼルカーの6000型を拝見します。このディゼルカーはトイレが設置されており、その対応について担当の方の軽妙な解説にみんな聞き入っていました。また新型の8000型との動力伝達の違いなどを教えていただきました。

 

次に車内に入って運転席に座ったり、緊急用の電話の使い方など日ごろは目に見えない部分についても解説いただきました。子どもたちはやはり運転席に座ることが夢なのでしょう、交代で座って感触を確かめているようでした。

盛りだくさんの内容の見学会も時間オーバーしつつも終了。こちらもご厚意でお貸しいただいた会議室でお弁当を食べたのち、帰りのバスの時間もあるためご挨拶もそこそこに帰路につきました。もっといろいろ見たかった~というのが本音でした。

車両の前で記念撮影

バスが遅れてきたり、雨が降ってきたりと鹿島神宮駅までの帰りもドタバタはありましたが、鹿島神宮を見学する組と駅でまったり組に分かれて行動し、それぞれ時間をうまくつかいました。

鹿島神宮駅からは改造された209系。昔は京浜東北線を走っていたのでしょうか?

佐原駅で

佐原で乗り換え、こちらも209系、そして新駅舎への切り替え工事がほぼ終わった千葉駅で最後の乗り換えをして、総武快速・横須賀線経由で無事定刻通り帰浜しました。

今回の見学会では、ひたちなか海浜鉄道さまと鹿島臨海鉄道さまに本当に多大なご協力をいただきました。「子どもたちが来るから」と事前にいろいろご用意いただいており、本当に感謝しております。担当していただいた皆様の、「鉄道の好きな子どもたちへの愛情」が感じられて本当にうれしく、この活動を続けていてよかったと思いました。

また子供たちの感想は直接は聞けていませんが、宿泊したことでいろいろな経験もできたのではないかと思います。また保護者とスタッフの関係性も深まったと思います。大学生ボランティアの方(あえてお名前は出しませんが)も最初は戸惑いながらも子どもたちのことをしっかり見ていてくれたこと感謝です。また、この合宿のしおり(旅行中役に立った!)を作っていただいたり、手土産を事前に買っていただいた保護者の方など、本当に多くの方にお手伝いいただきました。ありがとうございました。
いろいろな意味でこの会の活動の一つの区切りになる合宿だったと思います。

関係者のみなさん、保護者の皆さん、そしてなにより見学会にご対応をいただいたひたちなか海浜鉄道と鹿島臨海鉄道のみなさま、ありがとうございました。

電車とバスの博物館 見学会

2016年10月30日(日)、東急田園都市線の宮崎台にある「電車とバスの博物館見学会を行いました。

今回は参加人数が多いので、2班編成にすることになり、1班をカイセくん、2班をシュンイチくんに班長をお願いすることにしました。

行きは東戸塚から横浜、東横線自由が丘経由の大井町線・田園都市線周りで宮崎台へ。普段東急線に乗りなれない面々は、ホームドアの設置が進んでいたり、西武やら東武やらからの乗り入れ車に喜んだりと楽しい旅路になりました。

dsc_1154自由が丘駅での乗換

予定通り開館前に宮崎台に到着。結構な人が並んでいます。10時の開館と同時に入館し、希望者は8090系のシミュレーションの予約をとります。その後、班ごとに見学スタート。

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やはり人気はシミュレーター?

電車とバスの博物館といえば、シミュレーターがいろいろなレベルでそろっていること。みんな思い思いにシミュレーターに取り付いて運転していました。

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別館にはプラレールコーナーも

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本格派シミュレーター!

最初はばらばらに好きな事をやっていた子供達ですが、少しずつ一緒になって遊ぶようになっていきます。同じものが好きな子ども同士、少し学年が違っても楽しみながら遊んでいます(若干悪乗りのすぎたグループもあったやに聞いていますが)。

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途中お弁当タイムをはさみながら、計4時間ほど館内で楽しみました。

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通称ペコちゃん(300系)のまえで記念撮影

宮崎台からは、中央林間、藤沢経由で東戸塚に戻ってきました。ここでも東急や小田急などあまり乗りなれない鉄道に興味津々の一同でした。予定より少し早く無事東戸塚に到着しました。

今回は保護者の方の参加も多く、いろいろとフォローしていただき助けていただきました。また子供たちの中には、ワクワクしすぎて朝早く目が覚めてしまった子もいたなど、子どもたちがとても楽しみにしていたことがわかりうれしかったですね。引き続き楽しい行事を続けて行きたいと思います。

次回は11月6日のRTCとの共催の運転会(都筑)。そのあとは12月4日お結び広場、12月23日交歓会&Nゲージ運転会の予定になります。なお、次回の11月6日の運転会は、鉄道子ども会主催の行事ではありませんので、子ども会への入会手続きなどは行いませんのであらかじめご了承ください。