10月5日(土)。西武鉄道新宿線、南入曽車両基地で行われたイベント、「西武トレインフェスティバル2019 in 南入曽車両基地」に便乗して、鉄道子ども会でも見学に行ってきました。
いつもより遅めの9時集合。子ども達は余裕で集まっています。最初はお母さんと一緒に来ていた子も、気が付くと一人で集合場所に来ていて、成長を感じます。
今回はJRではなく、東急東横線の特急で所沢まで向かいます。本当は指定席のSトレインとかもいいのですが、相当朝早起きしないと乗れないので今回はパスです。
Fライナーの小手指行に乗ります。少し時間がありますがこの電車で。東急の5000系がやってきました。
この時間の車内は結構混んでいます。ガラガラになったのは池袋を過ぎてから。池袋線は一部複々線化(練馬~石神井公園)されていて、この間は内側が緩行線、外側が快速線のイメージで小田急小田原線の複々線とは内側と外側が逆です。
周りに畑が増えてきたかなと思ったら所沢です。久しぶりに降りましたが、以前とさらに変わっていて驚きます。本当はゆっくり見ていきたいところですが、先を急ぎますので今度は新宿線に乗りかえます。
所沢に行っていつも戸惑うのは、池袋線と新宿線の都心方面への電車が逆方向に走ること。西武は所沢駅で新宿線と池袋線がX字型にクロスするのでそうなるのですが、何度行ってもなれません。1番線の新宿線下りホームから、次に来た新所沢どまりの各停に乗車します。
電光掲示板にはパリーグ優勝記念乗車券のテロップが流れていました。次の終点新所沢のホームで写真を撮ったあと、コンコースに上がります。そこで新所沢2次集合のメンバーと合流です。
本当はここから徒歩30分で車両基地に向かうスケジュールでいたのですが、気温が30度近くまで上がるということあって、急きょ車両基地行きの臨時電車に乗車することに変更します。IC乗車券での車両基地での清算を避けるため、一度この新所沢駅で改札を出て、もう一度車両基地用の乗車票をもらって入場します。こうすると車両基地での清算がいらなくて、スムースに出場できるということです。
もう一度ホームに戻り、臨時電車に乗車。車両基地までは途中の信号所で停車したりするので少し時間がかかりますが、歩くのよりははるかに早くて楽でした。車両基地では洗浄線で下車し、階段を伝って降りる形式。どの場所にも西武の係員の人がいて丁寧にサポートしてくれます。
臨時の改札を過ぎるといよいよ会場ですが、これがなかなかの人出です。ここから3時間ほどの班行動となりますが、おひるも近いことがあり、どの班もまずは涼しい休憩用車両でお弁当タイムになったようです。
この日は前日と打って変わり30度近くの気温に加え日差しも強くて、冷房の効いている車両の中は本当に極楽でした。30分ほどで食事タイム終了し、私の付いた3.4班は車両基地内の見学に移ります。
建屋の中では、車両の下回りをゆっくり見られるエリアがあり、台車や制御器などを見て回ります。抵抗制御器とMGを久しぶりに見ました。
この他、普段はなかなか見られない展示が目白押し。こういう時に勉強会でいろいろ学んだ知識が使えるというものです。
その後、暑い中ですが外の展示を見ていきます。夏合宿も暑かったですが、この日は日差しがきつくてまいりました。さすがに私もへとへと。
そうこうするうちに見学時間も終わり、記念撮影をして帰路につきます。
最後の臨時電車に乗るのに少し時間がありましたが、その帰りの臨時電車で驚きの仕掛けがありました。洗浄線から出発した電車は、西武の社員のみなさんからホースで水をかけてもらったあと、洗浄機を稼働させたブラシの中を通って新所沢駅に向かいます。つまり臨時電車に乗った人は全員車体洗浄を体験できるというわけです。この時ホースで車体に水をかけていた西武の社員のみなさんの笑顔がとても素敵でした。どの会社の人もそうですが、鉄道ファンにとてもやさしくして頂けるので、この会をやっていても助けて頂くことが多いのです。
新所沢駅から所沢駅乗り換え、またしてもFライナーで横浜まで直行します。あまり直通で乗る人はい何のでしょうけれど、こういう機会にはぴったりの電車でした。