9月22日から23日の1泊2日で行った伊豆への秋合宿は、
幸い雨にも降られず、たのしく無事終了しました。
詳細のお知らせは秋合宿(2)終了後にまとめてレポートします。
9月22日から23日の1泊2日で行った伊豆への秋合宿は、
幸い雨にも降られず、たのしく無事終了しました。
詳細のお知らせは秋合宿(2)終了後にまとめてレポートします。
5月18日(土)に、秩父鉄道開催の「わくわく鉄道フェスタ2024」にあわせて、黄青チームの旅行会を行いました。
鉄道子ども会は、現在神奈川と東京の2団体制で活動しており、また各団で学年ごとにチーム分けをしています。小学1・2年が黄色、小学3~5年が青チーム、6年生以上中学生までが緑チームとなっていて、今回は神奈川東京混成の小学5年生までの旅行会になりました。
当日は集合時間を少しはやめて、秩父鉄道の臨時電車に乗れるように予定を変更していました。 8時40分に東京駅丸の内地下の動輪広場に集合。みんな遠足前の気分なのか、早めに集合します。予定通りの9時発の高崎線、新前橋駅に乗車しました。
小学5年生くらいまでですと、長距離電車に乗る機会はあまりないようなので、1時間超える乗車時間の電車の旅を、それぞれ楽しんでいたようです。
途中の北本駅では、駅名表が珍しいとだれかが発見して、写真をパチリと。いろいろ目の付け所が違うようです。
電車も比較的空いていて、問題なく熊谷に到着。ここでトイレ休憩と、秩父鉄道への乗り換えになります。
秩父鉄道の臨時電車は直接広瀬河原の車庫に到着するため、SuicaやPASMOなどは使えません。そこで熊谷駅で切符を買い、購入し終わった班からホームに移動することにします。
改札前の電光掲示板には、「広瀬河原行き」と駅名は存在しない車庫の名前が表示されていました。ちょっとレアですね。
臨時電車は、元東急8500系を改造した3両編成の7000形
臨時電車は一旦車庫を通り過ぎて次の大麻生まで行き、そこから方向転換をして、途中から車庫線へ転線する形で運行されます。このため運賃も大麻生までの金額(子ども120円大人240円)となっています。
臨時電車を仮設のはしごで降りて、いよいよ車庫見学のスタートです。ここからは班ごとに分かれての見学となりますが、多くの班がまずはお昼を食べたいということで、休憩車両の12系客車に向かいます。
この12系客車は、通常パレオエクスプレスで使用されている、ちょっと豪華な内外装の客車です。入口付近の車両は混んでいましたが、奥方の車両に行けば行くほど空いているということで、子どもたちは奥の車両でご飯を食べていました。一番後ろの車両は電源車も兼ねているため、床下からはディーゼル発電機の音が聞こえてきていて、高校生時代にたくさん12系客車に乗った会長としては懐かしい限りでした。
みんな思い思いにお弁当を食べています。この車両の中は冷房が効いていてよかったです。最悪の場合は屋外での食事も覚悟していたので、これは助かりました。
食事が終わって、みんな見学スタートです。車庫内にはC58形の蒸気機関車、さらに電気機関車や電車なども展示されていて、みんな思い思いに楽しみます。
踏切の非常ボタンの体験のできるコーナーもあり、実際に押してみると、線路側の5灯式信号が点灯させる体験もできました。なかなかできない体験ですね。
また、車庫の中には、整備中の車両も置かれています。ここで修理、点検して営業に戻っていくのですね。
この日はかなり暑くて、熊谷で29度になりました。真夏であれば体も慣れているのでそこまでではないのですが、体がまだ慣れていないこの時期は熱中症に気を付けないといけません。班ごとに涼しいところで休んだりしながら見学を続けます。
最後にみんなでトラバーサーに乗車します。これは、検査する車両を1両ずつ横移動させるためのもので、本当は車両を積んで動かすものですが、今回はそこに子ども達も乗って動かしていただきました。子ども達は「思ったよりも速い!」と驚いたいました。
最後にSLの前の記念撮影。みんな元気すぎて動きが止まりません。
帰りは臨時電車は使わずに、最寄のひろせ野鳥の森駅まで歩きます。大人の足で15分くらいですが、暑さでややバテ気味の子もいて、結構時間がかかります。荒川の土手をみんなで歩きます。こういう機会でないと、しっかり歩くこともない子もいるので、少し運動です。
なんとか駅に到着。ここで自動販売機で飲み物を買ったり、トイレにいったりしながら電車を待ちます。この日は臨時に駅員さんも詰めていましたね。
ここから、再度秩父鉄道に乗車します。結構混んでいて、座れません。
途中の武川駅では貨物列車がいました。この武川駅からJRの高崎線に向かって貨物専用線が引かれていて、秩父でとれた石灰石が運ばれています。秩父鉄道の貨物輸送は現役で、2023年度にはなんと170万トンもの貨物を運んでいます。※現在秩父鉄道は太平洋セメントの関係会社になります
途中アウトレットモールがそばにある「ふかや花園」駅でたくさん下車があり、少し空きますが、2駅ほどで乗り換え駅の寄居です。
寄居からは、東武東上線に乗り換え。8000系が待っていました。この電車もかなりのレア電車です。先日の緑チームが乗った800形は3両編成でしたが、こちらは4両編成で、抵抗制御車としては最終形ともいえる、超多段式バーニアカム軸制御車。国鉄で言うと103系などと似た時期の車両になります。これ以降は界磁チョッパ制御などに移行していきます。
4両編成の電車に乗って小川町まで。電車は森林公園まで行き、そこで急行の池袋行きにも乗り換えられるのですが、あえて小川町で待って、小川町始発の「川越特急」に乗ることにしました。
小川町駅はJRの八高線も乗り入れていて、ちょうど小川町止まりの列車がやってきました。
やがて東武東上線のTJライナーに使用している50090系が到着します。
この電車は、森林公園始発の普通で入線しますが、すでに座席方向は池袋側を向いています。小川町での座席転換をしなくてよいようにということのようです。
電車の外側は、普通の通勤電車でドアも4か所あるのですが、座席はご覧の通り転換可能なデュアル式になっていて、良い感じです。通常のTJライナーは別に指定券が有料で必要ですが、この川越特急は不要です。
子ども達も車窓を眺めながら移動しますが、中には疲れて寝落ちする子も。なんとか無事池袋に到着します。
池袋では最終点呼の後、待ち合わせていた保護者の方にお子さんを引き渡して無事終了となりました。
かなり暑い中、大きく体調を崩す子も出ず、初めての車庫見学を楽しめたのは良かったかと思います。反省点としては、見学を班ごとにしたのですが、班の数が多くて仕切りきれなかったこと。またやはり学齢が小さい子が多いため、車内を動き回る子が多かったりと、今後も調整していかなければいけない点が多くありました。そんな反省を踏まえて次回に臨みたいと思います。
鉄道子ども会の活動としては、6月は神奈川、東京ごとの交歓会になります。
鉄道子ども会2024年度初の外活動は、緑チームの東武旅行会になりました。鉄道子ども会では、小学1・2年が黄色、小学3~5年が青色、小学6年~中学生までが緑色とチーム分けしています。
通常は団ごとに活動するのですが、今回は団を共通してのチームごとの外活動になりました。
朝8時20分に東武浅草駅に集合。他線の遅れでギリギリになった子はいましたが、みんな無事にそろって特急りょうもう5号に乗車します。
会として、最初の予定から有料座席指定列車を使うのは初めてになりますが、60名近くの乗車になるため指定券の手配などはなかなか大変でした。
「りょうもう」は浅草を出ると急カーブして隅田川を渡り、スカイツリーをかすめて北へ向かいます。子ども達もそれぞれに着席して、外をみながら特急の乗り心地を楽しみます。
「りょうもう」は現在200系を使って運行されていますが、この200系の台車などの下回りは、以前「特急けごん」などで活躍した1700系・1720系(DRC)を再利用していますので、乗り味もなかなか良いです。※台車の写真を見ると、最近の台車とはちょっと構造が違ったり、空気ばねの構造が違うのがわかると思います。
浅草から終点の赤城まで、約2時間の旅になります。列車の中は、みんな静か。さすが高学年ですね。友達同士でおしゃべりしたり、窓の外の景色を見たり。利根川を渡ると、畑が増えます。試しに今緑や黄色の作物はなにか?と聞いてみたのですが、すぐに「麦!」と正解を当てられてしまいました。麦秋ですね。国産小麦の需要が増えていて、随分作付けも増えているようです。
終点赤城では、上毛電気鉄道に乗り換えます。乗り換え時間が少ないため、普通であれば乗車券を個別に購入する(上毛電気鉄道はIC系乗車券が使えないため)のですが、今回は事前に団体乗車券を手配してありましたのでスムーズに乗り換え完了です。
上毛電気の車両は、昔の井の頭線の車両。以前の群馬合宿の時は車庫も見学させていただきましたので、会としては馴染みのある車両です。
途中までは、今きた東武線と並走しますが、やがて分かれて西桐生を目指します。わたらせ渓谷鉄道ともクロスするなど、なかなか鉄道的には面白いエリアです。西桐生に到着します。西桐生の駅はかなり趣深いのですが、今回はあまり詳しくは触れません。
ここからJRの桐生駅まで徒歩で移動します。18分しか時間がないため、今回の旅行会の最大の難所の一つですが、思ったより近かったということで、問題なく乗り換えができました。
桐生駅でホームに上がると、なんとレア電車が待っていました。高崎支社の211系で、両毛線沿線に繊維産業が多かったのをイメージに、矢絣(やがすり)柄の帯に、座席の模様も変えた編成(A28編成)です。なかなか会えない電車の登場にみんな興奮しています。
両毛線は、こんな感じで伊勢崎まで乗車。伊勢崎では隣の東武伊勢崎線に乗り換えますが、ここの乗り換えも10分乗り換えときわどいです。
東武の乗りつぶしなので、なにも上毛電鉄やJRを使わなくてもよさそうですが、東武のこのエリアは列車の本数が少ないため、普通に折り返していると時間がかかりすぎてしまうので、ちょっと無駄の動きのように見えますが、これで1時間くらい時間が違ってくるのです。
伊勢崎から予定の電車に乗車。伊勢崎と次の駅までは高架でしたが、そこから先は田園風景の中を走ります。
このエリアの大きな都市である太田に到着。駅前には自動車会社スバルの大きな建物が何本も立っていて、企業城下町ということがよくわかります。この後訪れる西小泉などにもスバルや三洋の工場があり、このあたりは機械精算の一大拠点なのです。
太田の駅は今朝ほどのりょうもうも通っているので、ぐるっとまわって戻ってきた感じです。太田駅はかなり大きなターミナル駅で、ホームのベンチも多いので、ここでお昼ご飯にしました。
お昼を食べている間にも、電車が発着しているので、みんな写真をとったり、眺めたりしています。いい感じですね。
昼食を終えて、今日の難関路線の小泉線に乗車です。この線は戦前には利根川を渡って、途中妻沼を通って、高崎線の熊谷までつなげる予定だったそうですが、工事途中で放棄され、現在の盲腸線になっています。
運行形態は、赤城から来た電車は太田を通って東小泉まで。そこで館林から西小泉に行く電車に接続する形になっています。まずは東小泉まで乗車します。2駅で到着。東小泉駅ではホーム向かいの線に西小泉行が入ってきます。
乗車してしまえば2駅で終点の西小泉に到着。この辺りは昔は日系ブラジル人の人が多く住んでいたのですが、多くが帰国してしまっていて、最近はそこまででもないようです。
西小泉駅で記念撮影をして、折り返します。終点の館林まで行って、ここからは帰りです。久喜で急行に乗り換えましたが、なんと東急の5000系車両で、いっきに現実に引き戻された感じです。
この急行ですが、途中で特急に1回抜かれるものの、そもそも停車駅も少なく、また途中からは複々線なのでなかなか速いです。
16時過ぎに東武北千住駅で解散となりました。元気のまだある子ども達は、この後も撮影や、中にはこの日線路切り替えで運休していたメトロの東西線に行くという子もいました。
今回は久しぶりに「乗り鉄」仕様の旅行会にしましたが、特急に乗車したこともあってか参加率も高かったのは意外でした。東武のローカルはなかなか乗りに行く機会もないので、ほとんどの子が初めて行ったという感じでした。時間の関係で今回佐野線は乗車しなかったのですが、何人かからは、なんで佐野線に行かないの?と質問もありましたね。
今回は、スタッフが充実していて、新しい方も3名加わりとても助かりました。徐々にみなさん慣れてきているので、手際が良いです。これからもいろいろ楽しい企画をしていきたいと思います。
次回はなんと、今度の土曜に黄・青チームの5月18日秩父旅行になります。こちらは車庫の一般公開にあわせていきますので、またちょっと違った内容になると思います。
会長の竹内です。桜がいよいよ満開です!
今後の予定ですが、今日は13時から神奈川1団の交歓会(正会員のみ)が東戸塚で開催されます。年度初めですので、卒団式と進級式も併せて行います。
今度の土曜日13日には、私の講演会「鉄道大好きな男の子の育て方ー15年の実践を通してー」を東戸塚で開催します。残念ながら定員いっぱいになることはなさそうです(涙)。
その翌日14日(日)には、参宮橋で東京1団の交歓会(正会員のみ)が開催されます。
25日(木)の午前中は、鉄道フリースクール(お話し会の名前を今回から変えました)を飯田橋で開催します。こちらは間もなく定員いっぱいになります。
29日(月祝)は交歓会体験をに参宮橋で開催します。こちらはメルマガに登録いただければ参加可能です。こちらはそろそろ定員いっぱいになりそうです。
講演会、鉄道フリースクール、交歓会体験はいずれもPeatix経由での申込になります。
5月は横ぐし活動として、12日(日)に小学6年生以上の正会員で群馬県の東武線乗車、18日(土)には小学5年生以下の正会員で秩父鉄道乗車の外活動を行います。26日(日)にはメルマガ購読者向けの交歓会体験(東戸塚)、29日(水)には鉄道フリースクールを開講予定です。
6月以降も行事が目白押しですが、お知らせはまずはここまで。
2024年2月25日(日)、前日は晴れだったのに、この日は小雨というコンディション。しかし10時半過ぎの取手駅には続々と鉄道子ども会の会員が集合してきます。
鉄道子ども会は、神奈川1団約50名、東京1団約50名の約100名で活動していますが、神奈川と東京が合同で行事を行うことはないので、こんなに人が集まるのはこの周年行事しかありません。そのため、スタッフも稼働できる人はほぼ全員参加し、さらに保護者の方にもいろいろお手伝いをお願いするということになりました。定刻には全員集合。さすがです。
11時過ぎに貸切列車が入線してきます。関東鉄道では最古参の0系気動車。今回の企画のために、関東鉄道様で調整いただいたレア車両です。通常土日の昼間に運行されることはありません。
しかもこの列車には鉄道子ども会のヘッドマークが前後についています。
このヘッドマークは、下り方は、会のマークをアレンジしたもの。上り方は、会員の城戸君のイラストをそのまま生かしたものにしました。ヘッドマークをデザインしたデザイナー曰く「この絵のインパクトが良いので、このまま使いたい」とべた褒めでした。
入線した車両の撮影、トイレ(関東鉄道の車両には車内にトイレはないのですが、各駅にはあるので大丈夫なのです)を済ませたりとドタバタします。定時に取手駅を出発。
歴史のあるディーゼル機関の心地よい音を聞きながら、一路水海道を目指します。沿線は住宅街で、東戸塚などの景色とあまり変わりません。そう、この関東鉄道は国内で極めて珍しい非電化通勤路線で、取手~水海道間は複線です。これだけの距離の複線非電化区間は国内にないでしょう。
周辺の景色でいえば、本当は近くに筑波山が見えるはずなのですが、低い雨雲の影響で裾野しか見えないのは残念でした。また、車内には、鉄道子ども会のマークをあしらった掲示がいろいろされていて、本当に気を使っていただいているのがよくわかります。
車内では、Sさんによるディゼルカー講座が行われます。車掌台のマイクを使っての説明で、事前に配布された資料を見たりしています。この0系の台車はコイルバネを使った少し古い設計の台車なので、普通乗っている電車などと違った揺れ方をします。妙に納得している子ども達もいて面白いですね。
水海道では折り返し時間にトイレ休憩と撮影会。ここから水海道の車庫に折り返しで入っていきます。
一旦引き上げ線に入り、整備場前に列車を停車させます。ここで記念撮影をして、少し見学という段取りだったのですが、人数も多いことから思った以上に時間をとられてしまいました。
構内では、踏切の非常ボタン体験もできたりしてみんなで見学をしたり、電車とは違った床下機器を撮影したりとおもいおもいに楽しみましたが、本当はもう30分くらい時間が欲しかったですね。これは次回に改善しましょう。
車内ではお弁当を食べたりしながら、列車は水海道に戻っていきます。車両基地で対応いただいたみなさんに手を振っていただいたりして、とても良い雰囲気に。関東鉄道の皆さんは、本当に子ども達のことを思って動いていただいていて、ありがたいです。
水海道からは本線に復帰して、北上します。ここからは単線区間になりますので、行き違いなども発生します。前面に陣取っている子ども達は、駅のポイントが珍しい子もいて、一所懸命に写真を持っていました。横浜周辺では相模線かこどもの国線、京急の三崎口の方まで行かないとみられないですよね。
周りはすっかり農地が増えて、ローカルな感じになってきました。今回は時間の関係で終点の下館までは行かず、映画で有名な下妻駅で折り返します。
この折り返しが、かなりマニアックで、子ども達も大興奮。本線上で折り返して一旦3番線に退避し、ここで上下が離合。交換が終わったところで改めて3番線から本線折り返しで2番線着線という、文章で書くとなんだかわからないと思いますが、普段は行われない運行が実現しました。情報を聞きつけた鉄道ファンの人たちもチラホラみられるようになります。
下妻駅から折り返して、今回の終点守谷駅に向かいます。途中の水海道でも停車時間があり、撮影タイムに。実は、今日すれ違う列車はみんな違う形式や塗装の車でした。これも関東鉄道さんが好意で対応していただいたもので、子ども達もいろいろな種類n車両を見たり撮ったりできていました。ありがとうございます。
帰りの車内では、車掌さんや関東鉄道のみなさんのアナウンスや沿線紹介など、楽しい時間。いろいろな写真を撮っています。楽しい時間はあっという間です。無事に守谷駅に到着。いろいろ対応いただいた運転士の方、企画をしていただいた方、アナウンスをしていただいた方など、みなさんにご挨拶をしたあと、臨時列車は水海道に帰っていきました。
お天気にはあまり恵まれませんでしたが、無事15周年イベントを終えることができました。いや~楽しかった。この後、アンケートにもお答えいただきましたが、子ども達も楽しかったようですね。
ご協力いただいた関東鉄道様、保護者のみなさま、ありがとうございました。またサポートいただいたボランティアのみなさまお疲れさまでした。
※一部の写真は意図的に解像度を落として掲出しています。
鉄道子ども会創立15周年を記念して、2月25日(日)に関東鉄道さまに協力いただき、貸切列車と車庫見学を約100名の参加で行いました。
当日は小雨の降る寒い日でしたが、子ども達は思う存分鉄道を楽しんでいました。
ご協力いただいた関東鉄道のみなさま、保護者のみなさま、そしてボランティアのみなさま、安全な運営にご協力いただきありがとうございました。
詳細なレポートは後日展開いたします。 会長
12月17日の神奈川1団の旅行会に続き、同じ週の土曜日12月23日には、東京1団の成田の旅行会が開催されました。
いつもの東京駅に9時半集合、今回一名遅刻ギリギリの子がいましたが、無事に予定の電車にのれました。東京1団の子ども達も、班活動に慣れてきて、かなりいい感じになってきました。
JR船橋から京成船橋へ乗り換え、券売機で切符の購入を行います。鉄道子ども会の旅行会などでは、原則スイカやPASMOなどのIC乗車券での清算を原則としているため、切符を買うということはまずないのですが。今回は終点の芝山鉄道がIC乗車券に未対応のため、船橋から符を買っていくことになります。
船橋駅からは京成成田行きの快速特急に乗車します。前回の神奈川1団の時は日曜日で、韓国や台湾などへ帰るお客さんが多く乗っていたのですが、今回は土曜日ということで、そこまで混んでいませんでした。途中から座っても良いという指示をしました。
京成佐倉駅の直前で、車窓左になにやら白いマシュマロのような物体を多数発見。
子ども達に聞いてみたところ、
1)大根の切ったやつ → そんなデカい大根があるの?
2)お餅 → これも大きいね。
3)牧草をビニールで巻いたやつ → 正解
ちなみにこれを当てた子は、北海道旅行に行ったとき、牧草地で見ていて知っていたとのこと。千葉県でも牧草を刈っているところがあるのかと、少し勉強になりました。
京成成田駅では芝山千代田行を待ちます。今回も芝山鉄道所属車両が充当されていました。ラッキーですね。
京成成田駅から東成田駅を経由して、芝山千代田駅に向かいます。芝山鉄道は、東成田から芝山千代田駅のわずか1区間、距離にして2.2キロを営業する、日本で一番短い鉄道会社です。
もともと成田空港の周辺では、空港整備とともに地域の交通網の整備を望む声が多かったので、東成田駅から芝山町までの区間の新しい鉄道ができたということです。2002年10月開業ですので、もう21年目になりますね。もっと東の多古町の方に延伸すれば、利用する人も増えると思うのですが、そこまでには至っていないようです。
神奈川1団の時にドタバタした切符騒動は、やはり今回も繰り返されましたが、なんとか予定の電車に乗車できました。ホームで記念撮影も行いました。
この日もお天気が良くて、日の射す車内はぽかぽか。楽しい車内ですが、次の東成田までは約2分です。
東成田駅に着き、到着した電車をみんなで見送ります。芝山鉄道は運転関係を京成電鉄に委託しているので、運転士の交代などはありません。東成田駅は、京成と芝山鉄道の共同使用駅で、京成の駅務員のかたが勤務しています。
この東成田駅は、1978年の開業時は「成田空港」駅でした。このため、今も地下には今使われているホームのほかに、もう1本ホームがあり、2面4線のターミナル駅だったことがわかります。使われていないホームの駅名表示はいまだに「成田空港」です。
1991年に空港のターミナルが移転し、それに伴って新しい成田空港駅(現第1ターミナル)が開業したことから、今の形になりました。
駅の外に出る階段にも、今は動いていませんがエスカレーターが完備されています。また構内には日本的な壁画もあり、日本の国際的な玄関口であったことがわかります。
外に出たことろで記念撮影をして、また改札前に戻ります。ここから空港第2ターミナルへの地下道に入ります。徒歩約10分くらいで第2ターミナルです。一人で歩くと寂しいですが、このくらいの団体なら楽しいですね。
第2ターミナルからは、空港連絡バスで第1ターミナルへ向かいます。ここで前回の神奈川の時と違和感が。
「なんか人が多い」。。。そうなんです、12月23日はクリスマスの直前で、世界的なクリスマス休暇の真っただ中。空港も一番込み合う時期に入っているのでした。
そんな空港内を移動して、展望デッキに向かいます。
なんとか空港の混雑の中、目的地の展望デッキに到着。ここは空港利用者数とは関係ないのか、空いてます。お天気も良く風もないのでぽかぽかです。
班ごとに分かれてお弁当タイムです。
みんなお腹が空いていたようで、思い思いの場所に陣取ってお昼を食べています。
今回は飛行機の得意な子もいて、みんなに飛行機の説明をしていました。「この飛行機は塗装がレアです」なんてことも教えてもらいました。
さて、お昼の時間も終わり、地下の駅に向かいます。前回と違ってアクセス特急乗り場にもたくさんの旅行客の姿が。空いている電車の先頭まで行って乗車します。今回も京急所属車でしたが、基本同じ運行は同じ会社の車両が担当するのが普通です。年度末になると、調整で他の会社の編成が入ることはありますが。
アクセス特急の先頭は、子ども達が前面展望をとりたくて、集中しています。120キロ運転区間も入るので、やはり興味があるようです。
京成高砂までは高速運転のおかげで40分ほどで着きます。線形も軌道の規格も違うで当たり前ですが、京成本線経由とは大きく異なります。以前のスカイライナーも善戦していましたが、アクセス線ができて、かなり京成が有利になっているように思えました。※ただし東京側のターミナルが悪いのは仕方がないでしょうか。
京成高砂で乗り換えですが、ここでトラブル発生。トイレに行く子が多くて、予定の金町線に乗れなかったのです。まあ、無理をすれば乗れなくもなかったのですが、こういう時にトラブルが起きやすいので安全策をとりました。
一本後の金町線に乗車。今までのアクセス線とは違った、ローカルな線ですが、これもまた鉄道の役割です。2駅で終点の京成金町に到着します。
JRの金町駅に移動してホームに行くと、なにやら人が多くて様子がおかしいです。電車の遅延が案内されていて、電車が急病人で駅間停車しているらしいのです。
ということは今度の電車は相当混んでいるだろうとスタッフの某さんが読んで、1本後の電車に乗ることにしました。結果的にはそちらが空いていて、常磐快速線も同じ列車に乗れたので良い判断でした。
北千住で最後の乗り換え。さすがに小学生の低学年の子ども達は疲れが出ていますが、ここは頑張りどころです。班ごとに班長さんが励ましながら進みます。
最後は常盤快速線の品川行。上野での乗り換えがなくてよかったです。クリスマス前で混雑する東京駅構内を抜けて、集合場所の動輪広場に15分遅れで到着となりました。
東京1団の今年の活動はこれで最終となりました。1年みなさんお疲れ様でした。
#一部の写真は意図的に解像度を落として表示しています。
鉄道子ども会では、模型の運転と交歓会といった室内活動(内活動)と、外に出ていろいろな鉄道を見に行く旅行会や見学会などの屋外活動(外活動)をほぼ交互に行っています。12月は外活動で、成田空港周辺の鉄道を訪ねました。
今回の旅行会が神奈川一団の今年最終の旅行会になります。9時30分に東京駅丸の内南口の動輪広場に集合します。ほとんどの人が時間前に集まっていましたが、一人だけ間違って八重洲口に行ってしまい、ちょっと焦ります。
ギリギリになりましたが、なんとか予定の電車に地下の総武快速線ホームから乗車します。20分ほどの船橋駅で下車。その後、近くの京成船橋駅まで徒歩で移動です。
船橋駅は、JR船橋駅と京成船橋駅の2つが隣接していますが、少し離れていて、通路や商業施設を通らないと行けません。鉄道子ども会は団体行動のため、他の人の迷惑にならないように注意しながら移動しています。今回、黄色い旗を先頭で持つようにしてみましたが、後ろの班からは見えやすいと好評でした。
京成船橋駅で、今回の旅行会初の関門、乗車券の購入があります。鉄道子ども会では、普段はスイカやPASMOで乗車するのですが、今回乗車する終点の芝山鉄道はIC乗車券に対応しておらず、スムーズに下車するためには、この京成船橋で終点の芝山千代田駅までの切符を買わないといけないのです。
普段切符を買ったことのない子どもも多く、少しずつ時間をかけて切符を買っていきます。無事に購入できたら、次は改札機。こちらも普段切符を使ったことがなく、初めてという子もちらほら。しかし無事に予定の快速特急電車に乗車できました。
快速特急は、京成上野始発のため、空港へ行く荷物をいっぱい持っている人でかなり混んでいましたので、分散して乗車します。終点の京成成田駅ではトイレ休憩をはさみ、いよいよ本日の注目ポイント京成東成田とそれに続く日本で一番短い民鉄※芝山鉄道に乗車です。※第一種鉄道事業者として
この区間は、短い4両編成のワンマン運転です。ちょうど芝山鉄道の車籍の電車がやってきました。この路線は乗客が少なく、先頭車両は貸切状態になり、子どもたちは、先頭車両のかぶりつきもあり、思い思いに車窓を眺めたり、車内を探検したりして楽しんでいました。
芝山千代田駅で折り返しますが、ここで第二の関門の切符購入問題が発生します。折り返し時間は15分しかなく、さらに券売機は1台。ということで、買いきれなかったメンバーは、東成田駅での清算ということで乗り切りました。東成田駅に向かいます。
東成田駅までは、わずか数分です。東成田駅は、その生い立ちからも日本に誇る珍しい駅に入ると思います。現在は構内に壁ができているため全貌はわかりませんが、開業時は相当な規模だったはずです。
芝山千代田駅からすでに東成田駅には申し送りがされていて、スムーズに清算ができました。駅係員のみなさまにはご面倒で申し訳ありません。
東成田駅からは、一部マニアには有名な地下道を通って、空港第二ターミナル駅に向かいます。この地下道は約0.5キロもありますが、あまり通る人も多くなく静かなスポットです。
みんなでおしゃべりをしながら歩きます。最後にちょっとのぼり坂を上りきると、急に空港第二ターミナルの京成線出口の前に出てきて、ちょっと驚きます。
空港内を移動して、トイレ休憩の後に空港内のバスで第一ターミナルに移動します。人数の関係で2台に分かれて乗車です
第一ターミナルでは、屋上の展望デッキへ。ここでお昼休憩となります。展望デッキは屋根がないため、雨を心配していたのですが、幸いにも風はあるものの快晴で助かりました。班ごとにデッキ内に散らばってお昼を食べます。
みんなお腹が空いていたようで、あっという間にお昼を食べて、そのあとは自由時間。間近に飛行機が発着しているのに、あまり飛行機に関心のある子は少なくて、鉄道の話題で盛り上がっている班が多かったようです。この辺はちょっと意外で、乗り物なら何でもいいというわけではないようです。
お昼を終えて、今日3つ目の注目ポイント、京成の空港アクセス特急に乗車します。この線は、それまでの京成成田経由の線とは異なり、JRと並行して進み、途中で分岐して千葉ニュータウン中央に向かう新線を経由するものです。なんといっても魅力は料金のかからない特急なのに最高速度120キロを出すというところでしょう。また途中の成田湯川には、スカイライナーが高速で通過できるように、特殊な分岐器(ポイント)なども設置され、信号も特殊なものを備えるなど見所たくさんです。
来たのは京急の600系、さっそく先頭車に乗り込みます。まあ、当然のことながら、運転席の後ろの席に子ども達が群がる状況です。
さすがに新線区間は速く、日曜日の夕方上りはそれほど混雑もなく、子ども達は存分に車窓をたのしんでいました(一部寝落ちしている子も)。
そのまま日暮里まで行ってもよかったのですが、最後になかなか乗りにくい京成金町線に乗車を試みます。京成高砂駅で乗り換え。同じ京成線ですが、金町線の乗り場は少し離れているため、一度改札を出て、再度乗車する珍しい形です。
金町線も4両編成のワンマン運転です。天井には扇風機もあって、なかなか雰囲気があります。この線も3駅しかなく、あっという間に金町です。
金町からは、常磐緩行線、北千住で常磐快速線に乗り換え、無事に東京に戻ってきました。
今回はちょっと遠目で、いろいろな種類の電車にのれるということで企画しましたが、初めて京成に乗った!なんていう子も多く、楽しんでもらえたと思います。
神奈川1団の次の行事は、年明け1月の交歓会になります。
#一部の写真は意図的に解像度を落として表示しています。