鉄道子ども会は創立15周年を迎えました

2009年2月11日に、たった2名の子どもと始めた鉄道子ども会の活動が、今日2024年2月11日で15周年を迎えました。

鉄道子ども会 
2012年夏見学会 参加者4名

この間、多くの鉄道の好きな子ども達に楽しい時間を届けられるよう、いろいろな行事を行ってきました。会員も神奈川と東京の2拠点あわせて約100名となり、すでに卒業したOBには、交通関係の会社で活躍している人もおります。

芝山千代田駅で記念撮影

今は毎回活動を楽しみに通ってくれる子ども達がたくさんいてくれて、とても幸せです。

また、この数年で取り組みを始めた不登校や学校に行かないと決めた鉄道好きなお子さんへのサポート活動も広がりを見せてきており、今後も徐々に展開を図る予定です。

以上のような活動も、協力いただいている鉄道会社のみなさまや、保護者のみなさま、そして何より実際に活動を動かしているボランティアのみなさまがあってできることです。みなさまのご助力に心より御礼申し上げます。

ボランティア合宿での記念撮影

一方で、現在も入会をお待ちの方が多くいらっしゃることは強く認識しております。そのようなみなさまにも、会の活動が体験ができる交歓会を設定したり努力はしておりますが、根本的な解決にはまだ時間がかかりそうです。

準備会員向け交歓会体験会

また、行事の組み立て、活動時の安全やボランティアの確保などの課題もあり、これからも一つ一つ解決していかなければならないことと認識しています。

このようないろいろな問題を抱えながらも、今年も一歩一歩前に進んでいきたいと思っております。皆様にはこれからも変わらぬご支援を賜りますよう、お願いいたします。

          鉄道子ども会主催 会長 竹内敏浩

 

準備会員向け交歓会を開催しました

1月28日(日)に東京、参宮橋の国立オリンピック記念青少年センターで準備会員向けの交歓会体験を開催しました。いつもの交歓会の内容を短縮して前半、後半の2回行っています。

前半の会は低学年のお子さんが多かったので、会としては12~3年ぶりにプラ電を持っていきました。前日夜に整備していたのですが、経年劣化で動かない車両も多く、驚きました。日ごろからちゃんと整備しておかないとだめですね。

Nゲージにプラ電、さらに本のコーナーとあって、人数的にはそこまででないのですが、座る場所が少なくてちょっとドタバタでした。

前半の回は小学1~2年生が多くて、Nゲージやプラ電に行く子が多かったでしょうか。基本好きなことで遊んでいます。

模型の時間が終わると、交歓会です。これまではあまり発表する人がいなかったのですが、どんどん手が上がって驚きます。

スライドを使って発表中

後半の回は、ぐっと上級生が増えて、興味も違ってきます。Nゲージに行く子がやはり多くて、自分の車両を持ってきて走らせる子もいました。模型の調子が悪くて、会の模型担当スタッフに見せている子もいましたね。(なんとか直ったようで良かったですが)

ということで、2回の交歓会も無事終了。今回はスタッフがやや少なめでしたが、手伝いに来てくれたOBの子が大活躍でした。みんなに助けてもらっていてありがたいです。

最後にスタッフで記者会見

次回は、2月18日(日)東戸塚でのメルマガ購読者向け公開交歓会体験です。次回で今年度の公開交歓会は終了の予定です。

お話し会について

明日は立春、暦の上では春らしいですが、月曜は関東でも雪が降る可能性があるということで、鉄道業界の人たちはなかなか安心ができない週明けになりそうです。

さて、先月の1月26日に「お話し会」の第9回目を飯田橋の会場で行いました。この「お話し会」というのは、不登校というか、学校に行かないという判断をしているお子さんが集まって、ただただ鉄道のお話をすると言う、そういう会になっています。今回は四名のお子さんが参加をしてくれました。

毎回、いろいろな話が出るのですが、鉄道の話は尽きません。最初はある子から、どうして相鉄・東急新横浜線の新横浜駅の構造が2面3線なのだろうかという疑問が提示されました。

彼の疑問は、ダイヤ乱れの際に双方の列車がこの駅で折り返すのに、ネックになっているのは、新横浜駅が2面4線ではなく、2面3線しかないためで、最初から分かっていたはずなのにというわけです。

これに関しては、もちろん正解というのはないのですが、他の子からもいろいろな意見がだされて、お金がないからかな?とか、周りにビルが建っていたからじゃないか?とか、

1+1=2 のように正解のある問題というのは、実は世の中では少数で、正解のない問題の方が多いなんて話もしながら、好き勝手に推論しているのですが、みんないろいろ考えています。

こんな感じで2時間はあっという間。次回は2月20日(火)の10時~同じく飯田橋で開催予定です。

とつか活動紹介展はあすまで

東戸塚駅東口の西武百貨店からイオン方面への渡り廊下で、とつか区のボランティア団体の展示を行っています。

鉄道子ども会もボランティア募集のパネル展示しています。明日1月26日のお昼すぎまでです。お近くの方はぜひ。

展示の様子
こんな感じです

東京1団の交歓会を今年初めて開催しました

1月14日、鉄道子ども会東京1団の2024年初めてになる交歓会を渋谷区で開催しました。

Nゲージコーナーは新車でいっぱい

今回の交歓会には、クリスマスプレゼントやお年玉でお気に入りの鉄道模型をもらったり買ったりした子が多く、みんなが持ってきた車両を出すにに一苦労です。

でも、みんな楽しみにしていたNゲージをもってきらきらしてますね。

一方で読書コーナーも、そしてプラ電コーナーにも子ども達がいっぱい。

読書コーナー

プラ電は、みんな楽しんでいて、いいですね。

実はこのプラ電、会のものではなくて、あるプラ電好きなお子さんが、毎回大きめのスーツケースに詰め込んで持ってきてくれているのです。感謝です!

プラ電の部屋

こんなにならんでます。

すごい数のプラ電

前回の神奈川と今回の東京は、準備会員から正会員に変更になるお子さんたちのオリエンテーションも兼ねていました。徐々にではありますが、正会員にあげているのですが、なかなか定員の空きができませんね。

模型などの遊びの時間は終了して、いつもの交歓会に。こちらも年末年始でお出かけした子どもが多く、発表が多くなります。みんないろいろなところに行っていたのね。会長も行きたかったなぁ。年末に東武のローカル線の乗りつぶしには行きましたけどね。

交歓会の様子

最近は、USBメモリにデータを入れて持ってきてくれる子が増えました。あらかじめ写真がチョイスしてあるので、時間的にも有利ですね。

その後、お正月恒例の大お年玉大会を行いました。

そして最後はいつもの記者会見。写真を撮るときの掛け声は、「1+1は? 2~。」というのが多いのですが、最近会ではやっているのは、「日本の首都は? 東戸塚~。」というもの。

だれかが会の機関誌「鉄とも」に書いたメッセージが震源らしいのですが。。。学校のテストでは、間違えて東戸塚と書かないように。

そんなこんなで楽しい交歓会も終了しました。

2月はいよいよ鉄道子ども会15周年 記念のイベントになります。乞うご期待。

最後に記者会見

今年初めての交歓会(神奈川1団)を開催しました

2024年最初の活動は、1月8日の神奈川一団の交歓会になりました。

東戸塚のいつもの会場に集まった子どもたちは、Nゲージのコーナーと鉄道のおなしコーナーにわかれて、みんな好きに遊んでいきます。

今回はプラ電のコーナーがなかったので、ちょっと残念だった子もいたかな。

Nゲージコーナー
模型を撮影中

今年の2月に鉄道子ども会は15周年を迎えますが、その記念誌の原稿をみんなに書いてもらっています。熟考する子も、さらさらと書いて提出する子もいて、個性が出ていて面白いです。

15周年史の一言コーナー

模型コーナーでは、年末年始に増備した鉄道模型がいっぱいならんでいます。

なかには、修理の必要な車両もあるのですが、模型に強いKさんが、修理を請け負ってみてくれます。それぞれの部品などはないので、必ず直るというわけではないのですが、ほぼほぼ動くようにはしてくれています。故障では、車輪の汚れによる集電不良と、綿ぼこりがギアに噛み込むトラブルが多いそうです。小まめなメンテナンスが必要ということですね。

Nゲージの修理中
なんのサイン?

今回はプラ電コーナーはなかったのですが、ちょっとブームなのが、プラ電にかぶせて遊べる、オリジナルのペーパーモデル。割と簡単にできて、いろいろな車両に変化するので、楽しいですね。

最近はやりの? プラ電対応のペーパーモデル

 

前半の模型の時間が終わって、後半の交歓会に移ります。

この時間は、子ども達の発表の時間が多く、旅行に行った話やレアな機関車を撮った発表、そして自家製のクイズなどで、大いに盛り上がります。

発表中 大宮駅での、レアな機関車の撮影
発表中 レアな185系臨時電車を撮影したよ!
クイズ出題中 音で何線か当ててね!

最後に、新年初めてなので、お年玉抽選会。みんな好きなグッズなどを持って帰っていました。

最後に記念撮影をして解散となりました。みんな楽しかったかな?

最後に記者会見(記念撮影)

 

#一部の写真は、意図的に解像度を落として掲出しています。

2024年 今年もよろしくお願いします

2024年が明けましたが、元旦の大災害でおめでとうとも言えない新年となりました。被災者のみなさまには心からお見舞い申し上げます。

さて当会は、2024年2月に設立15周年を迎えます。当初東戸塚の小学生数名で初めた鉄道子ども会も、今では随分と大きくなり、合宿など最初の頃には想像もできなかったようなことにもチャレンジできるようになりました。これも関係のみなさまのご協力があってからのことと、御礼申し上げます。

今年は会創立15周年というだけでなく、コロナ禍以前からの会の体制を大きく変更する、重要な年になりそうです。また楽しいイベントもどんどん企画していきたいと思っています。

中央線の貨物列車

今年もよろしくお付き合いのほど、お願いいたします。

鉄道子ども会 会長 竹内 敏浩

 

12月24日に「ジオラマ制作会 塗装の基本編」を開催しました 

鉄道子ども会では、通常の交歓会や旅行会のほかのイベントも行っていて、2023年12月24日には鉄道模型の会の中級編として「ジオラマ制作会 塗装の基本編」を開催しました。

準備中です スライドもばっちり!

鉄道趣味の世界は、結構いろいろな分野になっていて、たとえば鉄道(主に車両)の写真を撮る「撮り鉄」、ローカル線も含めて鉄道に乗って楽しむ「乗り鉄」、模型を楽しむ「模型鉄」、ほか音鉄、時刻表鉄、路線図鉄、鉄道史鉄、などいろいろな分類があります。どれか一つに集中するという子は少なくて、いくつも、興味の程度の濃淡もありながら、好きという子が多いようです。模型鉄の子たちは、小学校高学年になってくると、それまでのプラ電では飽き足りなくなってくる子も多くなり、Nゲージなどの鉄道模型を持つようになります。

前回行った模型の会では、Nゲージ車両の構造を学んで、車両を分解、組み立てて、メンテナンスの基礎を学びましたが、今回は中級編として、「ジオラマの制作と塗装の基礎編」として、主に塗装とウェザリング(本物のように、汚れなどを表現して、より実際に近く見せる手法)の勉強会です。前回に続いて当会の模型番長のKさんに担当いただきましたが、睡眠時間を削って用意してくれただけあって、すばらしい内容です。

まずは講義から

ますは、塗装関係の基本のお勉強。塗料にもいろいろな種類があって、それによって使う薄め液や、塗る順番などもあるということで、結構知らないことも多かったので、スタッフも勉強になりました。

後半は、いよいよ実技です。車両への塗装は難易度や失敗したときのリスクを考えて、ジオラマ全体の色調を整えるところを中心に行います。

駅のホームは、買ってきたばかりなので、当たり前ですが新品ピカピカで、ちょっと田舎の駅のホームとしてはおかしいので、ホームの横の石垣やホーム面を塗装していきます。

ホームの石垣への着色

いつもはドタバタしている子ども達も、みんな真剣です。みんないろいろ工夫をしていて、個性が出ていて面白いです。

どんなもんですかね

最後に、ホームに柵を付けたり、木を生やしたりして仕上げていきます。車両を実際に置いてみると、なるほどこれはなかなかいいですね。

車両を置くとイメージがわきます

このケースは透明な蓋もついているので、持ち運びもOKです。今度の運転会に持ってくる子もいるかな。

仮完成形?

最後は恒例の記者会見(記念撮影)。お疲れさまでした。クリスマスイブなんてぶっ飛ばせ!という感じの企画でした。

みんなで記者会見

この活動で、鉄道子ども会の2023年の活動はすべて終了となりました。1年間みなさんお疲れさまでした。

#一部の写真は意図的に解像度を落として表示しています。