青梅鉄道公園と「ホリデー快速あきがわ」さよなら乗車小旅行会

2023年3月5日 東京1団では青梅線、五日市線全線完乗と青梅にある鉄道公園見学、そして間もなく運行終了となる「ホリデー快速あきがわ」さよなら乗車会を行いました。

集合はいつもと違って現地に近い立川駅。日曜日ではありますが、人数が集まっても大丈夫な西口改札内に9時集合です。

まずは青梅を目指します。電車は首都圏ではメジャーな233系です。中央線では現在の10両編成をグリーン車を2両増結して12両編成にする予定で、駅のホームを延伸する工事などが行われています。中央線からの直通のある青梅駅も12両対応にするため、先日工事で運休になっていました。

青梅にGO

青梅線内にはラッピングされた車両もあり、楽しいです。青梅~奥多摩間は6両(一部4両)で運転されています。

ラッピング電車がきました

周辺の山々を見ながら40分ほどで終点の奥多摩に到着します。沿線の景色も楽しみですが、久しぶりに会った友達とのおしゃべりも楽しいみたいです。

次の電車で折り返すため、ここで少し時間がありますので、駅から少し離れた「奥多摩ビジターセンター」に向かいます。ここはハイキングや屋外活動をする人の拠点で、館内には山道の木道に似せたコーナーや、クライミングを体験できるところもあり、普段は運動苦手!の子ども達も果敢に?チャレンジしていました。

山道を模した木道
試しにわたってみます

少し遊んでから奥多摩駅に戻り、今日1回目の記者会見(記念撮影)。駅舎が独特の形で味があります。

奥多摩駅でみんなで記者会見

奥多摩から再度青梅線を戻り、青梅へ。青梅駅からは、今回の目的地の一つ「青梅鉄道公園」に向かいます。

青梅鉄道公園は、結構な高台にあるため、急な上り坂を上がっていかなければいけません。子ども達はどんどん登っていきますが、ボランティアでは苦しそうな顔の人も。。。

入場料を払って公園に入り、まずはお弁当タイム。園内にはテーブルも置かれていて、班ごとに場所を決めて班単位でお昼です。みんなお腹が空いていたみたいで、パクパク。

お腹がいっぱいになったところで、班ごとに公園内を見学します。屋外展示ですが、いろいろな車両があって勉強になります。昔の国電の床下や台車の解説など、マニアックな説明会も開催されました。

青梅鉄道公園見学中

青梅鉄道公園には懐かしい0系新幹線も。しかし今の子ども達は当然乗ったことはなく、リクライニングしない座席に驚いていました。

新幹線0系の中
0系新幹線

公園内には大正期の国産旅客用SLの代表格の8620形蒸気機関車も展示。鬼滅の刃に出てくる無限列車のモチーフだそうですね。

鉄道公園でたっぷり楽しんだあと、徒歩で隣の東青梅駅まで歩きます。今度は急な下り坂で、道も狭いので要注意です。

隣の東青梅駅まで歩きます
途中で道路から線路がみえます この辺は231系ばかり

東青梅から拝島に移動。ここから五日市線に乗車します。

五日市線は青梅線と違って、比較的平坦な路線です。青梅線と五日市線はもともと別の私鉄で、戦時期に国鉄に買収されて、今の形になっています。

終点の武蔵五日市に到着。この高架駅は比較的新しく、以前はもう少し東京よりに駅がありました。

武蔵五日市駅前で記念撮影。駅前には絶滅寸前ともいわれている、トレーラーバスが居ました。バス好きは見逃せない!

劇レアなトレーラーバス発見!

さて、いよいよ最後は「ホリデー快速あきがわ」乗車です。3月18日のダイヤ改正で、五日市線に向かうホリデー快速あきがわは運行されなくなるため、最後の乗車機会になります。

子ども達も入線してきた電車にカメラを向けています。

ホリデー快速あきがわ 入線

電車の前で記念撮影も。世田谷線の時に作った横断幕?が役に立ちます。

記念撮影

最後は、全員でこの「ホリデー快速あきがわ」に立川まで乗車。無事解散となりました。

比較的近場での旅行会でしたが、見どころも多く楽しかったでしょうか。今年度の東京1団の活動はこれが最後になります。

本当は子ども達の体力をつけるためにも少し歩かせたかったのですが、青梅鉄道公園の上り下りだけで音を上げている子もいて、どうしたものかとこれからも悩みそうです。

2023年2月19日Nゲージメンテナンス講座

2月19日の午前と午後の2回にわけて、東戸塚地区センター中会議室で会員向けのNゲージメンテナンス講座を行いました。

今回はカトーの103系4両編成をベースに、模型をばらして、組み立てることでNゲージの車両がどのようになっているか、そしてメンテナンスの方法を学びます。

当会1期生のK君が企画から講師までを仕切ってくれました。

103系は色が、スカイブルー(京浜東北線)、ウグイス(山手線)、オレンジ(中央線)、カナリア(総武線)、エメラルド(常磐線)と5色あり、参加者は事前に申込をしてどれがいいか選択できます。意外と常磐線が多かったような。

模型配布中

 

組み立て説明

最近の学生は、パワポでの説明資料を作るのはお手の物?でしょうか。画面での説明は分かりやすくて良いですね。

講師のK君当会1期生です

ばらした模型を、1両ずつ組み立てていきますが、細かい部品が多くて結構みんな苦戦しています。特に先頭車の尾灯のパーツをうまくはめないと組み立てがうまくできません。

すごい集中力です

いつもはただ走らせているだけの鉄道模型ですが、中の構造がわかって初めて楽しさがわかるというものなのかもしれません。

こんな感じで

徐々に形になっていきます。最大の難関はやはりモーター車。車体中央にあるモーターから、両側の台車へは小さな棒で動力が伝えられているのですが、これがまた大変。

難しいところは追加で説明

最後に、車両のメンテナンス講座。講師のK君曰く、走行が悪くなったら、まず車輪の汚れを疑え!そして台車にほこりが巻き付いていないか確認!とのこと。

1回目終了

1回目は無事終了。お昼を挟んで2回目もスタート

2回目スタート
完成はこんな感じ 自分で作ったホームに並べて

講座の内容は同じですが、2回目の方がやや参加者の学年が高かったこともあって、やや手際よいです。

2回目の方が手際が良いかも
2回目の記者会見

2回目も無事終了! 普段の活動とは違う内容でしたが、どの子も充実した顔で帰って行きました。

今回の企画はすべてK君にお願いしましたが、準備から当日の講師までさすがの対応でした。お疲れさまでした!

2023年2月11日 鉄道子ども会は設立14周年を迎えました

鉄道子ども会は、2009年2月11日に活動を開始しましたので、2023年の2月11日は14周年の記念日にあたりました。

昨年までは、コロナの影響もあってクイズ大会などを行っていましたが、今年は初めて機関誌の「鉄とも」を創刊しました。

機関誌「鉄とも」を創刊

さらに記念の行事をしたいということで、交渉の結果、東急電鉄の世田谷線での貸し切り運転を行うことになりました。大変遅くなりましたが、その日の模様をレポートしたいと思います。

 

神奈川1団と東京1団が合同で活動を行うのは、実は初めてで、保護者も入れると80名以上になるということで、ちょっと心配していました。

世田谷線の三軒茶屋駅前に集合

世田谷線の三軒茶屋駅前に集合した子どもたちも、なんか楽しそうです。流動阻害にならないように気を付けます。

通常の降車ホーム側で待機します

貸切電車は、臨時のスジに入るらしく、そもそも乗降の時間が短いため、一般のお客さまの迷惑にならないように、降車ホーム側で待機となります。

招き猫電車が登場しました!

いよいよ待ちにまった電車が登場。なんと「招き猫電車」が充当されていました。子どもたちからも歓声が。

折り返しの時間が短いため、一斉に乗車します

一斉に4か所のドアから乗車。みんな思いおもいに陣取ります。全員が座れるわけではありませんが、立っている方がいろいろ見られるというので、座らなかった子も多かったですね。

車内は結構こみこみです

乗車していみると、車内は結構な混みようです。保護者のみなさまも、初めて乗車するという方が多く、都心の軌道線に興味を示していた方が多かったです。

窓には世田谷線管区の方が作られた鉄道クイズが!

車内で驚いたことが、車内のドアなどに世田谷線管区の皆様に作っていただいたクイズが掲示されていたことです。事前に大変な準備をしたいただき、感謝しかありません。

貸切ですので、各駅には止まってもドア扱いはありません

この電車は貸切ですので、途中の駅には止まっても、ドア扱いはしません。なんとも言えない不思議な感じです。

上町駅そばでは、乗務区のみなさまによる歓迎横断幕が!

また、上町駅を過ぎた、検車区のところで、世田谷線管区や検車の皆さんによる歓迎の横断幕とご挨拶をいただきました。これもまったくありがたいことで、感謝しかありません。

招き猫の手もあります!世田谷線は短い路線のため、あっという間に折り返しの下高井戸に到着。ここでもドア扱いはなく、折り返します。

上町の留置線に留め置き後、車内ではクイズなどで楽しみましたが、鉄道子ども会の子たちはさすがに勉強?しているからか、かなり正解していたようです。

車内ではクイズなどで楽しみました

最後に降車して、電車の前で記念撮影をすることとなりましたが、車両を降りるときに大活躍したのが、ステップです。

もともと世田谷線のホームは今よりもずっと低く、そのころはこのステップを出していましたが、その後ホームのかさ上げ工事を行ったことから、通常では使用されなくなっていました。こんなところで役に立つとは。その関係もあって招き猫電車が今回充当されたとも伺いました。

招き猫電車は、ホームがまだ低かったころの名残でステップがあります。今回はそれが役立ちました

最後に、お世話になった東急社員の皆様にも入っていただいて、記念撮影。無事に14周年の記念行事を締めくくるとことができました。

最後に記念撮影 ありがとうございました!

今回のイベントは、東急電鉄の皆様にかなりの部分アイディアを出していただき、また大変な歓迎をいただきありがとうございました。「鉄道の好きな子どもたちが来るから」と、いろいろな対応をいただいた管区、検車の皆様には心より御礼申し上げます。