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小旅行会「久留里線に乗りに行こう」終了しました!②

小旅行会は、木更津駅からいよいよ今回の旅行の目的である久留里線に入っていきます。

千葉県内のJRで電化されていないのはこの久留里線だけ、私鉄では五井駅から内陸に入っていく小湊鉄道線が同じく非電化ですが、貴重な存在です。もう一つ、久留里線は単線でもあります。

木更津駅でのキハE130

大都市の鉄道線は、上りと下りの線路がそれぞれ別にあるのですが、ローカル線になると線路が一つというところが少なくありません。短い路線であればあまり問題はないのですが、長い線ではどうしても途中で上りの列車と下りの列車が行き違いをしなければなりません。この行き違いの出来る駅を「交換駅」と呼びますが、久留里線ではどこかな?とみんなには質問を投げておきました。

編成は1両で、ワンマン運転です。運転席の後ろにバスの運賃箱のようなものがあり、降りる人はここで乗務員に定期を見せたり、きっぷやお金を入れたりして清算する仕組みです。

木更津駅を出て少しの間だけ内房線と並走しますが、やがて右方向にカーブして離れていきます。

単線区間!架線がないので空が広く見える

すぐに単線、非電化区間に。電化されている線では当たり前の架線も架線柱もなく、景色がすっきりと見えます。

子ども達は車両の先端で前面展望を見たり、座席から周りを見たり、エンジンの音を聞いていたりとそれぞれおもいおもいのことをしています。この辺りは一糸乱れぬ統制を是としない当会ならではなのかもしれません。

やがて横田駅に到着。この駅が交換駅で、前から対向列車がやってきました。

対向列車と横田駅で交換

横田駅から久留里駅までは田んぼや畑の中を走っていきます。途中小櫃川を渡ったりといくつかポイントもありますが、久留里駅には木更津駅からほぼ50分で到着しました。

久留里駅での記念撮影

久留里駅構内で写真を撮っていると、駅員の方に「渡り通路の上なら入って写真を撮ってもいいよ」と言っていただき、気動車を間近で撮影することができました。お心遣いがうれしかったですね。

間近でみる列車

駅の外に出ると、なかなか趣のある駅舎です。旅行会前の下見の時は寒くて大変だったのに、今日は日差しもあっていい日よりです。駅前のE130の看板の前でも撮影している人がいました。

久留里駅前で

久留里は湧き水のきれいなところで、水がおいしくて有名です。駅前にも水を汲む場所が用意してあり、ポリタンクを持った人が多く車で訪れていました。この水でコーヒーやお茶を入れるとまろやかでおいしいのだとか。

お昼になりましたので、駅前すぐにある、久留里観光交流センター前のベンチで昼食にします。

お昼だよ

 

みんな食事が終わると、街散策です。今回は久留里の街で2箇所スポットを選んでクイズ形式にしてみました。3班それぞれ地図を片手に街歩きです。

どっちだろう?
あった!

思った以上に子どもたちが乗ってくれて、企画した側は一安心。あっちだのこっちだのとワイワイしながら歩きます。カエルの置物に乗っている子ガエルの数などを確認しながら、3班とも無事ゴール。もうちょっと難しくしてもよかったかな~。

駅に戻ると、上総亀山行に乗車の時間が近づいていました。駅のスタンプをお借りして押したりしていると、汽車が入ってきました。

駅のスタンプを押します

今度は2両編成です。実はこの列車が悩ましく、朝の上総亀山行の後は、この13時50分発まで列車がないのです。木更津~久留里間はほぼ1時間間隔で列車があるのに!

その待望の列車で終点の上総亀山を目指します。久留里までの平坦な景色からは様子が変わり、山間の区間を川を見ながら登っていきます。途中二つのトンネルを抜けると終点上総亀山です。

上総亀山で記念撮影

これで、久留里線全線32.2キロを完乗となりました。上総亀山駅付近には観光名所はなく、少し離れたところに亀山湖(人工湖)と亀山温泉があるのですが、今回はあまり観光のお客さんらしき人は見かけませんでした。

帰りは、さすがに子どもたちも疲れていて、やや口数も少なくなります。木更津で乗り換えれば、帰りは乗り換えなしで横浜まで戻れるのは、内房線から横須賀線に直通運転しているメリットでしょう。帰りの電車は長かったですが、みんな無事に帰着しました。

今回の旅行会は、保護者の方に多く付き添っていただき、本当に助かりました。保護者の方の中には、「この旅行に行かないと一一生久留里線には乗らないと思うので!」と参加いただいた方もいらっしゃいました。鉄道子ども会としての今年度最後の旅行会になりましたが、4月以降もいろいろなところに行ってみたいと考えています。

小旅行会「久留里線に乗りに行こう」終了しました!①

昨日(2018年2月17日)土曜日に、千葉県のJR唯一の非電化路線である久留里線に乗りに行く小旅行会を実施しました。

久留里線のキハE130

参加は保護者を含めて20名を超える旅行となりました。横浜駅の集合場所には集合時間前からメンバーが集まります。興奮して前夜あまり眠れなかった子もいたようで、引率者としてはちょっと不安に感じるところもありましたが、結果は最後まで体調を崩したりの脱落者がなかったのはとてもよかったですね。

また今回は、入団して初めて旅行に参加する子どももいて、名札やバッチの受け渡しなどを行います。活動時は外活動ではバッジ、内活動では名札を付けることにしています。今回の旅行は同行いただける保護者の方も多くて助かります。

横浜からは東海道線で東京駅に、そこから京葉線に乗るため京葉線ホームに移動します。舞浜の夢の国に行かれる方はご存知だと思いますが、このホームは東京駅のメインのエリアから400mくらい離れています。これはもともとは成田新幹線のホームとして建設したものを京葉線用に転用したからというのは比較的有名な話です。

東京駅の地下を子ども達を連れて班ごとに移動するのですが、同じ時間帯に夢の国に行かれる方も多く大混雑。保護者の方にフォローしていただいて助かりました。今回から3班体制になっていますが、それぞれの班長さんも頑張っていました。

京葉線は快速にのりますが、結構な乗車率。しかし3つ目の舞浜でかなり乗客が降ります。

京葉線の車内

本当であれば、横浜から横須賀線、総武線経由の内房線直通電車に乗れば、乗り換えの必要はないのですが、行きと帰りをなるべく違う路線に乗りたいということで、このような行程になっています。

京葉線は新しい路線のためほぼ全線が地下か高架で踏切もありません。なかなかのスピードで終点の蘇我を目指します。

蘇我駅で

蘇我駅で下車します。乗っていた電車はこの後外房線に入ってしまうのですが、ちょうど向かいのホームには横須賀線からの直通の内房線方面の電車が待っていました。よくできたダイヤとホームの使い方です。階段などを使わないで内房線、外房線、京葉線を乗り換えられます。

本当ならその向いの電車に乗れば早いのですが、ここは一本電車を落として、209系の千葉ローカルの電車を待つことにします。

内房線車内で

この209系は以前京浜東北線などを走っていたものを改造して、今では千葉駅より先の各駅停車の主力となっています。乗ったのはクロスシート車両ですが、もちろん改造で付けたシートです。

クロスシートの飲み物置き

こんな飲み物置きまで付いています。子どもの誰かが「昔みたいな栓抜きはついてないんだよ」と解説をしていましたが、その時代知っているの?と突っ込みを入れたくなりました。しかしよく勉強している子が多いのには驚かされます。

蘇我駅から30分ほどで木更津駅に到着します。ここで少し時間があるので、改札口を出て見ることにしました。ここで駅弁を買いたいといっていた人もいましたが、残念ながら見当たらなかったようです。駅前のコンビニで買い物する人もいました。

木更津駅前の風景
木更津駅

これから乗車する久留里線は、大都市近郊区間内ではありますが、Suicaが使えない線区です。駅の階段には注意のポスターも張られていました。

久留里線の注意書き

続く。。

2017年夏合宿 行ってきました

7月22・23日の夏休みに入って初めての土日に、鉄道子ども会として初めての宿泊旅行会(合宿)を行いました。

初日は朝8時に横浜駅北口に集合、予定通り上野東京ラインで出発です。今回は保護者3名の他、スタッフに新しく参加していただいた大学生のボランティアの方も含めて3名、それに参加者11名の合計17名(全員男性!)のグループとなりました。お天気も良いのはよかったのですが、熱中症などには気を付けないといけません。

上野駅で乗り換え、ここで会長はお弁当を仕入れたのですが終点の勝田でその選択が間違えだったことがわかります。常磐線は取手以北の交流区間に直通するクハE531-21に乗車。上野の段階では15両編成の6両目ですが、途中の土浦で前の5両が切り離されると先頭車になる車両です。

常磐線に乗るのが初めてという子どもも多かったのですが、景色を眺めたりするだけでなく、みんなでおしゃべりをしたりと楽しく過ごします。荒川を渡って千葉県に入って歓声を上げ、利根川を渡って茨城県に入ってまた喜ぶといった雰囲気です。

鉄道ファンの間では何かと話題になる「取手-藤代」間の交直流切り替えのためのデッドセクション(無電区間)も、最近の電車は照明が切れることなく通過してしまい、やや盛り上がりに欠けます(冷房は切れるのでそれとはわかるのですが)。

土浦駅で前5両切り離し

土浦では前5両切り離しで停車。切り離し作業を見に行くのですが、こちらも自動化が進んでいてあっさりと終ってしまいます。

終点勝田に到着。近代的な橋上駅になっていて構内にもお店が何軒も入っています。おいしそうなお弁当が並んでいて、ここでお弁当を調達すればよかったと後悔しました。

勝田駅で記念撮影

さて、ここからが本日見学させていただく「ひたちなか海浜鉄道」です。JR勝田駅の改札を入って、ホームに行くとそこにひたちなか海浜鉄道の改札がありました。ここで1日乗車券を購入し停車中の「ミキ300-103」に乗車します。この車両は、兵庫県にあった三木鉄道(旧国鉄三木線)で使われていたのですが、三木鉄道廃止に伴いひたちなか海浜鉄道に転籍したものです。

三木鉄道から来た ミキ300

12:04発。ひたちなか海浜鉄道の車両はすべてワンマン運転仕様なのでバスであるような運賃表示器があります。また運転席の横があいているので前の景色も見放題という状況に子どもたちは前の方に固まってしまいます。乗降のお客さんも当然前ドアからの乗降になるので、邪魔にならないように整理。都心の電車ではなかなか味わえない風景を堪能します。田んぼの緑も鮮やかでしたが、線路は平坦なところだけでなく、少し高いところも通ったりと変化があり楽しいです。

ワンマン運転のための運賃表示器

ひたちなか海浜鉄道の本社と車庫のある那珂湊(なかみなと)駅に到着。現在この駅はバリアフリー化工事中でホームが狭くなっています。改札まで出向くと、今日見学会を担当していただく係の方が待っていてくださいました。

見学会の前に昼食ということで、ご厚意で留置中のキハ205車内を開けていただき、そこでご飯を食べることに。あとで伺ったところでは、このキハ205は、旧国鉄キハ20のラストナンバー車であり、営業運転できるのはこの1両だけだとか。

キハ205車内でお弁当

窓を全開にしてお弁当を食べていても、暑くはありますが風が入ってそれほど気にならず。会長が高校生の時の汽車旅が思い出されます。昔は冷房は急行型だけで、ローカル線ではまず冷房車には当たらなかったのですが、それでもいろいろなところに行っていました。

食事が済んでいよいよ見学会の始まりです。最初ご挨拶いただいた後、まずは今お昼を食べたキハ205から。いきなり床板を外してディーゼルエンジンと変速機、推進軸を見ます。普通エンジンなども横から見ることは多いのですが、上から見るのは会長も初めてです。エンジンはDMH17系列(8気筒、排気量17000CC)、流体変速機という戦後気動車の一つの完成形です。思った以上に変速機が大きいのに驚きました。

担当の方からご挨拶と注意事項など
車内からエンジン上部を見る

そのあとヘルメットを被って車庫内を見学。現役の車両に加え、保存されているケハ600などを見ていきます。キハ11型のうちの2両は、ドア高さの関係で運用に入ることはなく、部品取り用になっていると聞いて一同驚いたりと、実際の運営にかかわっている人でないとわからないことを教えていただきました。

保存車体のケハ600
キハ200(元鹿島臨海鉄道)

車両の連結器の実物も普段は触ることができませんが、直接触れる機会もあり、全員楽しい時間をすごすことができました。

連結器はこんな動きです!

予定時間をオーバーして見学会は終了、係の方にお礼をいって那珂湊駅で記念撮影、そして各自グッズを買ったりと時間を使います。那珂湊駅では地域のボランティアの方の演奏があったりと、街を挙げて鉄道を盛り上げようとしているところが見えていました。那珂湊にはいろいろ見どころもあるのですが、今回は時間の関係でパスし、次の列車で終点の阿字ヶ浦を目指します。この車両もミキ300-103でした。

那珂湊駅で

那珂湊から阿字ヶ浦までは比較的起伏も大きく、途中高台も通ります。畑の中を行くのんびりした風景もいいですね。阿字ヶ浦でひたちなか海浜鉄道完乗となります。14.3Kmと短い路線ではありますが、景色の変化が大きい線でした。

阿字ヶ浦駅で

時間の関係で阿字ヶ浦でそのまま折り返し、勝田に向かいます。勝田で常磐線普通に乗り換え水戸へ。そして今度は鹿島臨海鉄道に乗り換えます。土曜日の夕方ということで部活帰りの高校生などで車内は結構な混雑。この線はもともと国鉄線として計画され、鉄建公団が作っていた線の運営を引きとったものであり、原則として踏切がなく線形も良好。

水戸を出て少し常磐線と並走したのち、水田地帯を高架で渡っていく光景はなかなか見ごたえあり。20分ほどで大洗駅着。

大洗駅で

今夜の宿は大洗の民宿「東光苑」さんですが、徒歩で30分くらいかかる予定です。さて歩きますかという矢先、目の前に「巡回バス 海遊号」なるバスが止まります。運転士さんに聞いてみると、宿のそばまで行くとのこと。子どもたちより、スタッフ、保護者の疲労具合の関係で急きょバスに乗車することに。この辺りは相変わらずのドタバタ感です。

このバスのおかげで予定よりも早く宿につけました。二階の部屋に班ごとに分かれて荷物を入れます。後で聞いて驚いたのですが、民宿や和室に布団を敷いて寝るというのが初めてという子が多かったのです。ちなみに茨城県初めて!という子どもも多かったですね。

時間が少しできましたので、近くの海まで散歩。海岸ではみんなで「水切り」に挑戦します。誰かさんはここで頑張りすぎて、翌日腕が痛いとか言ってましたが。夕方の海岸でみんなで遊んだのも思い出になるでしょうか。

夕ご飯は1階の大広間で。おいしいごはんとおかずをみんなでワイワイ言いながら食べます。とてもおいしくて、おかわりをしている子も多かったですね。そのあとはお風呂ですが、風呂に入っている時間が長いだの短いだのとひと騒ぎが。それぞれの家や個人で違うということが分かったかな?

夕食の風景

子どもたちも疲れていたのか、部屋に布団をしいてお休みなさいでほとんどの子が寝ちゃっていました。スタッフ&保護者は別室で懇親会を実施。これが楽しいといってはいけないのでしょうが。

 

二日目は鹿島神宮からのバスの関係でどうしても大洗8:42分の列車に乗りたいので7時にご飯、8時宿出発としました。朝ごはんもおいしくてみんなしっかり食べてました。出発前に宿の前で記念撮影。おじさん、おばさんありがとうございました!今日は宿の車で駅まで送ってもらいましたが、やはり歩いたら結構かかりそうでした。

結構みんな寝起きが良い!
東光苑さんありがとうございました!

予定どおりの列車に乗車。日曜日の朝ということもあり、空いています。車内はガルパン関係のイラストが多くてなかなか楽しめます。大洗駅にはガルパン目当ての旅行者も結構多かったですね。

鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線は相変わらず踏切がなく、鉾田付近では北浦を望む他は、畑の多い田園地帯を走ります。一時期日本で一番長い駅名となっていた、「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」駅は停車。サッカーの試合がない日なので、鹿島サッカースタジアムは通過して、終点鹿島神宮駅へ(厳密には、鹿島サッカースタジアムから鹿島神宮まではJRの路線です)。

鹿島神宮で

鹿島神宮駅からはバスでの移動になります。このバスが土日が本数が少なく、今回の見学会で一番調整の難しいところでした。バスは一般のお客さんは2名で他は鉄道子ども会のメンバーでしたが、鹿島市内を周遊して神栖市内へ向かいます。バス停からは徒歩15分ほどで神栖車両区に付く予定でしたが、思った以上に時間がかかってしまいました。

バスはほぼ貸し切り状態

神栖は鹿島臨海鉄道の臨港線の貨物駅も併設されており、コンテナ貨物にディーゼル機関車がいて賑わっていました。事務所二階の会議室でご挨拶の後、実際の検車場に向かいます。鹿島臨海鉄道はもともとは貨物輸送からスタートした会社で、ディーゼル機関車のKDR5を拝見することができました。

神栖車両区&神栖駅

機関車やディーゼルカーも車と同じでキーがあるということは知っていましたが、実物を間近で見ることができたのは初めてでした。特にエンジンが2つあるKDR5はキーも二つあるなど勉強になりました。

KDR5は、中の機関部分、ターボチャージャー、インタークーラーなどもばっちりみられるようにしていただいており、丁寧に説明いただきました。高学年の子どもたちからは、車の技術よりも進んでいたんだねとの感想も聞こえました。また機関車の燃費はなんと数百mしかないそうです。でもあれだけ重い貨物を引っ張るのですから当然なのかもしれません。

巨大なエンジン
丸いのがターボチャージャー
四角い箱上のものがインタークーラー

今度は機関車の運転席に上ってみます。国鉄のDD13型に準じた作りのKDR5は両側に運転台があり、進行方向によって使い分けをしていることや、夏はクーラーがなく、両側にエンジンがあるため暑いことなどいろいろなことをうかがえました。子どもたちはブレーキハンドルに触ったり、汽笛を鳴らしてみたりしていました。

次にディゼルカーの6000型を拝見します。このディゼルカーはトイレが設置されており、その対応について担当の方の軽妙な解説にみんな聞き入っていました。また新型の8000型との動力伝達の違いなどを教えていただきました。

 

次に車内に入って運転席に座ったり、緊急用の電話の使い方など日ごろは目に見えない部分についても解説いただきました。子どもたちはやはり運転席に座ることが夢なのでしょう、交代で座って感触を確かめているようでした。

盛りだくさんの内容の見学会も時間オーバーしつつも終了。こちらもご厚意でお貸しいただいた会議室でお弁当を食べたのち、帰りのバスの時間もあるためご挨拶もそこそこに帰路につきました。もっといろいろ見たかった~というのが本音でした。

車両の前で記念撮影

バスが遅れてきたり、雨が降ってきたりと鹿島神宮駅までの帰りもドタバタはありましたが、鹿島神宮を見学する組と駅でまったり組に分かれて行動し、それぞれ時間をうまくつかいました。

鹿島神宮駅からは改造された209系。昔は京浜東北線を走っていたのでしょうか?

佐原駅で

佐原で乗り換え、こちらも209系、そして新駅舎への切り替え工事がほぼ終わった千葉駅で最後の乗り換えをして、総武快速・横須賀線経由で無事定刻通り帰浜しました。

今回の見学会では、ひたちなか海浜鉄道さまと鹿島臨海鉄道さまに本当に多大なご協力をいただきました。「子どもたちが来るから」と事前にいろいろご用意いただいており、本当に感謝しております。担当していただいた皆様の、「鉄道の好きな子どもたちへの愛情」が感じられて本当にうれしく、この活動を続けていてよかったと思いました。

また子供たちの感想は直接は聞けていませんが、宿泊したことでいろいろな経験もできたのではないかと思います。また保護者とスタッフの関係性も深まったと思います。大学生ボランティアの方(あえてお名前は出しませんが)も最初は戸惑いながらも子どもたちのことをしっかり見ていてくれたこと感謝です。また、この合宿のしおり(旅行中役に立った!)を作っていただいたり、手土産を事前に買っていただいた保護者の方など、本当に多くの方にお手伝いいただきました。ありがとうございました。
いろいろな意味でこの会の活動の一つの区切りになる合宿だったと思います。

関係者のみなさん、保護者の皆さん、そしてなにより見学会にご対応をいただいたひたちなか海浜鉄道と鹿島臨海鉄道のみなさま、ありがとうございました。

行ってきました!小旅行会「JR青梅線完乗と青梅鉄道公園見学」

5月20日土曜日 晴れの中、青梅線と青梅鉄道公園、それに五日市線も完乗する小旅行会に行ってきました。

朝8時に横浜駅に集合、東海道線経由で東京、そこから青梅特快を使って青梅まで。中央線用の233系ばかりです。途中からドア横のボタンで扉の開け閉めをするのにちょっとみんな興奮気味でした。

奥多摩までは川沿いに上っていきます。新緑が綺麗な時期です。

奥多摩駅に到着してJR青梅線完乗です。時間の関係ですぐに折り返し、青梅まで戻ります。青梅駅前でお弁当の調達して、青梅鉄道公園までの上り坂に挑戦します。

この日は真夏日でもあり、暑い中15分ほどの上り道。子供達は「会長 冬に来たかった~」「まだ見えないの~」「バスはないのか~」など悲鳴とも愚痴ともとられるようなことを口にしつつも、脱落者なく頂上近くの鉄道公園に到着しました。

みんなお腹ペコペコだったので、早速お昼に。この鉄道公園はベンチが多くてSLのすぐ横でご飯が食べられたりすることが魅力的です。

昼食後は、班ごとに公園内を探検。公園内には0系新幹線やED16電気機関車など、貴重な車両が多く展示されていて見ていて飽きません。

自動連結器変更前の機関車連結部分

0系新幹線運転席で

最後に、乗用型の模型に乗りたいというメンバーが多くて、私が「それは子供用の乗り物だよ!」というと、「だって僕たち子どもだもん!」と反撃されてしまいました。結局みんな1回は乗ったようでした。

青梅鉄道公園での時間もあっという間に過ぎ、暑い中今度は東青梅駅に向かって坂を下ります。またしても暑さにやられながらも、15分ほどで東青梅駅に到着。

ややバテ気味のみなさん

ここから一度拝島に戻り五日市線に乗り換えます。五日市線は青梅線よりずいぶんと短い線ですが、秋川渓谷などもあってハイキングの人が目立ちます。行きは座れたのですが、帰りは通勤電車並みに混んでました。

武蔵五日市駅で記念撮影

武蔵五日市駅到着で五日市線も完乗! 武蔵五日市の駅が近代化していて、30年ぶりに来た会長は驚きました。

再び拝島駅に戻り、八高線で八王子に出ますが、ここで新型のホームドアの試験中のものを発見。この黄色いバーが、電車が入線し終わると上に上がって、下をくぐって乗降ができるようになります。

車両は209系。この他205系もまだ残っていて、懐かしい感じがしました。八王子、横浜線経由で横浜についてたのは、予定より少し遅れた時刻でした。

今回の旅行会では、班長さんがしっかり人数確認をしてくれ、また子ども達も、朝出発前のミーティングでの約束事項を良く守ってくれたため、電車の中で騒ぐこともなく無事に帰ってくることができました。子ども達がどんどん成長していくのは頼もしい限りです。

旅行会「岳南電車と静岡鉄道を訪ねる」参加者感想

8月28日に実施しました、旅行会「静岡の私鉄 岳南電車と静岡鉄道を訪ねる」の参加した子供たちの感想をまとめてみました

岳南鉄道の車両庫見学の感想
僕は岳南鉄道の車両庫見学で、初めて電車の下を見ました。
今まで電車の下を見れる機会が無かったので、とても面白かったです。
電車の下とホームでは音も全然違って意外でした。
ホームと電車の下の距離はあまり離れていないので、音も大きくないと思っていました。

静岡鉄道の車庫見学の感想
僕は静岡鉄道の車両庫見学で、初めて洗車中の車両に乗りました。
車の場合は乗った事はありましたが、電車は当然ありませんでした。
電車もすごくゆっくり動いていたので「進んでる方向と逆に進むと、周りの景色は動かずに、車両だけ動く」という、いつか動く歩道でやりたかったことができました(笑)
他にも洗車する方法が車に似ていて驚きました。 (たいき)

岳南電車の感想 岳南富士岡駅の工場にて、貴重な体験をさせてもらい、本当にありがとうございました。床下のあらゆる部品やモーターの機器など見せてもらいつつ、運転席に配置されている、行き先表示機やドア開閉、そして車内アナウンスの体験が良かったです。あと、岳南江尾駅にて、8000型の特別公開もさせてもらい、ありがとうございました。車内でたくさん写真を撮らせていただきました。

静岡鉄道の感想 新清水駅から、ちびまる子ちゃんのラッピング車両に乗車しました。自分は、永沼なので長沼駅に到着する頃に、TARAKOさん本人が、「長沼」と言ったので、チョット興奮しちゃいました。長沼駅の指令室は、お仕事をしていた人がいて、大変そうだな~と思いました。また、洗車体験はめったに見る事が出来ない、貴重な体験でした。洗車に入る時に、勢いよく洗い流されてピカピカになっていました。貴重な時間を本当にありがとうございました。(しゅんいち)

こないだは鉄道子供会の、静岡の旅に行ってすごく楽しかったです。1番楽しかったのは、岳南鉄道8,000系乗れたことです。岳南鉄道の良いところは元京王井の頭線の車両を使っていることが良い所です。車庫の中で面白かったところは車両の真下に入れた事です。大迫力だったです。車両の真下に入ったとき1番の衝撃だったのがコンプレッサーです。ものすごい音を立てて、なっているのでびっくりしました。(^∇^)静岡鉄道の、いいところは、オリジナルの鉄道を、走らせてる、事です。(^O^)/ちびまる子ちゃん列車は、放送アナウンスが、ちびまる子ちゃん、で、すごかったです。(^_^)、さらに静岡鉄道では、ちょっと前に、最新型車両A3000型という、車両が、登場をしています。さらに司令室や、会議室など、普通では、見られないところを、見られたし、車両の中に入って、お土産を、もらって、とても楽しかったです。静岡の、旅は、すごく楽しかったです。竹内隊長ありがとうございました。(なおと)

岳南鉄道
うんてんせきに入ってイスにすわったり、マスコンをさわったり、ふだんできないことをさせてもらえて、すごく楽しかったです。またこんなことができたらうれしいです。
しず鉄工場
電車にのってせんしゃきはみれないけれど、電車にのってせんしゃしているところを中から見れて、こんなふうにせんしゃされているんだと思って楽しかったです。(しょうたろう)

小海線の旅 参加者感想

7月24日に実施しました、「日本の鉄道最高地点」と「最高駅」の旅、参加した子どもたちの感想をまとめてみました(ちょっと遅くなりました~)

横浜から野辺山まで行ってきました。乗ったのは京浜東北E233系、横浜線E233系、中央線E233系、中央線211系、小海線キハ110系、ホリデー快速ビュー山梨457系といった車両に乗りました。中央本線に乗っている時間がすごく長く感じられました。高尾のまちの時間がけっこう長く感じました。横浜のまち合わせする時間におくれてしまいました。野辺山の最高地点は予想よりぜんぜん違いました。小海線の一番後ろのところにいると自然ばっかりでおどろきました。しかもドアは自動であかないきのうが中央本線にも小海線にもどちらにもついていました。(ゆういち)

今回の青春18きっぷを使って行けたのは良かったです。青春18きっぷで行けるのは関東近辺だけというのを鉄道の本で調べました。今回実際に行ってみて長野の野辺山駅の近くに日本の最高地点のところがあるのを初めてしりました。それに小海線にも乗ったけど、ディーゼル車だったからモーターの音が多くかったです。今回の青春18きっぷを使っての旅で初めて乗った電車があったので楽しかったです。やっぱり今回の旅に参加して本当に良かったです。次回の鉄道子ども会でも青春18きっぷの旅なので今回と同じ感じになるといいと思いました。(かいせ)

最初の横浜線では気分が上がらなかったけど、そのあとボックスシートに座れたのかよくわからなかったけどそれから楽しくなってきました。あと僕は8月20日(土にホリデー快速鎌倉号にのりました(185系6両です)。(かいと)

JRさいこうちてんにいけてとてもうれしかったです。ハイブリットにはのれなかったけど本当に楽しかったです。こんかいの旅行、すごくたのしかったです。一ばん楽しかったことは、ホリデービューやまなしにのれたのが一ばんたのしかったです。ざせきはグリーン車ではないのでかなりかたかったですが、たのしめたです。とくに2かいだてのため、すごいながめがよく、きれいな夕日もみれました。こぶちざわえきのえきべんは、すごいおいしくて、ぼくはとりめしべんとうをたべましたが、本当にうまかったです。ディーゼルカーにのれてよかったです。かえりのよるのよこはません、やけいがほんとうにきれいでした。(なおと)

小海線にのったときほんとうは1両なのにれんけつして2両だったので前の車両につながっているつなぎめをはじめてわたったことがうれしかったです。(しょうたろう)

旅行会 静岡の私鉄 岳南電車と静岡鉄道を訪ねる

8月28日、この夏2度目の旅行会は、青春18きっぷを使ってので静岡の私鉄、岳南電車と静岡鉄道を訪ねる旅としました。

集合はJR戸塚駅に7時20分としたのですが、なんと10分前には集合してしまいます。きっと日常で学校に行くのにこんなに早く起きてということはないのでしょうが、好きなことになると違うのでしょう。今回は前回も参加してくれたTリーダーに加え、しゅんいち君のお父さんと、友人のNさんもサポートで参加いただきました。ご協力ありがとうございました。
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集合が早かったおかげで予定より前の東海道線に乗車できました。前回の旅行会に参加していたメンバーも多く、異様にテンションが高くなるわけでもなく普通な滑り出し。小田原、熱海で乗り換え、予定より20分ほど早く岳南電車接続駅の吉原に到着します。

吉原駅の連絡橋を渡って岳南電車の改札口に向かうと、駅の係員さんから「今日車庫の見学をされる方ですか?」と質問されました。後で伺ったのですが、今回の見学会は全社的にも認知されていたとのことで、恐縮の極みであると同時に、社内の風通しの良さも感じた次第。

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ここで一日乗車券を購入し、またいろいろな岳南電車グッズを買います。富士山や工場夜景とのコラボ関係の写真も多く、さすが富士山のふもとであります。

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京王井の頭線の電車を改造した7000系1両編成がやってきました。早速乗車します。工場地帯を縫うように走り、最初の目的地岳南富士岡へ。

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駅では検修車担当の方2名が待っていてくださいました。早速車庫の中を案内していただきます。見せていただいた7000系は京王線からの車両を両運転台に改造し、さらに床下のぎ装の関係で補助電源装置をSIVにしたりと趣味的にはかなり面白い車両。

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車内はもちろん、ヘルメットをお借りして車体の下から車両を見るのには子供たちも大興奮。車体の下にある信号用アンテナや抵抗器、そして一番は車軸についているモーター(主電動機)など、博物館などでは確かに展示はされていますが、現役のものを間近に見ることが出来て大騒ぎでした。

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また制輪子(ブレーキシュー)の実物もかわるがわる持ってみましたが、随分重くてびっくり。今は使われていませんが、機関車用のものはさらに重くて驚きました。主制御機のテストの実演もしていただき、ノッチを入れるとカムが回っていく様子などを見せていただき、車両内ではドアの開閉や放送なども体験しました。

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最後に岳南江尾駅に留置してる8000系の中も見せていただき、感謝をしながら岳南電車を後にしました。

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清水まで東海道線で移動し、駅前のマックで昼食。時間の関係で早目に新清水駅に向かいますが、JRの清水駅とは徒歩7~8分くらい離れているでしょうか。途中アーケード街もあり暑い中歩きやすかったですね。

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新清水から乗ったのが、ちびまる子ちゃん電車。外観もすごいのですが、車内の次駅アナウンスがなんと「ちびまる子ちゃん」の声!なかなか楽しいですし、海外からのお客さんもきていて、写真を撮っていたのですが、なぜか私たちの座っている前でバシバシ写真を撮っているので何かと思ったら、つり革1か所だけにちびまる子ちゃんの装飾があり、たまたまそれが座っていたところだったというわけでした。

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静岡鉄道はほぼ10分毎に電車があり使い勝手が良い線のようで、昼間でも結構乗降があります。目的の長沼に到着。鉄道営業所でも所長さん他多くの職員の方に迎えていただきました。こちらも畏れ多く

まず営業所内を拝見します。電車の運行を監視したり、運転手さんが交代するところなど、これも普段は見られないところを見せていただきます。この辺は運行関係になるのでちょっと難しかった子もいたかもしれませんが、真剣に見入っていました。

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さらに別室で過去の静岡鉄道の資料を展示しているところを見せていただきました。新型のA3000系の展示が目を引きますが、古いものの展示も多く、まもなく100年を迎える静岡鉄道では、昔のものも大切に保存しているとのことでこの後の活用方法が楽しみです。今は鉄道線しか残っていませんが、昔は路面区間があり、新清水より先にもレールが伸びていたとのこと。

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室内の見学から、今度は車庫を見せていただきます。電動貨物車のデワ1の存在感はさすが。静岡鉄道でも過去には貨物輸送が行われていて、静岡駅周辺が集散地であったお茶を清水港へ、逆に静岡市内の発電所用に石炭を運んでいたというから驚き。

dsc_0310                      デワ1

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今度は現役主力の1000系に乗車します。わざわざ私たちのために洗浄線に入れていただき、車体洗浄をするのを車内から見せていただきました。2往復するのが決まりだそうですが、子供たちもですが、隊長も初めての経験。思わず見入ってしまいました。

楽しい時間はあっという間。静岡鉄道もう一つの目玉A3000系の運行時間にあわせて車庫をお暇し、お目当てのA3000系に乗車します。

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静岡鉄道としては1000系以来久しぶりの新車で、いたるところに新機軸が盛り込まれています。表示装置などもそうですが、つり革などが特に気になりました。今後増備を進める計画だそうで、レインボーカラーがそろうのも時間の問題のようです。

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新静岡からはJR静岡まで歩きましたが、そんなに距離もなく。帰りの東海道線はかなり混んでいて、特に途中の熱海からの電車は半分くらい座れませんでしたがなんとかみんな踏ん張りました。この辺りは旅行会の成果が出てきたのかなと実感するところです。

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今回は岳南電車様、静岡鉄道様の多大なご協力により実現したものであり、本当に感謝しております。それと同時に、各鉄道会社の皆様に「鉄道の好きな子どもを支援してあげよう」というお気持ちを持って受け入れていただけたことが、とてもうれしかったのです。鉄道子ども会の活動をこれまでやってきてよかったな、そう思えた一日でした。

 

次回の活動は9月25日13:00~ 交歓会&Nゲージ運転会です。

 

旅行会無事終了しました!

本日(8月28日)の旅行会ですが、旅先では雨に降られることもなく、よいお天気の中で岳南鉄道さまと静岡鉄道さまの施設見学、および新型車両乗車をして先ほど戸塚駅で解散となりました。
ご協力いただきました施設の皆様には本当にお世話になりました。また同行いただきましたスタッフの皆様もご協力ありがとうございました。夏休み最後にこのような貴重な体験ができ、本当に感謝しかありません。
詳細は明日以降アップさせていただきます(今日は寝ます~)。