鉄道子ども会の今年3年ぶりに夏の旅行会(茨城)ですが、今回から神奈川と東京の2団体制になりましたので、2回に分けて開催しました。2回目は東京1団のみなさんで「ひたちなか海浜鉄道」に伺いました。
前回と同じ朝8時に東京駅集合。さすがというか、みんな時間前に集合していました。付き添いでいらしていただいた保護者のみなさま、ありがとうございました。
今回の旅行は、当初は1泊2日の合宿で予定していましたが、新型コロナウイルスの関係もあり、宿泊は取りやめ、日帰りとして実施することとなりました。
宿泊先の方とは3月くらいからやり取りをしていましたし、実際に下見で伺ってお会いしていましたので、お断りの電話をするのは本当に申し訳なかったのですが、快くキャンセルに応じていただいたことは本当に感謝でしかありません。このお返しはぜひ近々にと思っているところです。
さて、常磐線です。普通電車に乗ると言っても、30分くらいが普通だと思うのですが、今回は上野から勝田まで2時間半近くの乗車になります。普通なら飽きると思うのですが、鉄道子ども会の子はちょっと違うかもしれません。
なんの電車とすれ違うかな?
常磐線と言えば、我孫子の鶏天そば(今回は下車できないのでお預け)、取手の関東鉄道常総線(気動車が見られます)、取手藤代間のデッドセクション(直流区間と交流区間の境目)、土浦、神立の霞ケ浦、友部での水戸線合流、水戸駅の貨物機関車(EF81)、勝田の電留など見どころいっぱいです。
最近の電車は性能が良いため、デッドセクションでは昔のように、照明が切れることはなく、どこで無電区間に入ったのかわかりません。かろうじて空調が止まるので、それと知れるのですが。
勝田に到着。早速ひたちなか海浜鉄道線に乗り換えます。今回は保護者の方も入れて40名ほどの団体になりますので、列もこんな感じに。
勝田駅の1番線に移動。ここからひたちなか海浜鉄道に乗車します。車両は前回もお世話になったキハ37100-03 ちなみに3710で「みなと」を表しているそうです。茨城交通時代に導入されたディーゼルカー(気動車)です。
夏休み終盤ということもあってか、車内は満員。子ども会の子は、事情のある子を除いてこの状況では座らないのが会のルールです。
15分ほどで、ひたちなか海浜鉄道の中心駅、那珂湊(なかみなと)に到着。早速見学をさせていただきます。
ヘルメットをお借りして、見学に出発です。前回の神奈川1団の時に比べると、風が適度にあって随分涼しい感じです。
バス整備工場側から見学スタート。第三セクター化のお話なども丁寧にしていただきます。
やはり実物を見ることが、見学のだいご味です。ちょうど整備中のディーゼルエンジン(カミンズ社製)。なかなか目の前で見ることはできません。
車庫の中に、お休み中の車両も。
車籍のない車両もいろいろありまして、たのしいですね。最後は車庫前で記念撮影。みんな勉強になったでしょうか?
見学が終わって、お弁当タイム。動いていない車両を開放していただいてお昼ご飯です。
食事が終わった子は、駅の窓口で湊線グッズを買ったりしています。アイスクリーム食べていた子もいたな~。
そんなこんなで、時間はあっという間にすぎて、再度湊線に乗車、終点の阿字ヶ浦を目指します。
車両の先頭はやはり子ども達に人気。お客さんのじゃまにならないように見学します。この辺りはサツマイモの産地で、サツマイモ畑も多いです。
終点の阿字ヶ浦に到着。ここのは保存車両が2両おかれています。ボランティアで保存活動をされている方の努力には本当に頭が下がります。
この阿字ヶ浦駅が終点でなくなる日も、そんなに遠くなさそうです。この先にネモフィラとかコキアで有名な「ひたちなか海浜公園」があり、そこまでの延伸計画が実現の予定です。
イベント時期にはこの辺の道路が渋滞で動かなくなってしまうので、早く延伸されると良いですね。
帰りもキハ37100-03です阿字ヶ浦からの帰りもキハ371000-03 今日は一日ありがとうございました!という感じです。
勝田に戻って、再度上野までの2時間半近くの旅です。勝田駅にはこんな珍しい車両も止まっていました。
無事に東京駅の集合場所に到着。みんな楽しかったかな?次回の外活動は、予定が変更となりましたので、決まり次第お知らせします。