2019年5月12日(日)に神奈川1団、東京1団合同の旅行会を行いました。今回は、
- 横浜から成田空港へスカイアクセス線経由の直通電車に乗車
- 成田空港の見学
- 旧成田空港駅だった東成田駅見学
- 日本で一番短い鉄道「芝山鉄道」乗車
- 京成本線完乗
を狙いに出かけました。
朝8:30分に横浜駅集合。時間にはみんな集合して、余裕をもってホームに移動します。やってきたのは、京急の新1000系の1056。先頭車に乗車します。特急ですので、途中まではそこそこ混んでいましたが、東銀座を過ぎると空いてきます。横浜からスカイアクセス線経由で成田空港に行く電車は1日に3本しかなく、これはその1本でした。
押上あたりから、東京のメンバーが合流します。高砂駅からは京成本線から分岐して、いよいよスカイアクセス線へ。この区間は北総線との共用となり(かなり面倒なので詳細は省きますが)トンネルが多く、一旦運転席の遮光幕も降ろされてしまいます。
東松戸の手前から地上に出て、高架区間をすすみ、やがて千葉ニュータウン内の直線を走ります。印旛日本医大から先が、新設区間になりますが、この区間はAE車(スカイライナー)は160キロ運転、普通車も120キロ運転をしています。成田湯川駅の高速分岐器とその先の単線区間が見どころだったのですが、ちゃんとみんな見ていたかな?
空港第二ビルで下車し、ひとまずは空港の展望デッキへ向かいます。空港の中で迷ったりしながら、なんとか4階の飛行機の見られるところに到着。1時間半ほど見学と、お昼をとることにしました。
お天気も良くて、みんなでお弁当を食べたりします。時間帯も風向きもあるのですが、思ったほど飛行機が多くなくてすこし残念。本当はA滑走路のある第1ターミナルの展望デッキ方が良かったのですが、移動時間を優先したのが災いしました。
4月にこれまでの班分けを変えて、4班編成になりましたので、まだ慣れないところもありですが、集団行動を通じて徐々に慣れていくと思っています。
私が用意した、簡単な飛行機のレクチャーを班ごとに行いましたが、やはり不十分でしたね。電車のことはものすごく詳しいのに、飛行機のことは「からっきし」という子も多かったです。博物館に行けばしっかり学べたのですが、これも時間との兼ね合いで今回はやめましたので、次回はしっかり時間を取ってこられるようにしたいですね。
お昼も終わり、東成田駅訪問に移ります。空港第二ターミナル駅から、東成田駅は地下通路でつながっています。
もともとこの東成田駅は成田空港駅として1978年に開業しましたが、当初から空港ターミナルビルより離れていて、バスなどで連絡していました。これはターミナル乗り入れは国鉄の成田新幹線が行う予定があり、それに支障する位置まで駅を延伸できなかったためのようです。そのため、駅自体は今は使われていませんが2面4線の立派なもので、コンコースも広く昔はレストランなどもあったようです。
その後国鉄による成田新幹線計画はなくなり、もともと新幹線用に作っていた線路をJRと京成でそれぞれ単線で使用(軌間が異なる為)することで成田空港駅を1991年に設置したことから、この駅は東成田駅と名前を変えて現在に至っているのです。
東成田駅はこのため、空港内にポツンと残された形になり、先ほどの通路で空港第二ビルに行くか、空港内の循環バスに乗る以外一般人には動きようのない駅となっています。海芝浦にちょっと似てますね。
東成田から芝山鉄道の芝山千代田駅に向かうのですが、実はここで難問が。芝山鉄道は京成の東成田線と直通していますが、IC乗車券に非対応のため、東成田から券売機で切符を買わなくてはいけません。これは盲点だったのですが、鉄道好きのメンバ―でも券売機で切符を買ったことがない!という子が多くてびっくり。そして、この区間(2.2キロ)こそが「日本で一番短い鉄道」に該当するわけです。
正確に言えば、芝山鉄道は「第一種鉄道事業者としては日本一保有する路線が短い鉄道事業者」ということになるのですが、紆余曲折をへて2002年に開業、現在に至っています。私も初めて乗りました。
あっという間に終点芝山千代田駅に到着。
当初は折り返しの電車に乗る計画を立てていたのですが、十数分の折り返しで40名近くが切符を購入して、、、なんて考えると大変そうでしたので、1本見送って折り返すことにしました。
駅の周りには何もないのですが、子ども達はいろいろ見てみたりして楽しんでいます。この辺りのバイタリティ―はさすがです。
切符を成田空港まで購入し、一旦京成成田まで向かいます。そこからもう一度成田空港に戻って、そこから空港特急で京成上野に向かいます。
成田空港駅で気が付いたのですが、スカイアクセス線経由と京成本線経由では改札内にゲートがあって、ちゃんと区別しているのですね。まったく知りませんでしたが、第二ビルも同じようでした。ちゃんと線別に電車が止まるホームが異なっているので、料金の収受ミスがないということでしょう。
帰りは比較的空いていたこともあって、爆睡している人も多かったですね。青砥や日暮里で分かれる人もちらほら。
京成上野まで京成本線を乗りとおし、完乗としました。その後JR上野駅に移動して東海道線経由で横浜へ。無事解散となりました。
今回の旅行は比較的距離もある一方で、内容を少し詰め込み過ぎた感もありで、ゆっくりできなかった面もありました。次回以降の注意点をしたいと思います。
次回の活動は神奈川1団、東京1団は6月9日の交歓会(東戸塚)になります。