先日相鉄線内で営業運転を開始したばかりの相鉄21000系が、東急線側の訓練のため東急に貸し出されることになり、おととい長津田に姿を現したようです。営業時と同じ向きにするため、回送はJR線内をあっちに行ったりこっちに行ったりで大変だったようです。
この貸し出しですが、過去にもあって、東横線渋谷駅が地下化して副都心線と相互直通運転を開始する前には、メトロ車両(7105F)が東横線で走りました。
習熟(しゅうじゅく)運転と言いますが、運転士さんも全く初めての車両ですから、微妙にスイッチの位置などに違いがあるので事前に慣れておきたいのです。全運転士が事前に乗車することになっていると思います。
もう一つ重要なことが、信号関係などの確認です。鉄道の信号設備は民鉄各社は独自のものを採用しているため、相鉄線は相鉄用の信号設備、東急線は東急線用の信号設備とそれぞれ中身が違います。それを切り替えながら運転をするのですが、それが問題なく機能するかのテストも兼ねているのです。
しばらくの間は、東横線、目黒線でも横浜ネイビーブルーの車両による試運転が見られるのでしょう。もっとも開業すれば、日常の風景になりますが。