9月22日から23日の1泊2日で行った伊豆への秋合宿は、
幸い雨にも降られず、たのしく無事終了しました。
詳細のお知らせは秋合宿(2)終了後にまとめてレポートします。
9月22日から23日の1泊2日で行った伊豆への秋合宿は、
幸い雨にも降られず、たのしく無事終了しました。
詳細のお知らせは秋合宿(2)終了後にまとめてレポートします。
2019年8月17、18日の土日で、鉄道子ども会3回目の夏合宿を伊豆で行いました。
1日目 8月17日
朝8時20分にいつもの横浜駅北通路北改札に集合。みんな時間前から来ているのには本当に感心します。定時には切符の関係(南伊豆フリー切符は、伊豆急線内以外では途中下車できない)で改札の外に出られない人を含めて全員そろい、簡単な説明をしてからホームに移ります。いつもわくわくする瞬間です。
東海道線は、先にきた電車は途中の大船でこれから乗車する快速に抜かれるので、快速を待ちます。快速はさすがに混んでいて座れるような状況ではなく、立って乗って行きます。
熱海まで1時間少しですが、子ども達はいろいろな情報交換に余念がありません。最近の話題は相鉄の相互直通がらみの話と京急の話が多いようです。スマホでYoutubeを見せ合ったりしている子もいるのですが、周りのことも考えるとちょっと微妙かも。
熱海で伊豆急のホームに移動すると、ちょうど折り返しのキンメ電車が着いたところでした。早速先頭の展望車?に向かいます。ほとんど空席でしたので前面展望を楽しめる席に乗車。伊豆急下田まで、普段なかなか味わえない景色をみんな充分に味わうことができました。
終点の伊豆急下田にはちょうどお昼に到着。定例の記者会見(記念撮影)を実施です。鉄道子ども会では、いつのころからか、記念撮影のことを記者会見と呼んでいます。ちょっと不思議ですね。
伊豆急下田では、8月に新装開業した下田ロープウェイに乗ります。乗り場は下田駅からすぐ。30名の団体ですので、団体割引を使ってちょっとだけお得に乗車します。比較的大型のロープウェイですが、30人乗るとさすがにいっぱい。でも緑の中を下田の街が一望できる寝姿山山頂はあっという間です。
寝姿山山頂では、休憩所でお弁当タイム。場所が小さいので、班ごとに交代で食事をします。この辺はみんな手慣れたものです。鉄道子ども会では、班行動が基本なのですが、班長もこの頃にはだいぶ慣れて、子ども達をうまくまとめてくれるようになります。
寝姿山の山頂からは、下田の街だけでなく、下田港も一望できます。江戸時代の末期にアメリカ合衆国のペリー提督らの軍艦が入港したのは有名ですが、この山の上の見張り台から当時の人たちは様子を見ていたのだそうです。
寝姿山見学も終わり、実はそのあと下田の街の散策&クイズも用意していたのですが、あまりの暑さと時間の関係で急きょ予定を変更し、そのまま下田駅に戻ります。
下田駅で時間調整後、いよいよ特急「踊り子」114号に乗車です。伊豆高原までと短い時間ではありますが、会として有料特急うに乗車するのはかなり珍しいと思います。自由席は東京よりの2両。土曜夕方の上りはそれほど混んでいません。
まもなく引退が決まっている、185系電車へ乗車となりますので、みんなで記者会見。この185系電車も会長が中学生くらいの時の新車ですから、随分と永く走っているものです。抵抗制御で扱いが比較的簡単ということも長寿に関係しているのでしょうか。
せっかくの特急電車ですが、あっという間に伊豆高原に到着です。ここから、送迎車で今晩の宿に向かいます。約10分ほどで到着しますが、なんとやどのすぐ横を伊豆急線が走っていて、林の関係で姿は見えないのですが、音はちゃんと聞こえるというロケーションでした。
宿はコテージ形式でしたので班ごとに分かれて部屋に入ります。会の仲間と一緒に寝るのも楽しいでしょうね。
夕食は、宿自慢の?BBQコーナーを貸し切ってのバーベキュー。お肉におさかなに焼きそばにとおいしい食材が並びます。特にキンメのホイル焼きおいしかったですね。
食事も終盤に差し掛かったころ、突然高校生会員のK君の誕生会が始まりました。本人には知らせず、有志で準備を進めていたようですが、なかなか良い取り組み方だと思いました。会員の成長が分かってうれしかったですね。
夕食後は班ごとにお風呂に入り就寝。ほとんどの部屋ですぐに爆睡モードだったようです。
2日目 8月18日
普段は遅くまで寝ている子もいるのだと思いますが、みんな7時には起床して部屋の片づけ。中には5時過ぎに起きて朝風呂に入っていた子もいました。7時半ごろから朝食。さすがにお盆明けの土日でレストランは混んでいて、外のテラス席で食事をとります。
みんな朝から元気。体調の悪そうな子もいなさそうです。部屋に戻って荷物をまとめ、9時頃より送迎車で駅に向かいます。団体なので、宿の送迎車でピストン輸送です。
10時に伊豆高原駅に全員そろいます。ここで伊豆急行の役員の方からご挨拶をいただきます。
その後徒歩数分の伊豆高原車両区に向かいます。線路わきの建物ですので、すぐにわかります。まずは3階の会議室で会社の説明と注意事項を聞きます。本当に車両の整備などを行っているところですので、危険なところもありますので、真剣に聞いています。その後ヘルメットをかぶって見学に出発です。
まず車輪関係の見学。いろいろな車輪が予備品として保管されていて、不具合が発生しても対応できるようになっています。また車輪を丸く削るための機械を見学。フラットが出た時の修正もここで行っているそうです。
そのあと、検査中の車両の下のピット(穴)に入って、電車を下から覗きます。下から見るとやはり電動車のモーターがいかに大きいかが分かります。これだけの大きさのモーターがないと重い電車は動かないのですね。
さらに場所を移動して、電車の洗浄を車内から見ます。一往復するのですが、最初は洗剤の入った水で洗って、帰りは真水で洗い流すのだそうです。迫力がありました。ただ、先頭部分はこの洗浄機では洗えないので、そこは手作業なんだとか。
先日勉強会でも学んだパンタグラフがありましたので、身近で見学。さすがに実物を見ると理解が進みます。
検査中のザロイヤルエクスプレスの前で記念撮影
先日退役した古豪103型の前でも記念撮影。この電車は伊豆急線開業時の車両だそうです。
最後に乗務区を見学させていただき、乗務点呼の様子を見学させていただきました。将来の運転士を目指す子どもたちには、とても新鮮だったようです。
そのあと質疑の時間。いろいろな質問が出ました。案内いただいたKさんは、先日まで乗務をされていたとのことで、基本何でもこたえていただけました。
貴重な見学をさせていただいた伊豆急の皆様にお礼を言い、帰路につきます。
帰りは各駅停車で熱海、そこからも快速で横浜とトラブルもなく、少し予定より早めに到着となりました。
今回は夏の伊豆という繁忙期にも拘わらず伊豆急の皆様にはご対応いただき、本当に感謝です。関係者のみなさま本当にありがとうございました。
また子ども達には、日帰りの見学会とはまた違った成長の機会が出来たのかなと思いました。引率いただいたスタッフや保護者のみなさま、ありがとうございました。