雨男はだれかはともかくとして、今年も幸先悪く行事が雨天スタートの鉄道子ども会でしたが、今日は大宮にあるJRの鉄道博物館に行ってきました。
朝10時のオープン前に着きたいということで、8時半前の湘南新宿ラインで東戸塚を出発。土曜日とあってさすがに混んではいませんが、座らずに先頭車両で前の風景を楽しみながら大宮へ。行き過ぎる信号機をみながら、ああだのこうだのと、夏に行った勉強会の成果が少しは出ているかな?
大宮からは、一駅だけ新交通システムのニュートラムラインに乗車。大宮駅でちょうどぐるっとUターンをするような珍しい線形でちょっとびっくり。あっという間に隣の「鉄道博物館(大成)」駅に到着です。
駅を出るとすでに入場の列が出来ていましたが、早めに行かないと整理券がもらえないというミニ運転列車は雨天のため午前は運休とのことで、ちょっとがっかり。銘々持参のSuicaを使って入館料を納めて早速見学開始、1階の車両展示コーナーに進みます。
ここがメインの展示会場で、歴代の車両がバランスよく展示されています。しかし私の学生時代に現役だった車両が展示されているというのは、ちょっと複雑な気持ちです。
一通り見るだけで1時間以上かかりましたが、今回はお弁当持参でないことと、雨のためか入場者が多くなってきたために早めの昼食にします。後で全体を見て判ったことですが、お弁当を持参して食べることが出来るスペースがいろいろなところにあり、工夫されていると感じました。駅弁の販売所もあり、そこもにぎわっていました。次回は駅弁を買って、フリースペースで食事というのもありだと思いました。
食事後には、午後から運転再開されたミニ運転列車の整理券ももらって、さらに広い館内を見学します。イングランドのヨーク鉄道博物館までの規模はありませんが、なかなかの展示内容です。しかしシミュレーターや体験系のものには人だかりがしているのに、技術系の展示やライブラリーには人も疎らというのは、運営にも難しい面があることを物語っています。
外に展示されているキハ11を見ていた時に、なにやら遠くから蒸気機関車の汽笛が。最初は館内の蒸気機関車の汽笛かとも思ったのですが、響き方が違います。すると、なんと本物のSLが、隣の大宮工場の試験線を走ってきました。C58が、修理・点検を終えて最後の確認のための試運転をしているようです。これには館内のお客さんも大喜び。私たちも記念写真をぱちり。思いがけないプレゼントになりました。
このあとミニ運転列車に乗った後、かえって来ましたが、さすがに見ごたえがありました。またかなり歩いたので、帰りは「疲れた」を連発する団員もおり、今後は体力づくりのプログラムも活動に入れなければと心に誓ったのでした。